めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月2週)―県漁連14.3ベクレル、福島県は全数ND、福島のヒラツメガニ―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。8月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。
  ①検査数1446件中に基準超え無し
  ②平均は、1キログラム当たり0.85ベクレル、最大60ベクレル(福島県産コモンカスベ)。

 基準超えはありませんが、本当に「安全」なのか(=^・^=)は心配です。

1.県漁連14.3ベクレル、福島県は全数ND、福島のヒラツメガニ
 福島県のお魚は福島県の他に福島県漁連が出荷毎に検査をしています(8)。8月6日に取れたヒラツメガニから1キログラム当たり14.3ベクレルのセシウムが見つかったので(9)、福島県の検査結果と比較してみました。
 福島県漁連の検査に比べ低く出る福島県のヒラツメガニの検査
 ※1 県漁連は福島県漁連の略
  ※2 NDは検出限界未満を示す
  ※3 日付は取れた日
  ※4 (1)(9)にて作成
  図―1 ヒラツメガニのセシウム濃度

 福島県漁連がヒラツメガニの検査結果を公表したのは2014年6月以降なので、その期間の検査結果を見ると
 福島県 検査55件中の全てで検出限界未満(セシウムが見つからないこと、ND)
 福島県漁連 検査55件中7件でセシウムを確認

 明らかに違います。偶然に起こる確率を計算したら0.8%なので偶然とは言えません。以下に偶然に起こる確率(危険率)の計算結果をしめします。計算方法な(=^・^=)の過去の記事によります(10)。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
有意差検定表
 同じ様な事が福島県産アワビでも起こっています(11)。福島県の検査は、福島県漁連の検査に比べ低くでます。本来なら、福島県の検査はゲルマニウム検出器による精密検査ですが(12)、福島県漁連の検査はNaIやCsIによる簡易検査なので、福島県の検査の方でより高頻度にセシウムが見つからなくてはなりません。福島県と福島県漁連検査は明らかに違います。
 福島県の検査は他とも合いません。福島県いわき市と茨城県北茨城市は県境を挟み隣接しています。お魚は県境に関係なく行き来できるので、同じ種類のお魚を測れば福島県いわき市産の方が北茨城市産に比べ福島第一原発に近い分だけ高く出なくてはなりません。しかし結果は逆でした。
 北茨城市のムラソイのセシウム濃度が高くなっています。平均をとると1キログラムで
  福島県が検査したいわき市のセシウム濃度 11ベクレル
  茨城県が検査した北茨木市のセシウム濃度 17ベクレル
で北茨城市の方が高くなっています(5)。
 (=^・^=)は以前の記事で(13)で、今年の福島産ハチミツの検査結果を示しましたそれによると
  福島県外検査(流通品) 検査1件で1キログラム当たり35ベクレル(国立医薬品食品衛生研究所)
  福島県検査(非流通品)検査38件中36件で検出限界未満(ND)、最大でも1キログラム当たり8.8ベクレル
 で全く合いません。福島県の検査は福島県漁連や福島県外の検査機関より低い値がでます。
 福島産は他の検査機関より低くでる検査で「安全」とされ出荷されています。

2.2013年基準超えの伊達のブルーベリーの検査は2年連続でたった1件
 今は消えて(消して)しまったのですが、2013年に福島県は福島市産伊達市産のブルーベリーから基準値を超える1キログラム当たり150ベクレルのセシウムが見つかったと発表しました(14)(15)。ただし、厚生労働省の発表(1)にはなく出荷制限も実施されませんでした(14)。福島県いわき市のブルーベリー園は閉園の時期を迎えました(15)。福島のブルーベリーの季節は終わりのようです。そこで基準値超えをおこした伊達のブルーベリーが心配です。以下に伊達のブルべーりの検査回数を示します。
 基準値超えが見つかった後は年1回となった伊達のブルーベリー検査
  ※(1)(14)を集計
 図―2 福島県伊達市産のブルーベリーの検査回数

 2014年、15年ともたった一回です。結果がたとえ検出限界未満(ND)でも1回の検査では「安全」とは言えません。福島県伊達市産のブルーベリーは2013年には9件の検査をしていますが、6件は検出限界未満(ND)です。それでも基準値超えのセシウム汚染ブルーベリーが見つかっています。
 福島産はセシウム汚染リスクの高い物の検査を避けています。このような例は他にもあります。福島産モモの検査はセシウム汚染リスクが高い市町村ほど検査が荒くなっています(16)。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 福島県で農業生産額がトップの福島県郡山市では死者数が13%も増えています。ただし、農業はあまり盛んでないいわき市は別です(17)。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県は夏秋トマトに関しては全国でも有数の産地です。福島のトマトは美味しいそうです(18)。8月に入り福島県いわき市もトマトのシーズンです(19)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(21)を引用
 図―3 福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第942報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月1週)―ムラソイは福島いわきは11ベクレル、北茨城は17ベクレル―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(8)中の「検査体制」
(9)中の「 これまでに各漁協が行った自主検査結果についてご覧いただけます。⇒◆ いわき地区      (更新日 平成27年8月6日)」
(9)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(10)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月)―県漁連は10%超、福島県は1%以下、福島産アワビのセシウム検出率―
(11)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月)―県漁連は10%超、福島県は1%以下、福島産アワビのセシウム検出率―
(12)組織・主な業務と連絡先中の「分析課 ⇒ 県内農林水産物の緊急時モニタリング検査業務 」
(13)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月3週)―危険な汚染食品を垂れ流す福島県―
(14)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月2週)-基準値を超た伊達市の果物は検索データベースに乗せない福島県―
(15)ブルーベリーから 基準超のセシウム検出 福島・伊達市で採取 (FGW) | Finance GreenWatch
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  1. 2015/08/11(火) 19:40:42|
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