めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島市の死者数9%増(対2010年3-7月)、でもいわきは別

 福島県福島市の7月中の人口動態が発表になったので(1)、3月~7月の死者数を原発事故前の2010年の値を比較してみました。
  原発事故5年目の2015年(3―7月) 1,247人
  原発事故前年の2010年(3-7月)  1、146人
で9%増です。偶然に起こる確率を計算したら3.9%程度なので統計的な差があるといっても差支えないと思います
 同じ福島県内でもいわき市は
  原発事故5年目の2015年(3―7月) 1,731人
  原発事故前年の2010年(3-7月)  1、680人
で微増で、統計的な差はありません。(=^・^=)なりに福島市といわき市の違いを調べたら、福島市はいわき市に比べ農業が盛んでセシウム汚染が酷い市でした。
 福島県には人口30万人程の市が3つあります。郡山市(人口約33万人(3))、いわき市(人口約32万人(4))、福島市(人口約28万人(1))です。4位の会津若松市が約12万人(5)なので郡山、いわき、福島は福島県の3大都市とえると思います。以下に位置を示します。
いわき市に比べても汚染が酷い福島市
※1(6)の数値データを元に(7)に示す手法で8月1日時点に換算
 ※2 放射線量は2015年8月1日時点
 図―1 福島県福島市といわき市

 福島市の7月中の人口動態が発表になったので、各年3-7月の死者数を集計してみました。以下に福島市の死者数の推移を示します。
原発事故以降に死者数が増えたままの福島市
※(1)を集計
 図―2 福島県福島市の死者数(各年3-7月)

福島原発事故後から死者数が増え、
  原発事故5年目の2015年(3―7月) 1,247人
  原発事故前年の2010年(3-7月)  1、146人
偶然に起こる確率を計算したら3.9%程度なので統計的な差があるといっても差支えないと思います。

 
 以下にいわき市の死者数を示します。
原発事故後も増加傾向が無いいわき市の死者数
 ※(4)を集計
 図-3 福島県いわき市の死者数(各年3-7月)

 原発事故後もそれ程には増えていません。  
  原発事故5年目の2015年(3―7月) 1,731人
  原発事故前年の2010年(3-7月)  1、680人
で微増で、統計的な差はありません。

 2市の違いについて(=^・^=)なりに調べてみました。図―1に示す通り、福島市は内陸の市ですので、原則、津波被害はありません。一方でいわき市は沿岸部の市で津波被害がありました(8)。
 図―1に示すようにセシウム汚染に2市では差があります。以下に福島県は県民健康管理調査・基本調査で福島県民の被ばく線量を調査しています(14)。これを集計すると福島市は福島原発後か4ヶ月でICRPが1年間の公衆の被ばく限度として定める1ミリシーベルトを超えて平均1.42ミリシーベルトの被ばくをしています。
福島県内でも高い福島市の被ばく線量、低い南会津郡

 ※(14)を集計
 図―4 福島県各市町村の平均被ばく線量(原発事故4ヶ月)

 図―4に示す通り、2市で比較すると福島市はいわき市にくらべ汚染が酷い市です。1位の飯舘村は原発事故後にしばらくして避難したので、避難区域を除けば二本松市が最高の値ですが、福島市も同じレベルです。セシウム汚染の度合いを見れば
 福島市 ―避難地域を除けば酷い場所
 いわき市―福島県内ではセシウム汚染が相対的に低い場所
になります。
 以下に原発事故前年の福島県各市および南会津郡の農業生産額を示します。
農業が盛んな福島市、そうでもないいわき市
 ※(11)を転載
 図―5 福島県各市および南会津郡の農業生産額

 原発事故前年には福島県随一の農業生産額を達成していました。但し人口は約28万人と、福島県第3位ですので、農業が盛んな市です。
 農業は果樹中心となっています。
果樹栽培が盛んな福島市
 ※(12)を引用
 図―6 福島市の農業の構成

 ただ、福島原発事故により図―1に示す様に福島市内は放射能に汚染され福島産を正しく恐れる多くの方の買い控え主力のモモの価格が大幅に下落しました。
原発事故後下落した福島のモモ価格
 ※(13)を引用
 図―7 原発事故後に低迷した福島のモモの価格


このためでしょうか?2011年は農業出荷額の首位を郡山市に渡してしまいました(14)。それでも(=^・^=)は農業が盛んな市だと思います。福島市の果物は原則露地栽培であり、福島原発事故によて放射能が木にあたったで、それなりの放射能汚染リスクがあると思います。
 農業が盛んでセシウム汚染の酷い福島市では死者数が大きく増え、そうでもないいわき市はそれ程でもない。これは明確な事実です。
 
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
このようなデータが出てくると、福島の方は不安だと思います。
 福島県いわき市では子育て世代を対象に、福島産の安全性に関するセミナーが開かれたそうです(15)。
福島の安全性に関するセミナーの様子
※(16)をキャプチャー
 図ー8 いわき市で開かれたセミナーの様子

効果はないようです。福島県いわき市にはトマト加工品で有名なK社のトマト生産拠点があります(17)。K社の製品は「安全」だそうです(18)。でも福島県いわき市のスーパーのチラシにはK社のトマト製品はありません。
他社はあってもK社のトマト製品がない福島県いわき市のスーパーのチラシ
 図―9 K社のトマト製品が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。計算方法は(=^・^=)の過去の記事(20)の通りです。
  表―1 偶然に起こる確率の計算結果(福島市)
有意差検定表(福島市)

 表―2 偶然に起こる確率の計算結果(いわき市)
有意差検定表(いわき市)

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)推計人口 - 福島市ホームページ
(2)仮説検定 - Wikipedia
(3)郡山市の現住人口/郡山市
(4)地区別世帯数・男女別人口|いわき市
(5)会津若松市の現住人口 | 会津若松市
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(8)東日本大震災による津波被災現況調査結果|いわき市
(9)第19回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料の掲載について(平成27年5月18日開催) - 福島県ホームページ
(10)飯舘村 - Wikipedia
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島市死者数13%増(対原発事故前)(2014年5月ー15年4月)-でもいわき市は別―
(12)統計データ
(13)ふくしま復興のあゆみ第11版の一部に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。 - 福島県ホームページ
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市の死者数12%増(対原発事故前)、でも増えていないところもある。
(15)ニュース|福島中央テレビ
(16)スイッチ20150818 TUFchannel
(17)企業情報トップ > ファン株主のみなさまへ > 株主イベント > 対話・交流の会 > いわき小名浜菜園モニター見学会のご報告
(18)カゴメ株式会社 > 安心・安全への取り組み
(19)イトーヨーカドー 平店
(20)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
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  1. 2015/08/19(水) 19:47:49|
  2. -
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