めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

柏崎刈羽原子力発電所30周年―廃炉しか道はない―

 柏崎刈羽原発1号機が1985年9月18日に運転を開始してから今日で30年になります(1)。(=^・^=)は「廃炉」以外の選択はないと思います。
 柏崎刈羽原子力発電所は柏崎刈羽原子力発電所(かしわざきかりわげんしりょくはつでんしょ)は、新潟県柏崎市と、同県刈羽郡刈羽村にまたがる東京電力の原子力発電所である。1号機から7号機までの7基の原子炉を有し、合計出力821万2千キロワットで、7号機の営業運転開始1997年7月2日時点で、それまで最大だったカナダのブルース原子力発電所を抜き、世界最大の原子力発電所となりました。発電された電気は首都圏に送電されていますが、この発電所が所在する新潟県は、東京電力の事業地域ではなく、東北電力の事業地域です。すなわち地元に電気を送らない原子力発電所です。1号機が1985年9月18日に運転を開始してはら30年になります(1)。
柏崎刈羽原発
※(1)を引用
 図―1 柏崎刈羽原子力発電所

2007年には想定外の地震に襲われ、3号機タービン建屋1階で2058ガル(想定834gal)、地下3階で581ガル(想定239gal)、3号機原子炉建屋基礎で384ガル(想定193gal)を観測しされました。そして火災が発生しました(1)。
 brg130418b.jpg
 ※(2)を引用
 図―2 煙もくもくの柏崎刈羽原子力発電所

 そして放射性物質漏れも起きました(3)。この結果、原発を正しく恐れる多くに方が柏崎やその近隣区域を避けるようになり、大きな被害を受けました(1)。
 4年後の2011年には同じく東京電力の福島の原発で想定外の津波に襲われ大事故を起こしました(4)。東京電力は所有するすべての原子力発電所で想定外の災害に襲われ放射能漏れ事故や火災を起こしています。常識的に考えれば、想定が甘かったと言わざるを得ません。
 東京電力は反省したふりをしているようですが(5)、東電の発表資料をみるとおよそ反省しているようには見えません。東京電力は2014年9月に柏崎刈羽原発の適合性申請を行いました(6)。(=^・^=)なりに数えるのこれまでに合同審査も含め78回の審査が行われています。
 ピッチが上がった柏崎刈羽原発の適合性審査
 ※(6)(7)を集計
 図―3 柏崎刈羽原発の適合性審査会合の累積回数

 当初はあまり進まなかったのですが今年(2015年)に入りピッチを上げています。ただし、福島第一原発事故の原因となった津波についてはあまり審査が進んでいないようです。東電の発表(6)や原子力規制委の発表(7)を見ると津波について審査されたのは2回です(8)(9)。その資料を見ると東京電力は柏崎刈羽原発の津波想定を最大8.5mと想定しているようです(8)。以下に富山県の津波想定を示します。
柏崎刈羽付近では20m近い富山県の津波想定
 ※(11)と地図で作成
 図-4 富山県の津波想定

 富山県の想定では20m近くの津波を予想しています。この違いがどこから来るかを(=^・^=)なりに資料(8)(10)を比較すると、柏崎刈羽原発の直ぐ西側にあるユーラシアプレートと北米プレートのプレート境界の評価です。
プレート境界の側にある柏崎刈羽原発
※(11)に加筆
 図―5 プレート境界

 富山県はここでも地震を想定していますが、東京電力は想定していません。福島第一原発事故は東電が想定してなかった(想定を避けていた)津波によるものです(12)。原発の安全を最優先に考えるなら、可能性のある事態の想定は全て行い最悪の事態に耐えうるようにしなければならないと思いますが、東電にはそのような姿勢は無いようです。結局は福島原発事故前と体質は変わっていないと思います。
 原発の再稼働には色々な議論があると思います。原発を推進する最大の理由は電力の安定供給だと思います(13)。でも冒頭に書いた通り柏崎刈羽原発は地元に電気を供給していません。柏崎刈羽原発の再稼働しても地元にはメリットがありませんが、原発事故や放射能漏れのリスクは負います。全ての技術はメリットとリスクのトレードオフだと思いますが、リスクだけあってメリットの無い物が(=^・^=)には認められるとは思えません。柏崎刈羽は「廃炉」以外の道はないと思います。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 新潟の読者から不愉快極まりない動画が送られていました。東電が新潟地区で流しているCMです。
反省が見えない東電のCM
 ※読者提供
 図―6 東電が新潟地区で流してるとされるCM

CMの内容は柏崎刈羽原発の安全性を強調するものです。
 「教訓をふまえて」
と主張するなら、自らの想定が正しいか随時の見直しを行い原子力安全の向上に努めるべきですが、そのような姿勢が見られない事は本文に記載した通りです。そして東電は福島を避ける行為を「風評被害」と批難しています(14)。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県いわき市産米の今年の全袋検査結果が出ていました(15)。福島県いわき市では新米のシーズンが始まったようです。福島県いわき市産米は福島復興のシンボルとも湯べきフラガールの皆さん(16)が全面にたって宣伝しています(17)。安倍出戻り内閣は福島産米は「安全」だと主張しています(18)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(19)を引用
 図―7 福島産が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipedia
(2)博多っ子の元気通信:次々と明るみに出る柏崎刈羽原発の被害状況 - livedoor Blog(ブログ)
(3)柏崎刈羽原子力発電所6号機の放射性物質の漏えいについて|TEPCOニュース|東京電力
(4)福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia
(5)原子力改革の取り組み|東京電力
(6)原子力発電 | 安定供給を支える電力設備|東京電力
(7)柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 関連審査会合 | 原子力規制委員会
(8)第149回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 | 原子力規制委員会
(9)第185回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 | 原子力規制委員会
(10)津波シミュレーション調査の調査結果の概要|富山県中の「富山県津波調査研究業務業務報告書」
(11)南海地震発生のメカニズム - 坂出市ホームページ
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は「未必の故意」?
(13)九州電力 必要性
(14)風評被害対策について - 東京電力
(15)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(16)東北復興のシンボル・「フラガール」、その笑顔の陰に… | webマガジン | ethica(エシカ)~私によくて、世界にイイ。~
(17)いわき市産ブランド米「Iwaki Laiki」好評販売中 | いわき市 観光情報サイト
(18)福島県産の食品の安全性について -首相官邸ホームページ-
(19)平尼子店 | マルト - 店舗情報
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  1. 2015/09/18(金) 19:50:50|
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