めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月)―福島いわき産マダコからセシウム、でも福島県の検査は74件全数ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。9月中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)~(6)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先月に続き今月もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(7)。
  ①検査数4,752件中16件の基準値超え(全体の*%)
  ②平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大420ベクレル(群馬県産サクラシメジ:キノコ、流通品)。
  ③基準超の食品が岩手、宮城、福島、群馬、千葉、山梨で見つかっています。
4年半経っても流通品ですらセシウム汚染食品が見つかる
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(8)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年9月)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(9)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.福島いわき産マダコからセシウム、でも福島県の検査は74件全数ND
 福島県漁連の発表によると福島県いわき市沖で捕れたマダコから微量ですがセシウムが見つかりました(10)。一方、福島県の検査では2013年以降に74件の検査をしていますが全数が検出限界未満です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら2.6%で偶然とは考えにくいです。検査結果が合いません。当該のマダコからは福島県漁連および福島県水産試験場の検査で共にセシウムが見つかっているので、こちらは正しいと思います。
 福島県の検査はセシウムがあっても見つけられない他より低く出る検査です。その検査を元に福島産は「安全」とされ出荷されています。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※1 計算方法は(11)による。
 ※2 福島県漁連は県漁連と略す
有意差検定表

 福島県産マダコの名誉の為に付け加えるなら、見つかったセシウムは1キログラム当たり9ベクレルで、この程度ならセシウムに関しては問題はないと(=^・^=)は思います。

2.福島市のリンゴ園はまもなく開園―検査はしていません―
 あと少しで10月です。福島はモモの季節が終わりリンゴの季節になります(12)。福島県の最大のリンゴのの産地の福島市(13)では9月15日くらいからリンゴの出荷が始まっています(14)。まもなく福島市ではリンゴ園が開園します(15)。福島県は福島産リンゴは検査で安全が確認されていると主張しています(16)。そこで最大産地の福島市のリンゴが検査されているか福島県が運営するサイト(17)で確認してみました。そしたら検査結果が出て来ません。福島県は最大産地を検査せずに福島産リンゴは検査されていて安全だと主張しています。
 福島産は最大産地が検査されていなくとも「検査で安全が確認された」として出荷されます。

3.福島県郡山市のクリのセシウム濃度は16倍
 福島県郡山市のクリから1キログラム当たり80ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(6)。去年の15倍です。でもクリのセシウム濃度の上昇は郡山市以外にも天栄村、白河市でも上昇しています。以下に様子を示します。
上昇したクリのセシウム濃度
※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)を示す。
 図-2 郡山市・天栄村・白河市産クリのセシウム濃度

 以下に位置を示します。
放射能汚染が続く福島県
※放射線量は(18)の数値データを(19)に示す方法で9月1日に換算
 図―3 福島県郡山市・天栄村・白河市

 この3つの市や村は隣接しいるのでなにか共通の要因がありと思います。共通の要因として
 ①福島第一原発の西南西にある。
 ②奥羽山脈の東側にある。
 ③原発事故から4年半過ぎても国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(20)を超えている場所が広がっている。
などです。福島第一原発から放射能が飛んで来た実績があるので、福島第一がフォールアウト起こせばまた飛んで来る可能性があります。
 8月7日に福島第一では放射性物質の飛散を検知するダストモニタの警報がなりました。この時に風は北北東から西南西に吹いていました(21)。郡山市、天栄村と白河市は風下になっています。
 福島産のセシウム濃度はいつ上がるか分かりません。



<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・最大産地を検査しなくても「検査で安全が確認された」とされる福島産
 ・セシウム濃度がいつ上昇するか分からない福島産
そして福島から福島県いわき市産のお魚を「常磐もの」としてPRするとのニュースが流れてきました(22)。「常磐」とは「常陸国(茨城県の大部分)と磐城国(福島県浜通り)の総称」であって(23)、福島県沿岸部を指す言葉ではありません。ほとんど産地偽装です。これでは福島の方も心配だと思います。
 福島県福島市で東北最大規模となる「復興牧場」が落成したそうです(24)。
復興牧場の落成を伝えるFCT
  ※(25)をキャプチャー
 図―4 「復興牧場」の落成を伝える福島のローカルTV局(FCT)

 でも前途は多難なようです。福島県福島市のスーパーのチラシには福島産牛乳はありません。
県外産はあっても福島産牛乳が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図―5 福島産牛乳が無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第946報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(第947報) |報道発表資料|厚生労働省
(5)食品中の放射性物質の検査結果について(第948報) |報道発表資料|厚生労働省
(6)食品中の放射性物質の検査結果について(第949報) |報道発表資料|厚生労働省
(7)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月)―ムラソイは福島いわきは12ベクレル、でも北茨城は21ベクレル―
(8)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(9)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(10)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです中の「漁協によるスクリーニング検査結果 ⇒いわき地区 」
(11)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(12)ミスピーチキャンペーンクルーのブログ 9/5 RockCorps supported by JT
(13)[PDF]くだものづくりがさかんな福島盆地
(14)「早生ふじ」・「緋のあづま」の出荷始まる - ブログ
(15)福島 りんご狩り特集 | 一般社団法人 福島市観光コンベンション協会公式ページ こらんしょふくしま
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「果物⇒リンゴ、中通⇒福島市」で検索
(18)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(20)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(21)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月2週)―下請けさんがWで死亡―
(22)「常磐もの」PR強化へ いわき市がロゴマーク製作など | 県内ニュース | 福島民報
(23)常磐 - Wikipedia
(24)「復興牧場」待望の完成 乳牛、2日に搬入 | 県内ニュース | 福島民報
(25)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中の「2015年9月25日(金)放送」
(26)ヨークベニマル/お店ガイド
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  1. 2015/09/29(火) 19:42:21|
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