めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島県県北地域の死者数は8%増、会津は別(対2010年3-8月)

福島県の8月中の人口動態が発表になったので(1)、各年3-8月の福島県内の死者の集計しました。
 ①福島県内でも汚染の酷い県北地域
  原発事故前年(2010年3-8月) 2、574人
  原発事故5年目(2015年3-8月)2、780人
で8%増で、偶然に起こる確率は0.49%で偶然とは思えません。
 ②福島県内では汚染が県北に比べれば汚染の少ない会津地域
  原発事故前年(2010年3-8月) 1,991人
  原発事故5年目(2015年3-8月)1,944人
で少し減っていますが、統計的な差はありません。
 福島県は福島県を7つの地域に分けています(1)。このうち避難地域が広がる相双を除く6つの地域について各年の死者数を集計してみました。ただし人口15万人以下の県南と南会津は統計的なばらつきを抑えるため、それぞれ県中および会津と合わせて集計しました。なお一般に会津と言えば南会津も含めます(2)。
避難地域を除けば福島県内でも汚染が酷い福島県県北地域
 ※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で10月1日時点に換算
 ※2 地域区分は(1)による。ただし県中・県南は県中南に会津、南会津は会津に統合
 ※3 避難区域は(5)による
 図―1 福島県の地域分け

 図に示す通り避難区域は大部分が相双地区になります。以下に福島県が実施している原発事故から4ヶ月(2011年3月11日~7月10日)の間の被ばく線量調査(6)でICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(7)を超えた方の割合を示します。
県北で高く会津・いわきで低い被ばく線量
 ※(6)を集計
 図-2原発事故後4ヶ月で1ミリシーベルを超えた人の割合

 図―1において汚染は相双地区で酷いのですが、被ばく線量は県北地区で高くなっています。これは相双地区の方が早めに避難した成果だと思います。また会津地域の被ばく線量も低くなっていますが、これは会津が福島県内では汚染が少ないためと思えます。
 以下に各年3-8月の県北地域の死者数を示します。
有意に死者数が増えている福島県県北地域
 ※1(1)を集計
 ※2 震災犠牲者は(8)による
 図―3 県北地域の死者数の推移(各年3-8月)
  原発事故前年(2010年3-8月) 2、574人
  原発事故5年目(2015年3-8月)2、780人
で8%増で、偶然に起こる確率は0.49%で偶然とは思えません。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果(県北地域)
 ※計算方法は(9)による。
有意差検定表

以下に各年3-8月の会津の死者数を示します。
死者数が増えていない会津地域
※1(1)を集計
 ※2 震災犠牲者は(8)による
 図―4 会津の死者数の推移(各年3-8月)

  原発事故前年(2010年3-8月) 1,991人
  原発事故5年目(2015年3-8月)1,944人
で少し減っていますが、統計的な差はありません。
 なお他地域も含めた死者数の増加率は以下の通りです。
放射線量が高い程に増加が大きい福島県の死者数
 ※(1)(6)を集計
 図―5 2010年3-8月に対する2015年3-8月の死者数の増減

 福島県内でも汚染が酷い県北地方では有意に死者数が増え、県北地方に比べれば汚染が少ない会津では死者数は増えていません。これは明確な事実です。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。

 福島からは放射能汚染が酷い避難区域でも稲刈りが始まった等の(10)の稲刈りのニュースが流れてきます。
元は避難区域だった広野町の稲刈り
 ※(11)をキャプチャー
 図―6 旧緊急時避難区域の広野町の稲刈りを伝える福島県のローカルTV局(TUF)

福島県郡山市では福島県産米の全袋検査数が8万件近くになりました。
福島県で新米が一番多く収穫されている郡山市
※(12)を集計
 図―7 福島県産米の全袋検査数(上位5市)

 福島は新米の季節です。福島県郡山市のお米は「あさか舞」といって美味しくて安全だそうです。なんでも
 「郡山がある『安積(あさか)平野』は、粘土質の肥よくな土壌、天を映す鏡のような湖『天鏡湖』と形容される東北最大の湖『猪苗代湖』からの豊かな水、そして米づくりに適した気候など、お米作りには最良の条件を備えているためです。」
とのことです(13)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米は載ってません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(14)を引用
 図―8 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(平成27年8月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)会津 - Wikipedia
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(5)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)第19 回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成27年5月18日開催) - 福島県ホームページ
(7)ICRP: ICRP Publication 103
(8)震災・復興 - 福島県ホームページ中の「2015年7月24日更新平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報」
(9)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(10)葛尾で稲刈り開始 安全確認後、5年ぶり出荷へ | 県内ニュース | 福島民報
(11)スイッチ20150930 TUFchannel
(12)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を10月1日に閲覧
(13)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(14)2015年10月1日(木)〜10月2日(金)までの鎌倉屋折込チラシをチェックしよう!
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  1. 2015/10/01(木) 19:48:38|
  2. -
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  4. | コメント:2
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コメント

8%の後に「増」を付けた方が

「福島県県北地域の死者数は8%、会津は別(対2010年3-8月)」はタイトルが分かりにくいです。
「福島県県北地域の死者数は8%増、会津は別(対2010年3-8月)」だと意味が分かりやすいです。
  1. 2015/10/01(木) 20:31:27 |
  2. URL |
  3. ふく #2B3L1McM
  4. [ 編集 ]

Re: 8%の後に「増」を付けた方が

ふく様
コメントありがとうございます。こっそり修正しました。

> 「福島県県北地域の死者数は8%、会津は別(対2010年3-8月)」はタイトルが分かりにくいです。
> 「福島県県北地域の死者数は8%増、会津は別(対2010年3-8月)」だと意味が分かりやすいです。
  1. 2015/10/01(木) 20:34:14 |
  2. URL |
  3. mekenekotama #-
  4. [ 編集 ]

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