めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島県郡山市の死者数は9.2%増(対2010年3-9月)、でも会津は別

 福島県郡山市の9月中の人口動態が発表されました(1)各年3月から9月の7ヶ月間の死者数で比較してもました。
 福島県郡山市の死者数は
  原発事故前の2010年3-9月    1,639人
  原発事故後5年目の2015年3-9月 1,790人
で約9.2%増えています。偶然に起こる計算したら約1%なので、およそ偶然とは思えません。 
同じ福島県内でも会津地方の死者数を集計したら
  原発事故前の2010年3-8月    1,991人
  原発事故後5年目の2015年3-8月 1,944人
で減っていますが、統計的な差はありません。
 福島県郡山市では鼻血は知りませんが(2)、葬式(死者数)は確実に増えています。
 福島県郡山市は福島県内陸の中央にある市です。
事故から4年7ヶ月経っても除染が必要な地域が広がる福島県郡山市
  ※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で10月1日時点に換算
  ※2 避難区域は(5)による。
  ※3 会津地方は(6)にいる。
 図―1 福島県郡山市と会津地方

 図に示す通り福島市は原発事故から4年7ヶ月経っても国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(7)を広い地域で超えています。ICRPが勧告する年間の公衆被ばく限度の年間1ミリシーベルト(8)を原発事故後の僅か4ヶ月で大部分の方が超えました。
8割近くが1ミリシーベルト以上の被ばくをした福島市、そうでもない会津
  ※(9)を元に作成
 図―2 原発事故後の4ヶ月(2011年3月11日~7月10日)で1ミリシーベルト以上被ばくした人の割合

 以下に福島県各市・地域の農業生産額を示します。
農業生産額福島県一位の郡山市
 ※(10)を集計
 図―3 福島県各市・地域の農業生産額

 以下に2014年度産米の全袋検査数を示します。
 米の生産が多い郡山市、少ないいわき市
 ※(11)を集計
 図―4 福島県産米全袋検査数(上位6市)

 郡山市の全袋検査数は150万袋で福島県随一です。
 以下に福島県各市町の牛の飼育頭数を示します。
牛の多い郡山市、少ないいわき市
 ※(12)を集計
 図―5 福島県内の牛の飼育頭数(上位6市町村)

 郡山市の牛の飼育頭数約9万頭で福島県随一です。郡山市は米と牛の生産が盛んな市です。
 郡山市で盛んな米も牛も過去に問題を起こしています。米は福島県が検査して「安全宣言」を出したのですが(13)、その後に福島県産米からは次々と暫定基準値超えが見つかったには記憶に残る所です(14)。福島産牛肉も福島県の検査では基準越えが無いのに、福島県外で基準値を大幅に超える福島産牛肉が見つかった(15)のも記憶に残るところです。以下に福島産牛肉の検査結果を示します。
福島県外検査に比べ大幅に低い福島県の牛肉の検査結果
 ※(16)を集計
 図―6 福島産牛肉のセシウム検査結果

 福島県の検査に比べ福島県外の検査がきわめて高い値になっています。福島汚染牛問題が生じた最大の原因は福島県の検査が他より低く出る奇妙な現象によるものだと思いますが、この点の説明はいっさいなされていないと思います。
 以下に郡山市の各年3-9月の死者数を示し増します。
原発事故後に死者数が増加した福島県郡山市
  ※(1)より作成
 図―7 郡山市の死者数(各年3-9月)

 福島県郡山市の死者数は
  原発事故前の2010年3-9月    1,639人
  原発事故後5年目の2015年3-9月 1,790人
で約9.2%増えています。偶然に起こる計算したら約1%なので、およそ偶然とは思えません。 
 福島県会津地方は図―1に示すように現時点は大部分が除染基準の毎時0.23マイクロシーベルト(7)を下回り、図―2に示す通り原発事故後4ヶ月で1ミリシーベルト以上の被ばくをした方は、それ程には多くありません。郡山市に比べれば放射能汚染がマシな地域だと思います。現時点(10月16日)では8月までの統計しか発表されていないので(17)3-8月の死者数を集計すると
  原発事故前の2010年3-8月    1,991人
  原発事故後5年目の2015年3-8月 1,944人
で少し減っていますが、統計的な差はありません。
 福島県郡山市では鼻血は知りませんが(2)、葬式(死者数)は確実に増えています。でも、放射能汚染が郡山市よりマシな会津地方ではこのような事は起こっていません。これは明確な事実です。このような事は福島市でも起こっています(18)。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 こんなデータが出て来ては福島の方は不安だと思います。まして福島産は他所より低く出る検査で「安全」とされ出荷されています(19)。福島県は福島産米のCMを10月14日から始めたそうです(20)。
福島産米CM
 ※(20)をキャプチャー
 図―8 福島県産米のCM

 福島県相馬市産の全袋検査数は6万袋を超え市の人口(約3万6000人(17))を超えました。福島は新米のシーズンです。福島県は福島産米は美味しくて安全だと主張しています(21)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―9 福島産が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
  以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(23)による。
有意差検定表

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)郡山市の現住人口/郡山市
(2)神戸新聞NEXT|医療ニュース|福島の鼻血「内部被ばくか ...2014/07/14
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(5)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)福島県 - Wikipedia
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)1mSv、100mSvの被ばく - 専門家が答える 暮らしの放射線Q&A
(9)第20回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成27年8月31日)の資料について - 福島県ホームページ
(10)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(11)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(12)届出情報の統計-目的別索引-牛の個体識別情報検索サービス中の「 ・市区町村別の牛の種別の飼養施設数(平成26年9月末時点) 」
(13)asahi.com(朝日新聞社):福島知事、県産米「安全宣言」 二本松産一部は買い上げ - 東日本大震災
(14)食品中の放射性物質の検査結果について(第280報) |報道発表資料|厚生労働省中の「1 福島県の米の検査結果
    ※暫定規制値超過
     ・福島県福島市(旧福島市)産玄米(Cs:1,540 Bq/kg)
検査結果(PDF:51KB) 」
(15)京都市:放射性物質に汚染された稲わらを食べた可能性のある牛の肉の流通調査結果等について
(16)報道発表資料 |厚生労働省
(17)福島県の推計人口(平成27年9月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(18)めげ猫「タマ」の日記 福島市の死者数13%増(対2010年1-9月)、会津は別
(19)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月2週)―茨城では720ベクレルのセシウム汚染食品が売られている―
(20)TVCM(ふくしまプライド。「お米 15秒」篇) | ふくしま 新発売。
(21)「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーン - 福島県ホームページ
(22)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
(23)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
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  1. 2015/10/16(金) 19:44:35|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

早野龍五
知ろうとすること
菊地誠
いちから聞きたい放射線のほんとう
という本は素晴らしい本なので
とてもオススメしています。
  1. 2015/10/17(土) 07:35:02 |
  2. URL |
  3. ねこ #-
  4. [ 編集 ]

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