めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月1週)―福島いわき・ヤナギダコから16ベクレル、福島県の検査は254件連続ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。11月1週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先月に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。
  ①検査数1435件中12件の基準値超え(全体の1%)
  ②平均は、1キログラム当たり5ベクレル、最大910ベクレル(長野県産チャナメツムタケ)。
  ③基準超の食品が宮城、茨城、群馬、長野で見つかっています。
事故から4年8月過ぎても見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年11月1週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.福島いわき・ヤナギダコから16ベクレル、福島県の検査は254件連続ND
 福島県漁連の発表によると福島県いわき市沖から獲れたヤナギダコ
から1キログラム当たり15.5ベクレルのセシウムが見つかったそうです(8)。福島県の検査結果を見ると2011年7月以降は254回、連続で検出限界未満(ND)です(1)。(=^・^=)なりにこのような事が起こる確率を計算すると約1%なので偶然とは思えません。どちらかが間違っています。
 2014年に福島県漁連は福島県いわき沖でとれたユメカサゴから1キログラム当たり112ベクレルのセシウムを見つけました。これを福島県水産試験場で再測定したら110ベクレルでした(8)。同じ物を測れば同じ結果でる当たり前の結果が出ていました。福島産の野生鳥獣を除く農林水産物の検査は福島県農業総合センターが一手に実施しています(1)。福島県農業総合センターは2014年中に222件のユメカサゴの検査をしていますが最大25ベクレルでした(1)。
 だいたい福島県漁連の検査はNaIやCsIによる簡易検査です(9)。一方で、福島県農業総合センターの検査はゲルマよる精密検査です(10)。本来であれば福島県農業総合センターの方がセシウムを感度よく見つけられるはずです。でも結果は逆です。福島県農業総合センターの検査は明らかに他より低く出ています。
 福島産は他より低くでる検査で「安全」とされ出荷されます。
 以下に偶然の起こる確率の計算結果をしめします。計算方法は(=^・^=)の過去の記事を見てください(11)。なお福島県漁連のいわき市産のヤナギダコ累積検査数は39件です(8)。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 福島県漁連は県漁連と略す
有意差検定表
2.福島県は二つの湖でワカサギ解禁、検査は一つのみ
 福島県北塩原村は福島県北部の山の中にある村です。
4年8月経ってもそれなりに汚染されている福島県北塩原村
 ※1(12)の数値データを元に(13)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難地域は(14)による
 図―2 福島県北塩原村

 北塩原村には幾つも湖があります。
湖の周りも汚染されている北塩原村
※1(12)の数値データを元に(13)に示す手法で11月1日時点に換算
 図―3 桧原湖と小野川湖

 図に示す通り概ね国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(15)を下回っていますが、それなりの放射線量が計測されており放射能汚染とは無縁ではありません。
 北塩原村の桧原湖と小野川湖とワカサギが11月1日に解禁になりました(16)。セシウムが心配なので厚生労働省(1)や福島県の発表(17)を纏めていみました。
 桧原湖に比べ高く出る小野川湖産ワカサギのセシウム濃度
 ※1(1)(17)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)を示す 
 図―4 桧原湖と小野川湖のワカサギのセシウム濃度

 今シーズン(2015年4月以降の検査)は桧原湖の1件のみで,
小野川湖の検査結果はありません。図に示す通り2013年以降は桧原湖に比べ小野川湖のワカサギのセシウム濃度が高く出る傾向に見えます。福島県はセシウム濃度の低い桧原湖のワカサギのセシウム濃度をたった1回だけ測定し、セシウム濃度が高いであろう小野川湖のワカサギまで解禁しています。
 福島産はセシウム濃度が高い場所が避けれた検査で「安全」とされます。


3.福島県南相馬市産コマツナから過去最高のセシウム
 福島県南相馬市産のコマツナから1キログラム当たり19ベクレルのセシウムが見つかりました。以下に推移を示します。
突然上昇し19(Bq/kg)となった南相馬市産コマツナ
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)を示す。
 図―5 南相馬市産コマツナのセシウム濃度

 図に示す通り原発事故直後を含めこれまでの最高値です。しかもしばらくは検出限界未満(ND)が続いていました。
 福島産は低い値が出ていても突然に上昇することがあります。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が高い物を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 これでは福島の方は心配だと思います。まして福島では福島産米を避けていない場所では葬式(死者数)が増えています(18)。
 福島県は今、福島産米のテレビCMを流しています(19)。福島県郡山市産米の全袋検査数は95万件を超え、福島県随一です(20)。福島県郡山市のお米は「あさか舞」といって美味しくて安全だと郡山市は主張しています(21)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには米を含め福島産農産物はありません。
他県産はあっても福島産農産物が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―6 福島産農産物が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第954報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月)―今月も基準超が売られている―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(8)(7)中の「漁協によるスクリーニング検査結果⇒ いわき地区」
(9)(7)中の「検査体制」
(10)組織・主な業務と連絡先中の「安全農業推進部
(病害虫防除所)⇒分析課⇒県内農林水産物の緊急時モニタリング検査業務」
(11)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(12)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(14)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(15)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(16)【動画】ワカサギ釣りシーズン到来 桧原湖・小野川湖で解禁:福島民友新聞社 みんゆうNet
(17)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。
(18)めげ猫「タマ」の日記 「福島米」避けていないと所では葬式が9%増、避けた所は増えていない。
(19)TVCM(ふくしまプライド。「お米 15秒」篇) | ふくしま 新発売。
(20)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を11月3日に閲覧
(21)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(22)イトーヨーカドー 郡山店
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2015/11/03(火) 19:44:46|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<20代後半の女性が半減、福島県川俣町 | ホーム | 「福島米」避けていないと所では葬式が9%増、避けた所は増えていない。>>

コメント

めげ猫様
いつも貴重な情報をありがとう。
このように資料を探しまとめることを想像するだけで、その大変さに、ドキドキしてしまいます。
このように皆に知らせてくれること、感謝の気持ちでいっぱいです。
それにしでも、小松菜の汚染濃度がいきなり上昇って、怖いです。
  1. 2015/11/03(火) 22:50:03 |
  2. URL |
  3. なお #-
  4. [ 編集 ]

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