めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月3週)―茨城のスズキは34ベクレル、福島は13件全てND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。11月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。
  ①検査数1,517件中3件の基準値超え(全体の0.2%)
  ②平均は、1キログラム当たり3ベクレル、最大590ベクレル(山梨県産ショウゲンジ)。
  ③基準超の食品が山梨で見つかっています。
事故から4年8ヶ月過ぎても見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年11月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.茨城のスズキは34ベクレル、福島は13件全てND
 茨城県が検査した茨城検査のスズキから1キログラム当たり34ベクレルのセシウムが見つかりました。福島が心配です。以下に10,11月の福島県が検査した福島産スズキと茨城県が検査した茨城産のスズキの検査結果を示します。
茨城産に比べ低く出る福島産スズキの検査結果
※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図―2 スズキのセシウム濃度

 纏めると
 茨城県が検査した茨城産スズキ 検査21件中16件でセシウム入り
 福島県が検査した福島産スズキ 検査13件全てで検出限界未満(ND)
検査結果を見る限り、福島産のスズキのセシウム濃度が茨城産に比べ低くなっています。常識的に考えれば汚染源のある福島の方が高くなくてはいけません。このような事が偶然起こる確率を計算したら0.2%です。偶然で言い訳するのは無理です。どちらかの検査が間違っています。
 茨城県産スズキを検査したのは概ね(公財)海洋生物環境研究所です。ここは群馬県の赤城大沼のワカサギの検査も実施しています(1)。以下に赤城大沼のワカサギの検査結果を示します。
検査機関が変わっても値は変わらない群馬・赤城大沼の検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図―3 赤城大沼のセシウム濃度

 赤城大沼のワカサギは(公財)海洋生物環境研究所の他にいであ(株)も実施しています。平均を取ると1キログラム当たりで
 (公財)海洋生物環境研究所  61ベクレル
  いであ(株)        59ベクレル
でほぼ同じ値です。同じものを測れば検査機関が違っても同じ結果になる。きわめて当たり前の結果が出ているので(公財)海洋生物環境研究所が実施した茨城県産のスズキの検査も正しいと言えます。
 福島産は他より低くでる検査で安全とされ出荷されています。
以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(7)による。
有意差検定表

2.福島ツアーでイチゴを試食、検査結果はありません
 福島からの報道によると福島の農園を巡って収穫体験などを行う「フルーツーリズム」なるツアーが行われたそうです。そのなかで郡山市のふるや農園でイチゴの収穫や試食を体験が行われたそうです(8)。検査されているか心配です。検査結果を調べてみました。
 ①厚生労働省の発表(1)では今シーズンの検査結果はありません。
 ②福島県が提供する検査結果の検索サイト(9)でも郡山市産の検査結果はありません。
 ③地元農協のJA郡山のサイト(10)にもイチゴの検査結果はありません。
 ④郡山市のふるや農園のHPにも(11)、今シーズンの検査結果はありません。
 福島県は福島産は検査されていて「安全」だと主張しているので(12)、福島産は検査されていなくても、検査されていて安全と主張されているようです。
 福島県南相馬市の稲からは今年も放射性物質の付着が見つかったそうです(13)。
放射性物質が付着した福島の稲
 ※(13)を引用
 図-4 2015年産米の稲に付着した放射性物質

 そして福島県郡山市では原発事故前に比べ葬式(死者数)が増えています(14)。


3.福島・マダコから52ベクレル、試験操業は中止に!
 福島県南相馬市沖で捕れたマダコから1キログラム当たり52ベクレルのセシウムが見つかりました。以下に南相馬市産・マダコのセシウム濃度を示します。
突然セシウム濃度が上昇した福島・マダコのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図―5 南相馬市産マダコのセシウム濃度

 ずっと検出限界未満(ND:セシウムが見つからない事)が続いていたので突然の上昇です。福島産はセシウム濃度が突然に上昇する物もあります。
 東京電力は11月6日に福島第一で海岸から海への汚染地下水の流れを下げぎる海側遮水壁が完成し、放射性物質を測定したら大幅に濃度が下がったと広報していました(15)。でもマダコは別の様です。
 福島の漁師さんは福島漁業の復興に向け、セシウム濃度が小さいお魚を選らんで操業する試験操業を実施しています(16)。その中にはマダコも含まれていたのですが、福島からの報道によると(17)、マダコは試験操業の対象から外れ「出荷自粛」となったそうです。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・検査していなくても検査して安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 これでは福島の方は不安になると思います。
 福島県は福島産米のテレビCMを流しています。そこには喜多方市の農家の方が出演しています(18)。
 喜多方市民が出演する福島産米のCM
 ※(18)をキャプチャー
 図―4 福島県喜多方市の農家が出演する福島産米CM

 福島県喜多方市産米の全袋検査数は約57万袋になりました。郡山市に次ぎ、福島県第2位です(19)。喜多方あたりのお米は『霊峰・飯豊山』からの伏流水と肥沃な土地により、良食味で高品質な米だそうです(20)。福島県は米を含め福島産は「安全」だと主張しています(21)。でも福島県喜多方市のスーパーのチラシには米を含め福島産がありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県喜多方市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―5 福島産が無い福島県喜多方市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県喜多方市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第956報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月2週)―福島・リンゴ主産地の検査は1件、福島県は「検査されていて安全」―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(8)福島の果物おいしい~! 関東や関西の参加者が農園巡り:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(9)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。
(10)JA郡山市|営農情報
(11)ふるや農園インフォメーション ~本物の安全と健康を宿した野菜づくり~
(12)検査体制について | ふくしま 新発売。
(13)南相馬市産米に係る放射性物質モニタリング結果 - 福島県ホームページ
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市の死者数は10.2%増(対2010年3-10月)、でも相馬・南相馬市は別
(15)2015年11月6日 (福島県漁業協同組合連合会 説明資料)海側遮水壁閉合前後の海水モニタリング状況(PDF 1.35MB)PDF
(16)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(17)マダコの出荷を一時自粛 いわき市漁協・試験操業:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(18)TVCM(ふくしまプライド。「お米 15秒」篇) | ふくしま 新発売
(19)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を11月17日に閲覧
(20)JA会津いいで | 農畜産物
(21)「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーン - 福島県ホームページ
(22)ヨークベニマル/お店ガイド
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  1. 2015/11/17(火) 19:43:36|
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