めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島・アスパラガスの価格差広がる・当然です。

 福島のアスパラガスの季節は5-9月です(1)。そこで東京中央卸売市場の取引価格(2)を纏めると、福島産―全国平均で計算される価格差は
 2014年 △133円安
 2015年 △159円安
で、昨年より拡大しました。福島産野菜には
 ①生産量と無関係な検査で「安全」される
 ②福島産野菜や米を避けているところでは、葬式(死者数)は増えていないのに、避けていない所では増えている。
等の特徴があり、当然の結果だと(=^・^=)は思います。
 福島は福島原発事故によって多くの放射性物質が降り注ぎました。(=^・^=)は広島原爆の30個分と試算しています(3)(4)(5)。以下に航空機モニタリングも元に作成した福島の放射線量分布を示します。
事故から4年9ヶ月経ても汚染地帯が広がる福島県
※1(6)の数値データを元に(7)に示す手法で12月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(8)による
 図―1 福島の放射線量分布

 原発事故から4年9ヶ月が経過しましたが、福島では国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(9)を超えた地域が広く広がっています。多くの方が福島産に不安を抱きこれをこれを避けるのは当然の事です。価格が気になります。福島を代表する野菜の一つにアスパラガスがあります。季節は概ね5-9月ですので、5-9月の価格を全国価格と比較してみました。
原発事故後に全国平均に比べ安くなった福島産アスパラ
 ※(2)を集計
 図―2 福島産と全国平均のアスパラガス価格(5-9月、東京中央卸売市場)

 原発事故以前は福島産と全国平均とほぼ同じ価格で取引されていましたが、原発事故後に価格差が広がりました。以下に福島産―全国平均で示す価格差を以下に示します。
拡大する福島産アスパラガスの価格差
 ※(2)を集計
 図―3 福島産と全国平均のアスパラガス価格差(5-9月、東京中央卸売市場)
価格差は
 2014年 △133円安
 2015年 △159円安
で、昨年より拡大しました。これは消費者の福島産に対する正しい理解が進んだ結果だと(=^・^=)は思います。以下に福島のアスパラガスの生産量を示します。
喜多方市がトップの福島のアスパラガス生産量
※(10)にて作成
 図―4 福島のアスパラガス生産量(2006年)

 喜多方市がトップで半分以上を生産しています。以下に福島産アスパラガスの検査数を示します。
喜多方市産アスパラガスの検査はわずか2件
 ※(11)を集計
 図―5 福島産アスパラガスの検査数(2015年)

 生産量トップの喜多方市産は僅か2件です。2位の南会津町が10件、殆ど生産が無い下郷町が7件と喜多方市より多く検査されていす。福島県は福島産は検査されていて安全だと主張していますが(12)、検査が多く実施されているのは生産量が少ない所です。福島産アスパラガスは生産量と無関係な検査で「安全」されています。
 福島県のひらた中央病院のHP(13)に福島産野菜を避けていますかとのアンケート調査結果が載っていました。以下に概要を示します。
 表―1 「福島産野菜を避けていますか?」のアンケート結果
 ※(13)を集計
郡山・三春では避ける人が少なく、相馬・南相馬では多い福島産野菜

 各市や町の位置は図―1に示す通りですが、これを地域的に隣接している郡山市・三春町、いわき市、相馬・南相馬市の3グループに分け、原発事故前年の2010年に対する原発事故5年目の2015年3-10月の死者数の増加率を示します。
郡山・三春では増え、相馬・南相馬では増えていない死者数
 ※(13)(14)を集計
 図ー6 福島産野菜を避ける割合と死者数の増加率

 図に示す通り、福島産野菜を避けている相馬市・南相馬市では死者数(葬式)は増えていませんが、避けない郡山市・三春町では増えています。
 以下に数表を記載します。
 表―2 各市や町の死者数(各年3-10月)
 ※(14)を集計
各市や町の2010年と15年3-10月の死者数

以下に郡山市・三春町について偶然に起こる確率の計算結果を示します。
 表ー3 偶然に起こる確率の計算結果(郡山市、三春町)
 ※計算方法は(15)による。
有意差検定表

 (=^・^=)は以前に福島産米を避けていない所では葬式が増えている旨の記事を記載しましたが(16)、福島産米を避けている方は福島産野菜も同時に避けれる方が多いと思います。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 福島産を避ける行為を「風評被害」と批難する方がいます(17)(18)(19)。福島産を避けるべき理由があることは本記事の通りです。一寸、思うのですが「風評被害」を叫ぶ方は、福島島原発事故前は「原発は安全」と言っていた方だと思います(20)(21)(22)。この事情は福島の方も理解されていると思います。
 アスパラガスのシーズンは終りましたが、これからは福島も冬野菜のシーズンだと思います。福島を代表する冬野菜のネギ、春菊などがあるそうです(23)。福島県はどちらも「安全」だと主張しています(11)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産ネギも春菊もありません。
他県産はあっても福島産ネギ・春菊が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(24)を引用
 図―7 福島産のネギや春菊が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)アスパラ JA全農福島県 野菜 産地 栽培 出荷
(2)東京都中央卸売市場-統計情報検索を各年5-9月、葉茎菜類 ⇒アスパラガスで検索
(3)めげ猫「タマ」の日記 福島は広島原爆30個分以上?
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発から広島原爆の30倍のウランもえかすが!
(5)めげ猫「タマ」の日記 1gのセシュウム137の放射能
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(8)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103中の「9-2 野菜(葉茎菜類) ⇒福島県」
(11)報道発表資料 |厚生労働省
(12)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編」
(13)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(14)福島県の推計人口(平成27年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(15)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(16)めげ猫「タマ」の日記 「福島米」避けていないと所では葬式が9%増、避けた所は増えていない。―原発事故5年目―
(17)安倍内閣総理大臣 東日本大震災三周年記者会見 | 首相官邸ホームページ
(18)「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーン - 福島県ホームページ
(19)風評被害対策について - 東京電力
(20)安倍晋三 - Wikipedia
(21)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(22)福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の耐震安全性評価結果中間報告書(改訂版)等の一部修正ならびに修正版の経済産業省原子力安|TEPCOニュース|東京電力
(23)栄養と美味しさ満点!ふくしまの冬野菜たち! | ふくしま 新発売。
(24)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
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  1. 2015/12/04(金) 19:48:30|
  2. -
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