めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

水産研、ヒラメにセシウムは移らない―最初から結論ありきの実験―

 水産総合研究センターが、原発から約5キロの海域で、放射性物質に汚染されていないヒラメをかごに入れても放射性セシウムが魚の体内に移行しないと結論を得たそうです(1)。だだし試験期間は僅かに3日であり結論が出せるものではありません。(=^・^=)は最初からセシウムが移ったことを確認できないように実験を計画したとしか思えません。
 福島県の地方紙の福島民友社が報じるところによると、水産総合研究センターは12月21日に、福島第一原発から北東、南東それぞれ約5キロの、水深約21メートルの海域で実施。体長約50センチの富山県産ヒラメ4匹を入れたカゴ4個を海底に設置し、12、24、36、72時間後と段階的に1個ずつのカゴを回収、放射性物質の濃度を測った。72時間後に回収したヒラメからは最大で1キロ当たり約0.3ベクレルのセシウムが検出されたとのことです。この結果を持って放射性物質に汚染されていないヒラメをかごに入れて最長で3日間置いても、放射性セシウムが魚の体内に移行しないと結論づけたとのことです(1)。
 さぞや立派な研究かと思ったのですが、発表されたのは12月21日に福島県いわき市で開かれた福島県漁連組合長会議であり、学会誌には載せて無いようです(1)。水産総合研究センターのHP(2)を見たのですがこの件は記載されていません。これでは専門家も含め生物学に知見のあるかかたが内容の詳細を知ることができません。専門家には見られたくないと想像されても仕方がないと思います。
 以下に福島第一原発港湾内のヒラメのセシウム濃度を示します。
100(Bq/kg)オーダーの福島第一港湾のヒラメのセシウム濃度
 ※(3)にて集計
 図-1 福島第一港湾内ヒラメのセシウム濃度

 図に示す通り1キログラム当たりで最大で1千ベクレル程度、最小で10ベクレル程度で概ね100ベクレルのオーダーです。福島原発事故のあった2011年3月11日から図の中心の2015年4月間で約1500日です。この1500日間に均等に汚染されていったとすると、だいたい1日0.1ベクレル、3日で0.3ベクレルです。原発事故直後に比べ海のセシウム濃度は下がっているので最近の上昇率はもっと遅いはずです。実験をする前から3日程度なら最大でも1キログラム当たり0.3ベクレルにしかならないことは分かっていたと思います。
 ではこの実験がセシウム汚染ヒラメが今後は発生しない証明になっているかと言えばなっていません。以下にヒラメの成長の様子を示します。
成長に数年を必要とするヒラメ
 ※(4)にて作成
 図-2 ヒラメの成長の様子

 美味しいとされる重さ2~3kg(5)に成長するには4年以上かかります。4年は1460日なので3日で0.3ベクレル、1日0.1ベクレルとすると4年で基準値の1キログラム当たり100ベクレル(6)を超える146ベクレルのセシウム汚染ヒラメが出来上がります。
 試験期間が最大で3日と極端に短くたとえ回収したヒラメのセシウム濃度が低くても、これを論拠にヒラメがセシウムに移らないと結論づけるのは無理です。試験期間を最大3日とした時点からこの実験は意味がない実験になっています。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 水産総合研究センターは(=^・^=)も支払う税金(国費)で運営されている機関です(7)。なんでそこが無意味な実験をするのかといてば、スポンサー(国)の意向には従うのが通例だと思います。安倍出戻り内閣は福島原発事故の幕引きを図っていると思います。福島県の大部分を占める森林(8)の除染は行わないそうです(9)。
森林除染が実施されない旨を報じる福島県の地方紙・福島民報
 ※(10)を12月22日に閲覧
 図-3 生活圏以外の森林は除染しないと報じる福島県の地方紙、福島民報

安全であろうと無かろうと福島は「安全」でなければならないのです(11)。危険な福島を調べ隔離すればより安全な福島が実現できるのですが。当然ながらスポンサー(国)の意向が働いたと思います。これでは福島の方は不安だと思います。まして福島では避難地域を除けば汚染が酷い県北地域で葬式(死者数)が増えたり、原発事故の放射能汚染から逃げ遅れた旧計画的避難区域では女の子が多く生まれるなどの奇妙な現象が起こっています(12)。
 明日はクリスマス。多くの方がいちごケーキを楽しみにしていると思います。福島県棚倉町はイチゴの産地です(13)。棚倉町あたりのイチゴは甘みが濃厚だそうです(14)。でも、福島県棚倉町のスーパーのチラシにはイチゴを含め福島産はありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
 ※(14)を引用
 図―4 福島産が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県棚倉町の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)ヒラメの体内にセシウム移行せず 原発5キロ圏で実験:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(2)国立研究開発法人水産総合研究センター
(3)報道配布資料|東京電力中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内> 」
(4)hirame
(5)ヒラメ|魚攻略ガイド:@niftyつり
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)]国立研究開発法人水産総合研究センター関係経費
(8)森林面積の割合の都道府県ランキング - 都道府県格付研究所
(9)生活圏以外除染せず 環境省、土砂流出を懸念 県内森林 | 県内ニュース | 福島民報
(10)福島民報
(11)福島は安全だと主張する人の「本音」 - inu*pot*のブログ - Yahoo!ブログ
(12)めげ猫「タマ」の日記 勝手に福島十大ニュース
(13)食べる・買う | 棚倉町公式ホームページ
(14)みりょく満点いちご【とちおとめ・ふくはる香】 | JA東西しらかわのブログ
(15)エコス棚倉店チラシ情報
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  1. 2015/12/23(水) 19:49:30|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

(=^・^=)も食べさせられていると思うんですがねェ、、。ホラそのショートケーキのイチゴ、、、。
  1. 2015/12/24(木) 01:03:02 |
  2. URL |
  3. 武尊43 #-
  4. [ 編集 ]

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