めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月3週)―福島のマダラから82ベクレル、福島県の検査では6.9ベクレル―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。7月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。
  ①検査数637件中2件の基準値超え(全体の0.3%)
  ②平均は、1キログラム当たり2.5ベクレル、最大510ベクレル(宮城県産イノシシ)。
  ③基準超の食品が宮城県で見つかっています。
原発事故から5年近く経過しても見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2016年1月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.福島のマダラから82ベクレル、福島県の検査では6.9ベクレル
福島からの報道によると、福島産マダラから1キログラム当たり82ベクレルのセシウムが見つかったちの事です(7)。福島県の検査結果が気になります。以下に過去半年間(2015年8月以降)の福島県が検査した福島産と茨城県が検査した茨城産のマダラの検査結果を示します。
最大でも6.9ベクレルの福島マダラの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 日付は捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)を示す
 図-2 福島県検査と茨城県検査のマダラのセシウム濃度

 福島県の検査結果をみると64件検査してセシウムが見つかったのは1件で1キログラム当たり6.9ベクレルでした。一方、茨城県は6件の検査で3件からセシウムが見つかり最大で1キログラム当たり9.3ベクレルです。汚染源のある福島産の方が高くでなくてはならないのにおかしな話です。
 1キログラム当たり82ベクレルのセシウムは水産研が昨年12月に見つけたそうですが(7)、水産研のHPを見る限りそのようなデータは公表されていません(8)。しかし報道があったのは今年1月16日なので、この事実は約一ヶ月程隠ぺいされたことになります。水産研は国の組織であり(9)、(=^・^=)も支払う「税金」で運営されています。福島産マダラから基準値に近いセシウムが見つかったなどは知らしめるべき情報だと思いますがダンマリです。福島県はこの報を受けてマダラの検査を強化したそうです(7)。福島県も知らんふりをしていました。福島産には以下の特徴があるのは明らかです。
 ①他より低く出る検査で安全とされる。
 ②不都合な情報は「隠ぺい」され、安全とされる。
 1月17日に福島県の地方紙の福島民報は1面トップで「本県沖の放射性物質検査 魚介類基準超大幅減」と報じていました(10)。
基準超が大幅に減ったと報じる福島県の地方紙・福島民報
 ※(11)を1月17日に閲覧
 図ー3 福島産魚介類の基準超が大幅に減ったと報じる福島県の地方紙の「福島民報」

 このような報道は他より低く出る検査と不都合な情報は隠ぺいする体質が貢献していると思います。

2.安全を確認していないイチゴを販促する福島県
 福島県はイチゴ栽培が盛んな県だそうです(12)。福島県のイチゴの最大産地は福島県伊達市です(13)。伊達市のイチゴのシーズンは12月から(14)なので一ヶ月が経過しています。以下に福島県伊達市の位置を示します。
放射能に汚染されている福島県伊達市
 ※1(12)を転載
 図-4 福島県伊達市と会津地方

 図に示す通り原発事故から5年近くが経過した今も国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(15)を超えています。
 福島県は主要農産物について、自前の検査で基準値以下の結果がでると「安全が確認された農林水産物」として広報しています(16)。現時点(1月20日)はイチゴにはそのような広報はありません(16)。福島県の検査結果を検索するサイト(17)を1月20日に検索した結果では28件の検査結果が出てきましたが、最大産地で汚染の酷い伊達市の検査結果はありません。「安全」と言わないのは妥当な事だと思います。なにか伊達市産イチゴを検査したくない理由があると想像したくなります。でも販促は確りやっています(18)。
 福島産は「安全」が確認されなくても販促がなされます。

3.福島産トチモチから30ベクレル、トチの実は11ベクレル、不思議な福島県の検査結果
 以下に福島産トチモチの検査結果を示します。
突然に上昇した福島産トチモチのセシウム濃度
 ※1(1)を集計
 ※2 日付は入手日
 ※3 NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)を示す
 図-5 福島産トチモチのセシウム濃度

 これまでは検出限界未満(ND)が多かったのですが、突然の上昇です。福島産はセシウム濃度が突然に上昇することがあります。
 もっと不思議なことがあります。以下に福島産トチの実のセシウム濃度を示します。
トチモチに比べ大幅に低い福島産トチの実のセシウム検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 日付は採取日
 ※3 NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)を示す
 図-6 福島産トチの実のセシウム濃度

 最大でも1キログラム当たり11ベクレルです。トチモチは図-5に示すように1キログラム当たり30ベクレルです。トチモチはトチの実ともち米を併せて作る物です(19)。併せる分だけセシウム濃度が下がっても良いと思うのですが、約3倍になっています。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・「安全」が確認されなくても販促がなされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 まして福島産米を避けている人が少ない郡山市では葬式(死者数)が増えています。無論、避けている人が多い相馬や南相馬市ではそのような事はありません(20)。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県鏡石町産米の全袋検査数が約15件に達しました(21)。人口は12,525人なので(22)十分な量だと思います。同町当たりのお米は美味しいそうです(23)。福島県は福島産米のテレビCMを流しています(24)。でも福島県鏡石町のスーパーのチラシには米を含め福島産がありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図ー7 福島産が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
 
 当然の結果です。(=^・^=)も福島県鏡石町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第964報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月2週)―2016年もセシウム汚染食品は健在―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)試験操業漁獲のマダラ出荷自粛 福島県漁連の独自基準上回り:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(8)国立研究開発法人水産総合研究センター
(9)組織について|水産総合研究センター
(10)本県沖の放射性物質検査 魚介類基準超大幅減 | 東日本大震災 | 福島民報
(11)福島民報
(12)甘酸っぱい幸福感!赤くてかわいい、イチゴ! | ふくしま 新発売。
(13)めげ猫「タマ」の日記 1月15日はイチゴの日、福島のスーパーのチラシのイチゴの殆どが福島産以外
(14)ベジフルカレンダー - JA伊達みらいのホームページ
(15)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。
(18)福島県特産「あんぽ柿」PR 千葉の会場に試食コーナー:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(19)栃餅 - Wikipedia
(20)めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市の死者数10.4%増、原発事故5年目の3-12月、いわき市は別
(21)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(22)鏡石町公式ホームページ[福島県]
(23)みりょく満点米 【コシヒカリ・ひとめぼれ】 | JA東西しらかわのブログ
(24)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(25)イオンスーパーセンター | ネットチラシ中の「鏡石店」
スポンサーサイト
  1. 2016/01/20(水) 19:43:03|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<福島値下がり、全国値上がり、12月のネギ価格、当然の結果です | ホーム | 福島・大雪、柏崎刈羽は雪が降らず―原発止まれば「豪雪」止まる―>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/1689-b50c9721
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)