報道によると、2021年で終わる復興期間が終わった後も、福島県の東京電力福島第1原発事故による被災地域に関しては21年度以降も国が中心になって復興事業を継続する事がほほ決まったようです(1)。すなわち、福島復興は原発事故から10年後の2021年に完了できず、その後も続くことになります。
福島は福島原発事故によって多くの放射性物質が降り注ぎました。(=^・^=)は広島原爆の30個分と試算しています(2)(3)(4)。以下に航空機モニタリングも元に作成した福島の放射線量分布を示します。

※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で1月1日時点に換算
※2 避難区域は(7)による
図―1 福島の放射線量分布
原発事故から5年近くが経過しましたが、福島では国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(8)を超えた地域が広く広がっています。原発事故から5年が経過しましたが、いまも多くの方が福島を正しく恐れ避けていると思います。

※(9)を転載
図-2 価格差が拡大する福島産ネギ
福島県はこれを風評被害と批判していますが(10)、福島の放射能汚染が続く以上は当然の結果です。
福島原発事故後に
2011年度から15年度 - 集中復興期間
2016年度から21年度 - 復興・創生期間
とされ、3月末で集中復興期間が終了します。これに伴い今後の復興方針が検討されているそうです。それによると、福島県の東京電力福島第1原発事故による被災地域に関しては21年度以降も国が中心になって復興事業を継続する事になったそうです(1)。すなわち福島の復興は10年では終わりません。
<余談>
原発事故以降に福島には莫大なお金が投じられてきました。(=^・^=)なりに推計すると2017年度末までで17兆円になりそうです(11)。復興期間がさらに伸びるのでこのどれだけ必要か想像がつきません。もっと問題なのは福島の未来が見えない事だともいます。これでは福島の方は不安だと思います。
福島県郡山市産米の全数・全袋検査数は135万件を超え、福島県随一です(12)。福島県郡山市のお米はツヤ、香り、味、粘り、柔らかさ等、美味しさの条件をすべて備えた全国に誇れるお米だそうです(13)。このお米は「安全」とされ学校給食にも使われています(14)。福島県は福島産米のテレビCMも流しています(15)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには米を含め福島産はありません。

※(15)を引用
図―3 福島産が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県*の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
復興基本方針>原発地域、21年度以降も国中心1月20日 河北新報(2)
めげ猫「タマ」の日記 福島は広島原爆30個分以上?(3)
めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発から広島原爆の30倍のウランもえかすが!(4)
めげ猫「タマ」の日記 1gのセシュウム137の放射能(5)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(6)
めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―(7)
区域見直し等について - 福島県ホームページ(8)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(9)
めげ猫「タマ」の日記 福島値下がり、全国値上がり、12月のネギ価格、当然の結果です(10)
「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーン - 福島県ホームページ(11)
めげ猫「タマ」の日記 福島第一原総費用16兆9205億円は決まり―でもまだまだ増える―(12)
ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報(13)
JA郡山市|農産物のご案内(14)
JA郡山市|事業PR(15)
TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。(16)
イトーヨーカドー 郡山店
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- 2016/01/22(金) 19:41:22|
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