めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

楢葉町復興計画を原発事故依存

 福島県楢葉町の復興計画の2次改訂版がまとまり楢葉町町長に答申されたそうです(1)。復興計画(2)の宅地や事業用地の供給方針を見たら
 ①コンパクトなまちづくり(戻る人が少ないから元の大きさの町にても無駄なでけ?)
 ②新規人口の受け皿づくりとしての土地利用(町外の原発難民も受け入れ人口減少を抑える?)
 ③被災原子力発電所近接ゾーンとしての土地利用(福島第一で働く人や家族を取り込み人口減少を抑える?)
などの施策があり、福島原発事故に依存した復興計画になっていました。
 福島県楢葉町は福島第一原発20km圏内にある町で、福島原発事故によってほぼ全域が避難地域に指定されましたが、2015年9月5日避難指示が解除されました(3)。
事故から5年経っても全域で除染が必要な福島県楢葉町
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で1月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図―1 福島県楢葉町

原発事故から5年近くが経過しましたが、福島では国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(7)を超えた地域が広く広がっています。
 楢葉町の復興計画の2次改訂版がまとまり1月25日に楢葉町町長に答申されたそうです(1)。主要な施策は
 ①暮らしやすさを追究する
 ②これまで・現在とは違う新しさを目指す
 ③さらなる安全・防災を目指す
だそうですが(1)、具体的な展開をみると原発事故に依存した内容になっていました。土地利用をみると
 ①コンパクトなまちづくり
  以下に楢葉町のコンパクトタウンの構想図をしめします。
数百人しか住めそうもない楢葉町コンパクトタウン
 ※(2)とgoogle mapにて作成
 図-2 楢葉町のコンパクトタウン

 地図に落ちしてみると縦200m、横300m程度の範囲でしょうか?どう見ても数百人規模の町です。これでは商店なども維持できず「暮らしやすさを追究する」には無理な気がします。そのためでしょうか、新たな定住者を呼び込もうとしています。

 ②新規人口の受け皿づくりとしての土地利用
  図-1に示す通り、楢葉町の北側は今も避難指示区域です。直ぐ北の富岡町は2017年4月以降に避難指示が解除される予定ですが(8)、図-1に示す通り放射線量が高いので帰還をためらう人もいるようです。そうした方でも古里に近い場所で暮らしたい人がいるのではないと期待し、楢葉町に呼び込もうゆうのが楢葉町の思惑のようです(2)。

 ③被災原子力発電所近接ゾーンとしての土地利用
  福島第一には東電社員様や下請けさんを合わせ約1万人の方が働いています(9)。楢葉町の近くでは「指定廃棄物」の処分場の設置が決まったので(10)、工事も始まると思います。中間貯蔵施設(11)の工事もそのうち始まるかもしれません。多くの方が「避難区域」で働きますが居住禁止なので(6)、近くの町から通います。楢葉町はその前線拠点を狙っているようです。また、避難地域で働く作業員さんにはサポートが必要です。最低でも食事の提供が必要ですし、高線量下の作業では緊張をしいられると思います。願わくば気分転換が出来る場所(飲み屋、パチンコ等)も出来て欲しいと(=^・^=)は思います。集まってくれるかは分かりませんが、多くの方が集う要素はあります。実際に集まりつつあるようです。避難指示が解除され楢葉町に帰還されたかたは388人ですが(12)、昨年10月1日付の国勢調査の結果では976人の方が住んでいます(13)。男性が殆どなので(男性846名、女性130名)、概ね避難区域等で働く作業員さんだと思います(13)。この方達の利便性の向上を含めてだと思いますが、都内からの特急列車の楢葉町内への乗り入れ等を要望しています(2)。
 楢葉町の復興計画を見ると原発事故に依存して人を集め、なんとか乗り切ることを計画しているようです。また教育の充実を1番に取り上げています。単身赴任でなくお子さんも含め家族での赴任を狙ってるのでしょうか?他の町(14)(15)にない「高等教育機関」の誘致も復興計画に入っています(2)。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
原発事故で廃墟となった町は原発事故処理でしか復興できないようです。これが(=^・^=)は「フクシマ」の現実だと思います。それでも復興できるならまだラッキーだと思います。楢葉町の直ぐ南に福島県広野町がありす。この町は福島原発事故によって「緊急時避難準備区域」に指定され全町で避難しました。指示が解除されたのが2011年9月なので(16)4年4ヶ月が過ぎました。広野町に帰還された方は総人口5107人中の半分以下の2393人です(17)。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県郡山市産米の全数・全袋検査数は135万件を超え、福島県随一です(18)。福島県郡山市のお米はツヤ、香り、味、粘り、柔らかさ等、美味しさの条件をすべて備えた全国に誇れるお米だそうです(19)。このお米は「安全」とされ学校給食にも使われています(20)。福島県は福島産米のテレビCMも流しています(21)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―3 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)楢葉町復興計画第2次 改訂版町長に答申 | 県内ニュース | 福島民報
(2)「楢葉町復興計画〈第二次〉第二版(案)」に関する町民意見の募集|楢葉町公式ホームページ
(3)楢葉町 - Wikipedia
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(6)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)<避難解除>避難区域なお9市町村 | 河北新報オンラインニュース 2015/09/06
(9)福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について|東京電力
(10)処分に向けた取組み|福島県における取組み|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省
(11)中間貯蔵施設に係わるこれまでの動き|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(12)県内十大ニュース【7位 楢葉の避難指示解除】鈍い住民帰還の動き:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(13)平成27年国勢調査速報(福島県の人口・世帯数)を掲載しました。 - 福島県ホームページ中の「•表1 平成27年国勢調査速報 [PDFファイル/70KB]  [Excelファイル/20KB] 」
(14)富岡町災害復興計画(第1次) 全文 (H24,10/9更新)|富岡町災害復興計画【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(15)広野町復興計画(第二次)策定について
(16)広野町 - Wikipedia
(17)広野町
(18)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
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