めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月)―福島で新たなセシウム汚染食品見つかる―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。1月中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)~(5)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先月に続き今月もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(6)。
  ①検査数2,503件中7件の基準値超え(全体の0.3%)
  ②平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大510ベクレル(宮城県産イノシシ)。
  ③基準超の食品が岩手県、宮城県、福島県で見つかっています。
原発事故から5年近くなんても新たに見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(7)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2016年1月)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(8)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.茨城・千葉のスズキからセシウム、福島は7件全数ND、おかしな福島の検査結果
 以下に1月中に発表になったスズキの検査結果を示します。
 表―1 スズキの検査結果(2016年1月中発表)
 ※(3)(4)(5)を集計
千葉、茨城に比べて低い福島産スズキの検査結果

 茨城県が検査した茨城産や千葉県が検査した千葉産のスズキからはセシウムが見つかっていますが、福島県が検査した福島産からは見つかっていません。検査結果を見る限り、福島産スズキが茨城産や千葉産よりセシウムが少なくなっています。汚染源がある福島が茨城や千葉に比べ低いなどあり得ない話です。福島の検査は他に比べ低く出る検査です。
 福島産は他所より低くでる検査で安全とされ出荷されます。

2.4年近く検査されない福島県福島市産「切干大根」
 以下に福島県福島市と西会津町の位置を示します。
避難地域を除けば福島でも汚染が酷い福島市、福島市よりはマシな西会津町
※1(9)の数値データを元に(10)に示す手法で1月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(11)による
 図―2 福島県福島市と西会津町

 原発事故から5年近くが経過しましたが、福島市では国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(12)を超えた地域が広く広がっています。一方で西会津町は福島県の西の外れにあり、福島県内では放射能汚染が相対的に少ない場所です。
 以下に福島市と西会津町産の切干大根の検査結果を示します。
西会津町産切干大根を検査しても、福島市産を検査しない福島県
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図ー3 福島市と西会津町産切干大根のセシウム濃度

 福島市産切干大根からは2012年2月に現在の基準値(8)の30倍の1キログラム当たり3000ベクレルのセシウムが見つかっていますが、出荷制限品目にはなっていません(3)。しかし、2012年2月以降は全く検査結果がありません。一方で西会津町産切干大根はその後も継続的に検査が実施されています。
 福島産はセシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされ出荷されます。

3.福島で新たなセシウム汚染食品見つかる
 原発事故から5年近くが経過したのに、福島では新たなセシウム汚染食品が見つかりました(13)。以下に福島県本宮市産のフキノトウのセシウム濃度の推移を示します。
上昇を続け事故5年目で基準値超えを起こした本宮市産フキノトウ
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図ー4 本宮市産フキノトウのセシウム濃度

 原発事故後に上昇を続け、基準値(8)を超える1キログラム当たり110ベクレルのセシウムが見つかりました。
 福島産はセシウム濃度が上昇し、基準超が出る事もあります。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇し、基準超が出る事もある福島産
 福島では賞味期限を大幅に過ぎたサンマのすり身が学校給食に出され、子供達が食中毒をおこしました(14)。消費期限の記されたラベルを剥がしてすり身を冷凍保管したそうです(15)。放射性セシウムの検査結果を見ているとこれが福島県や業者さんの感覚ではないかと(=^・^=)には思えます。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県白河市産米の全袋検査数が約57万件になりました(16)。人口 62,275人の市なので(17)十分な量だと思います。同市辺りのお米は「ゆっくりと籾殻に栄養が届き美味しいお米」だそうです(18)。福島県は福島産米のテレビCMを流しています(19)。でも福島県白河市のスーパーのチラシには福島産米がありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県白河市のスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図―5 福島産米が無い福島県白河市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県大玉村の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第963報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(第964報) |報道発表資料|厚生労働省
(5)食品中の放射性物質の検査結果について(第965報) |報道発表資料|厚生労働省
(6)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月)―たった1件の検査で安心・安全、福島の冬野菜―
(7)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(8)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(9)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(11)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(12)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(13)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定 |報道発表資料|厚生労働省
(14)給食に消費期限5カ月過ぎたサンマ 87人食中毒 福島:朝日新聞デジタル
(15)業者、食べて判断か 下郷の食中毒、消費期限切れのすり身:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(16)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を1月26日に閲覧
(17)白河市 | みちのくの玄関 白河市
(18)管内農畜産物 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(19)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(20)チラシ - ホーム
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  1. 2016/01/26(火) 19:53:33|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

汚染ふきのとうは産廃業者に廻しましょう~
誰かの胃の中に入ります、、、。
  1. 2016/01/26(火) 21:42:13 |
  2. URL |
  3. 武尊43 #-
  4. [ 編集 ]

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