めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

5年連続でも女の子が特異的に生まれる福島県飯舘村

 福島県の昨年12月中の人口動態が発表になったので(1)、福島県飯舘村の赤ちゃん2015年中の誕生数を集計すると
 男の子 18人
 女の子 32人
で女の子が多くなっています。5年連続で女の子が多く生まれています。通常は男の子が多く生まれるので、異常な事態です。5連続で2分1の確率(女の子が多いか、男の子が多いか)は2分の1(約3%=32分1)なので偶然とは考えにくいと思います。
 福島県飯舘村は福島県の北にある村で、福島原発事故によって全域が計画的避難区域に指定されました(3)(4)。
汚染が酷い旧計画的避難区域
 ※1(4)(5)にて作成
 ※2 放射線量は2015年11月時点
 図-1 福島県の避難区域が主に旧計画的避難区域の町村

 避難指示が出たのが原発事故から1ヶ月以上も過ぎた2011年4月22日で(3)(4)、避難が概ね完了したのは2011年6月22日です。しかも完全に避難した訳でなく1部の事業所は継続しました(6)。いわば逃げ遅れた村、逃げ方が完全でなかった村です。なにか異常がないか心配です。以下に各年の赤ちゃん誕生数を示します。
5年連続で女の子が多く生まれた飯舘村
 ※(1)を集計
 図-2 福島県飯舘村の赤ちゃん誕生数

5年連続で女の子が多く生まれ、2015年は
 男の子 18人
 女の子 32人
でした。以下に原発事故が起こった2011年3月以降の赤ちゃんの累積の誕生数を示します。
2011年12月から女の子が生まれるようになった飯舘村
※(1)を集計
 図-3 福島県飯舘村の累積の赤ちゃん誕生数

 2011年12月位から女の子が特異的に生まれるようになりました。妊娠期間は概ね280日と言われているので(7)、福島原発事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれてくる時期です。2011年12月から15年12月までの赤ちゃん誕生数を集計すると
 男の子  90人
 女の子 128人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら、1%で偶然とは思えません。普通は男の子が多く生まれるので、異常な事です。
 計画的避難区域は他の町や村にも設定されました。主な避難区域が計画的避難区域となったのは福島県葛尾村のほぼ全域と川俣町東部です(3)。以下に避難地域が主に旧計画的避難区域であった飯舘村・葛尾村・川俣町の赤ちゃん累積の誕生数を示します。
2011年末から女の子が生まれるようになった旧計画的避難区域が主な避難区域の市町村
 ※(1)を集計
 図ー4 飯舘村・葛尾村・川俣町合計の累積の赤ちゃん誕生数

同じく2011年12月から15年12月までを集計すると
 男の子 221人
 女の子 311人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.01%です。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
男の子でも女の子で生まれて来れば良いと考える方が多いと思います。まして福島県の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
福島県川俣町の綺麗な女性
 ※(8)をキャプチャ
 図-5 福島県川俣町の綺麗な女性

でも他に影響がないか心配です。福島県県民健康管理調査によれば
「原発事故に由来する放射線被ばくが、いつか健康に影響を及ぼすのではないかと心配 している(福島)県民、あるいは子孫にその影響が及ぶことを懸念している(福島)県民が、依然とし て少なくない現状」
があるそうです(9)。
 放射線の影響は「積算線量」が重要だそうです(10)。福島の放射線量は下がっていますが、「積算線量」は確実に増え続けています。これまで見つからなかった事が4年後や5年後に出てきても不思議はありません。
 福島県の県放射線健康リスク管理アドバイザーの高村昇氏は福島県の地方紙の福島民報に、広島や長崎の二世調査の結果から
 「次世代への影響は考えにくいと思われます。」
と寄稿しています(11)。でも遺伝には孫の世代で見える「隔世遺伝」があります(12)。このような遺伝は「二世調査」では分かりません。
 放射性影響研究所は広島や長崎の原爆投下で遺伝的な影響が生じていない根拠として
  ①赤ちゃんの男女比に異常が起きていない。
  ②自然死産の増加が認められない
ことを上げています。以下に福島県の自然死産率の推移を示します。
全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)
 ※(14)を転載
 図―6 福島県の自然死産率の推移

 赤ちゃんの男女比は本文に書いた通りです。福島では広島や長崎では見つからなかったことが福島では起きています。広島や長崎のデータを元に福島は「安全」と主張しても成立しません。
 それでも安倍出戻り内閣は葛尾村や川俣町山木屋は安全だとし、避難指示解除の前段階となる準備宿泊を進めています(15)(16)。飯舘村でも来年4月には避難指示解除と予定されています(17)。これでは福島の方は心配だと思います。
 福島県塙(はなわ)町産米の全袋検査数が9万袋を超えました(18)。同町は人 口 9,331人なので(19)十分な量だと思います。塙町辺りのお米は「美味しい味わいのあるお米」だそうです(20)。福島県は福島産米のテレビCMも流しています(21)。でも、福島県塙町のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県塙町のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―7 福島産米が無い福島県塙町のスーパーのチラシ

当然の結果です。(=^・^=)も福島県塙町の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。計算方法は(=^・^=)の過去の記事(23)によります。
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 (a)飯舘村
有意差検定表(飯舘村)

 (b)飯舘村・葛尾村・川俣町合計(避難区域が主に旧計画的避難区域である町村)
有意差検定表(3町村)

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(平成28年1月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)出生性比
(3)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(4)飯舘村 - Wikipedia
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(6)村内継続事業所について | 飯舘村災害情報サイト
(7)妊娠期間「十月十日(とつきとおか)」 - All About(オールアバウト)
(8)スイッチ20160201 TUFchannel
(9)第20回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成27年8月31日)の資料について - 福島県ホームページ中の「 県民健康調査における中間とりまとめ(案) [PDFファイル/265KB]」
(10)放射線の健康への影響は積算線量が決める
(11)放射線 放射性物質 Q&A これから生まれる子どもに被ばくの影響は | 東日本大震災 | 福島民報
(12)隔世遺伝 - Wikipedia
(13)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 - 放射線影響研究所
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍
(15)「ふるさとへの帰還に向けた準備のための宿泊」の実施のお知らせ - 葛尾村ホームページ
(16)<準備宿泊>川俣・山木屋も3カ月延長 | 河北新報オンライン 2015/12/01
(17)<検証福島の学校>反発噴出 転校模索も 河北新報-2016/01/31
(18)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を2月5日に閲覧
(19)はなわまち | みんなが主役 しあわせ実感のまち・・・
(20)みりょく満点米 【コシヒカリ・ひとめぼれ】 | JA東西しらかわのブログ
(21)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(22)エコス塙店チラシ情報
(23)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について

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  1. 2016/02/06(土) 08:08:41|
  2. -
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  4. | コメント:0
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