めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

NHKの嘘放送―「除染などが進むにつれて放射線量はさらに下がってくるだろう」

 NHKは原子力規制委会が実施してる航空機モニタリング(1)のデータを取り上げ
「30キロより外側で1時間当たり3.8マイクロシーベルト以上になっている範囲は狭まり、飯舘村や浪江町の一部になっています。」
と報じていました。これでは浪江町でも1時間当たり3.8マイクロシーベルト以上の範囲が狭まった報道です。浪江町の大部分は30km圏内にあり、30km圏外そのもがごく一部です。そして「除染などが進むにつれて放射線量はさらに下がってくるだろう」とのコメントも載せていますが、福島の放射線量の低減を見ると自然減衰で計算される程度にしか減っておらず(3)、除染の効果は見えません。あからさまな「嘘」報道です。
 福島第一原発事故では福島に大量の放射性物質が降り注ぎ福島は汚染されました。福島では避難区域が設定されていますが(4)、その基準は年間20ミリシーベルトで、これは毎時3.8マイクロシーベルトに相当するとされています(5)。
 原子力規制委会は航空機を使って福島等の放射線量を面的に計測する航空機モニタリングを実施しています(1)。最新の結果は2月2日発表になりましたが(6)、以下に結果を示します。
30km圏外も含め3.8(μSV/h)超が大部分の浪江町
 ※(6)を引用加筆
 図-1 航空機モニタリング結果(2016年2月2日発表)

 浪江町についてみると、大部分で毎時3.8マイクロシーベルトを超えて(黄色、橙、赤)います。これは30km圏外も同様です。
多分、原発事故5年目に併せてでしょうか3月10日に報じています(1)。その中で
「30キロより外側で1時間当たり3.8マイクロシーベルト以上になっている範囲は狭まり、飯舘村や浪江町の一部になっています。」
と報じていました。これでは浪江町でも1時間当たり3.8マイクロシーベルト以上の範囲が狭まった報道です。比較の対象にしたのは2011年12月発表の物ですが(1)、以下に示します。
航空機モニタリング2011年10月
 ※(6)を引用加筆
 図-2 航空機モニタリング結果(2011年12月発表)

 図-1に比べ飯舘村では3.8マイクロシーベルト以上になっている範囲は狭まっていますが、浪江町ではそれ程でもありません。そして飯舘村でも気になることがあります。チェルノブイリ原発事故では5年目から避難基準は年間5ミリシーベルトに引き下げられました(5)。年間20ミリシーベルトが毎時3.8マイクロシーベルトなら、年間5ミリシーベルトは毎時約1マイクロシーベルトです。図に示す様に大部分で毎時1マイクロシーベルトを超えて(緑、黄緑、黄色、橙、赤)です。飯舘村もチェルノブイリの基準に照らせば、指示が必要な地域です。
 以下に福島の住宅除染の進行状況を示します。
75%以上で住宅除染完了した福島県
 ※(8)を転載
 図-3 福島県の住宅除染の進行状況

 それなりに進み終わりに近づいています。
 放射性物質は自然に減っていく性質があります。半分になるまでの時間を半減期と呼んでいます(9)。半減期を使うと先の放射線量が計算できますが(3)、半減期程度しか減っていないなら除染の効果は無い事になります。
  以下に2015年11月時点の航空機モニタリング結果の数値データより作成した福島の放射線量分布を示します。
除染が必要なところが広く広がる福島
 ※(3)を転載
 図-4 福島の放射線量分布(2015年11月時点)

 国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(10)の場所が広く広がっています。以下に2014年11月時点の航空機モニタリング結果と半減期から計算される放射線量を示します。
半減期から計算しても実測と大差が無い福島の放射線量
 ※(3)を転載
 図-5 半減期から計算される放射線量

 図-1と図ー2を比べるとそれほど大きな差はありません。福島の放射線は半減期でしか下がらず「除染」の効果はありません。航空機モニタリングで見る限り除染の効果は見えません。それでもNHKは
 「除染などが進むにつれて放射線量はさらに下がってくるだろう」とのコメントも載せています(1)。
 NHKの記事(2)では65%に減ったと報じていますが、放射性物質は半減期2年のセシウム134や30年のセシウム137がありますが(9)、事故から5年経てばセシウム134は当初の2割以下になっていますが、セシウム137は約9割は残っています。今後はなかなか自然には減らないセシウム137が残り続けます。
だんだん減らなくなる福島の放射線量
 ※(3)を転載
 図-6 今後の放射線量

「除染などが進むにつれて放射線量はさらに下がってくるだろう」
などはあり得ない話です。NHKは「嘘」を平気で流します。


<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
当該のNHKの配信は
 ①福島第一原発30圏外では避難の必要はない放射量に低下した。
 ②これからも放射線量は下がって行く
との内容ですが、本文に書いた通り「嘘」です。NHKは3月11日には人災である「福島原発事故」を天災である「震災」と言い換えています(11)。NHKは報道機関で無くプロパガンダ機関です。それでも(=^・^=)はNHKから「受信料」と称するカツアゲを食らっています。
 こんな放送局があっては福島の方は不安だと思います。
福島でもイチゴ栽培が盛んだそうです(12)。今はイチゴ狩りも楽しめます(13)。福島はイチゴのシーズンです。福島県は福島産について「 食の安全・安心を確保するため、生産、製造・加工、流通、消費の各段階において、食品中の放射性物質検査を実施しています。 」と主張してます(14)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(15)を引用
 図―7 福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会
(2)福島第一原発から半径80キロ 放射線量65%減少 NHKニュース
(3)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(4)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(5)[PDF]年間20ミリシーベルト - 環境省
(6)(1)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(7)(1)中の「第4次航空機モニタリング (平成23年10月22日~11月5日測定) 平成23年12月16日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 除染が終わっても、除染が必要な福島
(9)半減期 - Wikipedia
(10)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(11)めげ猫「タマ」の日記 原発事故を「震災」と言い換える福島のマスコミ
(12)甘酸っぱい幸福感!赤くてかわいい、イチゴ! | ふくしま 新発売。
(13)福島 いちご狩り特集 | 一般社団法人 福島市観光コンベンション協会公式ページ こらんしょふくしま
(14)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(15)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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  1. 2016/03/12(土) 19:43:12|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

全地表面を1m位削ればなるかも、と言われたらどうしようもない、、。
やれるなら遣ってみろ、とは言いたいけどね!
  1. 2016/03/12(土) 20:28:39 |
  2. URL |
  3. 武尊43 #-
  4. [ 編集 ]

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