めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

飯舘村測定に比べ低い環境省(国)の放射線量測定値

東京電力福島第一原発事故で全村避難している飯舘村は3月16日、村内に設置した空間放射線量測定器「モニタリングポスト」88基の運用を始めました(1)。当村のホームページで結果が公表されているので(2)、従前の環境省(国)が設置した測定器の値と比較したら毎時0.5マイクロシーベルト以下の場所の数を集計したら
 環境省(国)設置 全体の78%( 40機中31機)
 飯舘村設置    全体の43%(128機中55機)
で環境省(国)の値が低く出ています。この様な事が偶然に起こる確率を計算したら0.8%なので偶然と言うには無理があります。飯舘村の測定値と航空機モニタリング(3)の結果に起きな差はなく、従前に環境省(国)が設置した空間放射線測定器は実際より低い値を出していたことになります。
 福島県飯舘村は阿武隈高地の北側に立地する村で、福島原発事故によって全村避難を強いられました。だだし避難指示が出されたのは原発事故一ヶ月後の2011年4月11日で避難が完了したのは3ヶ月以上も過ぎた2011年6月22日で、いわば逃げ遅れた村です。
福島県飯舘村
 ※1(3)の数値データを元に(5)に示す手法で3月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図-1 福島県飯舘村

 通常は男の子が多く生まれるのですが(7)、飯舘村では原発事故後5年連続して女の子が多く生まれる奇妙な現象も起こっています(8)。
5年連続で女の子が多く生まれた飯舘村
 ※(8)を転載
 図-2 福島県飯舘村の赤ちゃん誕生数

それでも来年3月までの避難指示解除を計画しています(9)。その前段階でしょうか、飯舘村は3月16日、村内に設置した空間放射線量測定器「モニタリングポスト」88基の運用を始めました(1)。当村のホームページで結果が公表されているので(2)、従前の環境省(国)が設置した測定器の値と比較してみました。
0.5(μSv/h)以上が多い飯舘村設置のモニタリングポスト 0.5(μSv/h)未満が多い環境省(国)設置のモニタリングポスト
 (a)飯舘村設置                   (b)環境省設置
  ※(2)を3月17日に閲覧
 図-2飯舘村の放射線量測定結果

 図に示す通り飯舘村設置の測定器では毎時0.5マイクロシーベルトを超える値(図中の緑、深緑、黄色)が多いのですが、環境省(国)設置では毎時0.5マイクロシーベルト以下(図中の青、シアン)が殆どです。
 以下に割合を示します。
半分以上が0.5(μsv/h)以上に飯舘村設置のモニタリングポスト 8割近くが0.5(μsv/h)以下の環境省(国)設置のモニタリングポスト
 (a)飯舘村設置                  (b)環境省設置
  ※(2)を3月17日に閲覧
 図-3飯舘村の放射線量測定結果の割合

どう見てみても環境省(国)設置の線量計が低く見えます。毎時0.5マイクロシーベルト以下の場所の数を集計したら
 環境省(国)設置 全体の78%( 40機中31機)
 飯舘村設置    全体の43%(128機中55機)
で環境省(国)の値が低く出ています。この様な事が偶然に起こる確率を計算したら0.8%なので偶然と言うには無理があります。
 原子力規制委員会は航空機を利用し面的に放射線量を測定し(航空機モニタリング)結果を公表しています(3)。その結果と飯舘村設置の測定器の結果を合成してみました。
航空機モニタリングと差が少ない飯舘村設置のモニタリングポスト
 ※1 航空機モニタリングは(3)の数値データを元に(5)に示す手法で3月1日時点に換算
 ※2 飯舘村設置の測定器の値は(2)よる
 図-4 航空機モニタリングと飯舘村設置測定器の結果の合成

 図に示す通り、色の違いが殆ど分かりません。飯舘村設置測定器の方が正しいと言えます。従前に設置されていた環境省(国)設置の空間放射線量測定器「モニタリングポスト」は実態より低い放射線量を結果として出していました。


<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
以下にスズキ(魚)のセシウム濃度を示します。
千葉県銚子や茨城県産に比べ低い福島県いわき市産スズキの福島県の検査結果
 ※1(10)を転載
 ※2 NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)
 ※3 日付は収穫日
 図-5 スズキのセシウム濃度

 海の魚は人工的に管理されていないので近隣と同じか、福島なら汚染源に近いので近隣より高いセシウムが見つかるはずです。でも図に示す通り、福島県いわき市のスズキからは千葉県銚子や茨城県産スズキからそこそこ見つかっているセシウム見つかっていません。同じ物を測ればだれが測っても同じ結果となるべき測定の再現性(11)が、福島では成立しません。福島発のデータはいい加減です。このようなデータを元に福島県は放射線量が低いとか、食品の基準超えがないとか主張し(12)、「風評被害」と強弁しています(13)。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県相馬地方の特産品にイチゴがあるそうです(14)。福島県相馬市のイチゴは美味しそうです(15)。相馬市では今、イチゴ園が開園しています(16)。福島県相馬市はイチゴの季節です。福島県は福島産について「食の安全・安心を確保するため、生産、製造・加工、流通、消費の各段階において、食品中の放射性物質検査を実施しています。 」と主張してます(17)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
※(18)を引
 図―6 福島産イチゴが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(19)による。
有意差検定表


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)飯舘村がモニタリングポスト88基運用開始 | 県内ニュース | 福島民報
(2)飯舘村 放射線量マップ
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(4)飯舘村 - Wikipedia
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(6)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)出生性比
(8)めげ猫「タマ」の日記 5年連続でも女の子が特異的に生まれる福島県飯舘村
(9)避難指示解除 飯舘村「遅くとも17年3月」 | 河北新報オンライン 2015/04/22
(10)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月2週)―福島産コイから2.6ベクレル、福島県は過去3年間で29件全てでND―
(11)再現性(さいげんせい)とは - コトバンク
(12)ふくしま復興のあゆみ  - 福島県ホームページ中の「・ 第14版 平成28年 2月 8日発行 [PDFファイル/7.34MB]」
(13)東日本大震災関連情報ページ一覧 - 福島県ホームページ
(14)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(15)和田観光苺組合 - 相馬/その他 [食べログ]
(16)福島県相馬市 観光のご案内 イチゴ狩り
(17)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(18)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「相馬店」
(19)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
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  1. 2016/03/17(木) 19:50:08|
  2. -
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