めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

トラブルいっぱい福島原発(3月3週)―ALPS停止―

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、3月3週(3月14日から19日)もしっかりトラブルが起こっています。

①満水状態が続く処理水タンク
②ALPS停止
③タンクの解体進まず
④分析施設の予算をケチる安倍出戻り内閣
⑤消化器がありません

1.満水状態が続く処理水タンク
 福島第一原発では地下水や地下水ドレンからくみ上げた汚染水がタービン建屋に日々流入し増え続けています。タービン建屋の汚染水は汲み上げてて
 タービン建屋⇒SARRY⇒SR処理水タンク⇒ALPS⇒処理水タンク
の順で処理されています(2)(3)(4)。最終段の処理水について
  満水率を「汚染水保管容量÷汚染水タンク容量」
と規定し、推移を示します。
満水状態が続く処理水タンク
  ※(5)を集計
 図ー1 福島第一の「処理水タンク」の満水率

 この所、約96~98%で推移しています。ここからは(=^・^=)の想像ですが、東電はこれが限度だと判断していると思います。タンクを満タンにすると地震などで生じるスロッシング(容器内の液体が外部からの比較的長周期な振動によって揺動すること。)でタンクから液体が漏れ出すことが知られています(6)。安全にくみ上げた汚染水を保管するにはある程度の「空」が必要です。事実上は満タン状態です。

2.ALPS停止
 3月16日に福島第一汚染水の最終段の処理装置であるALPS(多核種除去設備)が停止しました(7)。その後の会見(8)を聞いていたのですが、一切の説明がありませんでした。3月18日の発表(19)でも「停止中」です。
 1項に記載した通りALPSの先にある処理水タンクは「満タン」で、汚染水を送り込むことが出来ません。福島第一の汚染水処理は「破綻」しています。

3.タンクの解体進まず
 福島第一原発のタンク増設計画を見ると(9)、過去に汚染水漏れを起こしたフランジタンク(10)を解体し跡地に新たなタンクを作る計画です。以下に2月時点のタンク解体計画と実績を示します。
全く進まない濃縮塩水タンクの解体
 ※(5)(9)を集計
 図-2 濃縮塩水タンクの解体計画と実績

 図に示す通り計画では2月から解体が進み今月末位には終える計画でしたが、実績をみると解体が進んでいません。旧来のタンクを解体できなければ新しいタンクがつくれず、福島第一の汚染水処理は厳しくなりそうです。

4.分析施設の予算をケチる安倍出戻り内閣
 3月17日に福島第一原発の廃炉廃棄物の管理の安全を審査する「第3回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会」が開かれました(11)。そこで、福島第一原発の西の外れに国の機関であるJAEAが分析施設を作るとの説明がありました。
福島第一の西にできる分析施設
 ※(12)より作成
 図-3 分析施設の位置

 図に示す様に敷地ギリギリです。以下に鳥瞰図から想定した分析施設の配置を示します。
一般道路の前にできる分析施設
 ※(12)より作成
 図-4 分析装置の配置

 図に一般道が側を通っています。このうち「第2棟」には取り出せた場合ですが、溶け落ちた核燃料(デブリ)を分析の為に持ち込むそうです。
 議論(13)を聞いていると、分析の能力に疑問が出されましたが、これに対するJAEAの説明は「予算ではこれが精いっぱい」でした。この施設は(=^・^=)も支払う税金を原資とする国のお金で作りますが、安倍出戻り内閣かケチったようです。

5.消化器がありません
 福島第一には伐採木等の可燃物がむき出しでおいてあるそうです(13)。
むき出しで保管される伐採木
 ※(14)を引用
 図-5 福島第一においてある伐採木

火事が心配なので消化器を配置することになっていますが、消化器がおいていない場所が見つかったそうです。


<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
トラブルが続く福島原発、福島の方は心配だと思います。福島県いわき市の特産物にイチゴがあります(15)。いわき市のイチゴはたわわに実っっており甘くてジューシーだそうです。今はいわき市でもイチゴ狩りが楽しめます(16)。福島県いわき市はイチゴのシーズンです。福島県は福島産について「食の安全・安心を確保するため、生産、製造・加工、流通、消費の各段階において、食品中の放射性物質検査を実施しています。 」と主張してます(17)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(18)を引用
 図―5 福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(3月2週)―核燃料容器から警報―
(2)めげ猫「タマ」の日記 SR処理水について
(3)汚染水対策の主な取り組み|東京電力
(4)原子炉の安定化|東京電力
(5)プレスリリース|東京電力中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(6)スロッシング - Wikipedia
(7)2016年3月16日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(8)【2016年3月17日】東京電力 記者会見 - 2016/03/17 17:30開始 - ニコニコ生放送
(9)中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況」⇒「2016年2月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第27回事務局会議)」⇒「【資料3-1】汚染水対策(10.0MB)」
(10)[PDF]福島第一原子力発電所の汚染水の現状と対策について[PDF
(11)第3回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会 | 原子力規制委員会
(12)(11)中の「資料2-2:放射性物質の分析・研究施設の整備について[東京電力・日本原子力研究開発機構]【PDF:627KB】」
(13)(11)中の「会議映像 YouTube」
(14)(11)中の「資料3:可燃性廃棄物の火災対策について[東京電力]【PDF:1MB】」
(15)いわき市 - Wikipedia
(16)暖かい温室でいちご狩りを楽しもう!2015-16 | いわき市 観光情報サイト
(17)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(18)ヨークベニマル/お店ガイド
(19)福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力

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  1. 2016/03/19(土) 19:40:40|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

ケチじゃなくて、どうせ作っても使われる可能性のない施設なんで、予算処置どまりです、という事でしょう。消火器も、燃えたら燃えたで、どうせ放射能は全国にばら撒いたし、燃えるに任したい、という位の考えなんでしょうね、、。
最早先の事なんか考えられない、出戻り安倍と官僚という構図!
  1. 2016/03/19(土) 21:52:25 |
  2. URL |
  3. 武尊43 #-
  4. [ 編集 ]

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