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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島産食べて応援、あの世行き(原発事故5年目)―福島産を許容する地域では葬式が7.4%増加―

 福島県のひらた中央病院が、福島産米を避けていないか否かのアンケート結果を発表しました(1)。一方で、福島県は月毎の死者数を発表しています(2)。そこで福島産を許容している方が7割近い郡山市、三春町について死者数を合計すると
 原発事故前年  (2010年3月から11年2月)2,940人
 原発事故後5年目(2015年3月から16年2月)3,397人
で約7.4%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.4%でした。一方で、福島産を許容してる方が殆どいない相馬・南相馬市の死者数を合計すると
 原発事故前年  (2010年3月から11年2月)1,294人
 原発事故後5年目(2015年3月から16年2月)1,248人
で少し減っていますが、統計的な差はありません。

  これでは
  福島産食べて応援、あの世行き
です。
 今日(4月4日)に福島県の地方紙の福島民友の1面トップは「食の安全どう伝える」でした。
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 ※(3)を4月4日に閲覧
 図-1 「食の安全どう伝える」を1面トップで伝える福島県の地方紙・福島民友

 お隣は福島産米を輸出するような記事です。
   福島は福島原発事故によって多くの放射性物質が降り注ぎました。(=^・^=)は広島原爆の30個分と試算しています(4)(5)(6)。以下に航空機モニタリングも元に作成した福島の放射線量分布を示します。
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 ※1(7)の数値データを元に(8)に示す手法で4月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(9)による
 図-2 福島県の放射線量

 福島の除染はだいぶすすんだようですが(10)、図に示す通り、原発事故からもうすぐ5年ですが福島では国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(11)を超えた地域が広く広がっています。(=^・^=)には福島産がおよそ安全とは思えません。当該記事はネットでも配信していたので(12)読んでみました。
 ネットの表題は
 「【復興の道標・不信の連鎖】『食の安全』どう伝える 事故直後の誤解...今も」
 でした。「事故直後の誤解」あるように事故直後も「安全な福島産」しか流通していないような表題です。でもこれは明確なでっちあげです。以下に福島産牛肉の検査結果を示します。
福島県外検査に比べ大幅に低い福島県の牛肉の検査結果
 ※(14)を集計
 図―3 福島産牛肉のセシウム検査結果

 図に示す通り福島県の検査ではそこそこの値なのに、福島県外の検査では極めて高い濃度のセシウムが見つかっています。原発事故直後に出荷された福島産牛肉には基準値を大きく超えるセシウムが含まれており、福島産を危険と思う行為は「事故直後の誤解」ではありません。
 当該記事では福島原発事故で酷く汚染され今も全町避難が続く福島県浪江町のお米について
 「検査の結果、コメは全て食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回り、松本はほっと胸をなで下ろした。実証栽培は昨年も行い、全て基準値未満だった。」
と紹介しています。ところが1キロ当たり50ベクレル以上のものが含まれています(15)。福島産米は全数全袋検査によって「安全」されますが、主な検査装置は「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」に定められる検査で(16)、それによるとスクリーニングレベルは1キロ当たり50ベクレルです(17)。これを超えた物は精密検査に回す必要があります。ところが、厚生労働省の発表を見ると(14)、福島原発事故以降で「米」の精密検査結果は1件もありません。厚生労働省が規定するスクリーニングレベルを簡易検査で超え、基準値を超えているかも知れない浪江町産の米が出荷されています。
 全数全袋検査は福島原発事故後に福島県だけに導入された簡易検査です(16)。従前の精密検査と比較データによって精度が担保されなければなりません。福島県の担当課のHP(18)を見続けているのですが、そのようなデータは掲載された事がありません。いろいろ探しているのですがいまだ見つけることが出来ません。
 福島産米はで殆どが簡易検査です。簡易検査でスクリーニングレベルを超えたものは精密検査に回します。福島県はスクリーニングレベルの値を公表しているようには思えませんが(18)、検査映像(19)を見ると1キログラム当たり74ベクレルです。厚生労働省の発表(14)をみると福島県米の精密検査結果で検出限界未満(ND、殆ど0)の物が散見されます。簡易検査で1キログラム当たり74ベクレルを超えた物が、精密検査では「殆ど0」です。すなわち、簡易検査で1キログラム当たり74ベクレルを超えた物が、精密検査では「殆ど0」です。簡易検査と精密検査の差は少なくとも基準値の74%に相当する1キログラム当たり74ベクレルあります。
福島民友は
 「コメの全量全袋検査。厳格な食品基準値の下で県産農産物の安全性は保たれている」
と主張していますが、コメの全量全袋検査は測定精度を極めて低いデタラメな検査であり、この検査で福島産米の「安全」を担保することはできません。

 当該記事(12)で
「一般食品の放射性セシウムの基準値は、米国が1キロ当たり1200ベクレル、欧州連合(EU)が同1250ベクレル。これらよりほぼ10倍厳しい基準値の下、県民は放射性物質検査を続けてきた。」
と記載していますが、福島と同じように原発事故を起こしたチェルノブイリ原発があるウクライナ共和国(19)の基準は1キログラム当たりで
 飲料水=2ベクレル、パン=20ベクレル、ジャガイモ=60ベクレル、野菜=40ベクレル、果物=70ベクレル
です(20)。日本の基準が同じく1キログラム当たりで飲料水で10ベクレル、一般食品で100ベクレルです(21)。ウクライナに比べ緩い基準です。その事は無視し基準が緩い国の例を上げ「安全」を主張しています。このような主張では、日本の基準はウクライナより緩く「危険」との主張には反論できません。
 個人的にはウクライナの基準も米国や欧州連合(EU)もどちらも合理性があると思います。米国や欧州連合(EU)諸国はチェルノブイリからは遠く離れています。それだけセシウム汚染リスクが低く、稀に高濃度のセシウム入り食品を食べても大きな問題にはならないと思います。一方でウクライナは事故った原発があり、その分だけセシウム汚染リスクが高く、緩い基準を設ければ頻繁に高濃度のセシウム汚染食品を摂取することになり、危険っだからと思います。基準は状況に応じ設定されるべきで、他所より厳しいから「安全」などあり得ません。日本の原発について「世界で最も厳しいレベルの新規制基準をつくった」と主張し、再稼働を進める人が居ますが(22)(23)、世界で最も厳しいレベルだから「安全」等と議論は成立しません。日本独特の事情(地震が多い、原発が海に面し津波被害や海からの武力攻撃を受ける可能性がある)を考慮し、基準が妥当かを検証し「安全」かそうでないかを決める必要があります。

 仮にセシウム含有量が1キログラム当たり100ベクレル以下だとしても、福島県の検査が以下の二つの条件をクリアしていなければ福島産の「安全」は担保されません。
 第一に福島県の検査は他と同等である事
 第二に汚染が酷い地域の産物が確り検査されている事
 福島県の野生鳥獣を除く農林水産物の検査は厚生労働省の発表(14)を見ると、福島県農林水産部所属の「福島県農業総合センター」(24)で実施しています。福島県農林水産部所属なので、中立性に疑義がありますが、それ以前に一箇所の検査機関に検査を集中するのは危険です。そこが間違えば全ての検査結果が間違った検査になります。他の都道府県はそのような事は実施していません。
 ①昨年12月に京都市の検査で福島産玄米から
 1キログラム当たり2ベクレル
のセシウムが見つかったと発表がありました(26)。2015年度の福島県産米の福島県外での検査はこれ1件(27)ですので、福島県外では1件の検査でセシウムが直ぐに見つかった事になります。一方で福島県の検査では約105万件の検査を実施し、セシウムが見つかったのは千件に1件以下の659件です(15)です。検査方法が違うので単純に比較はできませんが、福島産米の検査は
 福島県外検査では1件中1件
 福島県の検査では1000件に1件
がセシウム入りです。
 ②昨年12月に国立医薬品食品衛生研究所の検査で福島産サトイモから
 1キログラム当たり15ベクレル
のセシウムが見つかったと発表がありました(28)。2015年度の福島産サトイモの福島県外での検査はこれ1件です(27)。一方、福島県の検査は70件全てで検出限界未満です(27)。福島産サトイモの検査は
 福島県外検査では1件中1件でセシウム入り
 福島県の検査では70件全てで検出限界未満
です。
 ③今年3月に横浜市の検査で福島産養殖コイから
 1キログラム当たり2.4ベクレル
のセシウムが見つかったと発表がありました(30)。原発事故以降の福島養殖コイの福島県外での検査はこれ1件です(27)。一方、福島県の検査は2013年5月以降で29件全てで検出限界未満です(27)。福島産養殖コイの検査は
 福島県外検査では1件中1件でセシウム入り
 福島県の検査では29件全てで検出限界未満
です。
 ④今年3月に札幌市の検査で福島産ふかし芋から
 1キログラム当たり2.3ベクレル
のセシウムが見つかったと発表がありました(31)。2015年度の福島ふかし芋の福島県外での検査はこれ1件です(27)。ジャガイモやサツマイモの福島県外の検査はありません(27)2015年の福島県の検査はは干し芋が3件で1件で1キログラム当たり4.8ベクレルです(27)。意一方でサツマイモ、ジャガイモの検査は158件全てで検出限界未満です(27)。福島産サツマイモ、ジャガイモないしは加工品の検査は
 福島県外検査では1件中1件でセシウム入り
 福島県の検査では161件全て1件セシウム入り
です。
 上記の福島産玄米、サトイモ、養殖コイ、サツマイモやジャガイモと加工品の全て福島県の検査が低い値になっています。
 ⑤ブリは回遊魚なので(32)近隣のでは同じ物とみなすことができると思います。地図で見ると千葉県銚子市は利根川を挟んで茨城県に接しています。以下に福島県が検査した福島産、茨城県が検査した茨城産ブリの検査結果を示します。
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 ※1(14)を集計
 ※2 日付は捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満を示す
 図―4 ブリの検査セシウム濃度

 茨城県が検査した茨城産ブリや千葉県が検査した銚子産ブリからそこそこセシウムが見つかっていますが、福島県が検査した福島産ブリからは見つかっていません。汚染源がある福島産の方が少しは高い値がでくてはならないのですが・・・
 以上に述べた通り福島県の検査は他と比べ低くでる検査です。
 
 農作物の栽培にはハウス等で栽培する施設栽培(33)と外で栽培する露地栽培があります。以下に福島県伊達市産サクランボのセシウムの検査結果を示します。
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 ※1(14)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―5 福島県伊達市産サクランボのセシウム濃度

 図に示す通り施設栽培ではセシウム汚染が低くなります。
 福島を代表する野菜にキュウリがあると福島県は主張しています(35)。露地栽培が主流です(36)。主な産地は須賀川市、伊達市、二本松市です(35)。以下に3市の2015年度中のキュウリの検査回数を示します。
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 ※(14)を集計
 図―6 キュウリの検査回数(2015年度)

 露地栽培が主力なのに施設栽培を多く検査しています。図-2に示す様に二本松市の汚染は3市のなかでももっと酷い状態です。同市の露地栽培のキュウリを福島県は検査していません。
 福島県では県北、県南、いわき地方を中心にイチゴ栽培が盛んにおこなわれています(37)。農林水産省の統計をみるち(38)、福島県伊達市がトップです。厚生労働省の発表をみると今シーズン(2015年7月以降)を見ると全体では37件の検査がありますが、伊達市産は僅かに1件です。図―2に示す様に福島県伊達市も二本松市と同様に福島県内でも避難地域を除けば汚染が酷い市です。
 福島県飯舘村は図-2に示す様に未だに全域が避難区域なっている汚染の酷い村です。それでも同村ではイチゴ栽培が実施されています(39)(40)。日本一汚染が酷いイチゴ産地です。それでも生産されたものは立派な福島産イチゴです。検査結果を見たのですが(27)、検査結果がありません。福島県は汚染が最も酷い飯舘村産のイチゴを検査せず、最大産地の伊達市の検査は1件です。
 露地栽培が中心の福島産キュウリの検査回数は施設栽培の方が多くなっています。キュウリの主産地の3市のうち最もセシウム汚染が酷い二本松市産の露地栽培キュウリの検査を福島県は実施していません。イチゴの最大産地の伊達市産イチゴの検査は1回で、汚染が最も酷い飯舘村産イチゴを福島県は検査していません。福島県は汚染が酷そうな物を検査を避けていています。
 福島産は他より低く出る検査で、しかも汚染が酷そうな物を避けた検査で「安全」されています。

  当該記事(12)でストロンチウムについて
 「食品の基準値は元々、ストロンチウムの存在も考慮して定められている。」
 として、ストロンチウム90も考慮されているような書き方をしてます。厚生労働省はそのような説明をしています(21)。過去にストロンチウム90が環境中に放出された事例は、広島・長崎の原爆投下、核実験そしてっチェルノブイリ原発事故だと思います。福島原発事故は核燃料で直接に水を温め発電する軽水炉の事故です(41)(42)。核爆弾はそもそも「水」を使いません(43)。チェルノブイリ事故は黒鉛炉の事故です(19)。周囲の環境が違う以上はそこから求めた割合は参考値にかなりません。もっと分かり難くしているのが、福島で実施されている「放射性物質低減策」です。名前は「放射性物質低減策」ですが実態はセシウム低減策です(44)。この結果、セシウム以外の放射性物質があっても見つかり難くなっています。福島民友の記事(14)は「一定割合」ときわめて曖昧な表現を使用していますが、最大で10%です(45)。
 食品中のストロンチウム90検査は殆ど行われていません。(=^・^=)が知る限り厚生労働省が実施しているMB方式の検査(21)と、東京電力が実施している20km内の魚の検査です(46)。MB方式の検査は
 ①色々な食品をごちゃまぜにして測定する。
 ②セシウムが高い物だけストロンチウム90を測る
との特徴があります(21)。色々とごちゃまぜにするので、最高値は低く抑えられます。セシウムが高いサンプルだけ測るので、セシウムに対するストロンチウム90の割合は低くでます。以下にMB方式で測定したストロン恥浮く90とセシウムの相関を示します。
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 ※1(21)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―7 MB方式でのストロンチウム90とセシウムの相関

 10%を超える物があります。セシウムに対するストロンチウム90の割合が低くでるMB方式の検査でこの結果です。 
「食品の基準値は元々、ストロンチウムの存在も考慮して定められている。」
との仮定がそもそも成立しません。
 当該記事(12)でストロンチウムについて
 「放射性物質『ストロンチウム90』はカルシウムと性質が似ていて体内に入ると骨に蓄積されるほか、セシウムより作物に移行しやすいとされるが、測定に時間を要する。

 農家の不安に応えようと、塚田は13年に県内各地で採取した土壌中のストロンチウム90の濃度を調べた。最も高かったのは第1原発から西に5キロの大熊町の土壌で、1キロ当たり最大4.7ベクレルだった。」
とも記載しています。以下に東京電力の発表(46)を元に作成した2015年4月以降の、福島第二原発沖(TS-7地点)の魚のストロンチウム90濃度とカルシウム相関を示します。
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 ※1 ストロンチウム90濃度は(46)による。
 ※2 カルシウム含有量は(47)におり、100g中のmg数で示す。
 図―8 カルシウム含有量とストロンチウム90濃度

 カルシウム含有量と密接な関連があります。学校給食でいつも出される牛乳は(48)、カルシウムが豊富であり(49)それだけストロンチウム90汚染リスクが高い食品です。でもそれだけストロンチウム90汚染リスクが高い食品です。福島民友は記事で「大熊町の土壌で、1キロ当たり最大4.7ベクレルだった。」と土壌のストロンチウム90の検査結果を上げ、ストロンチウム90は心配ないと主張していますが、ダイレクトにカルシウムが豊富な食品のストロンチウム90を測定結果を報じた方が説得力がありますが、報じてません。
 福島民友さんは福島産を「食の安全どう伝える」と報じ、福島産がさも「安全」なような報道をしていますが、福島産について纏めると
 ①福島産米の安全の根拠とされる福島産米全数全袋検査は精度を担保するデータが公表されない。
 ②福島産全般が安全との根拠とされる福島県の検査結果は、他より低くでる検査であり、しかもしかも汚染が酷そうな物を避けて検査されている。
 ③「食品の基準値は元々、ストロンチウムの存在も考慮して定められている。」いるが、その仮定は崩れている。
との結論になります。これでは福島の方の健康が心配です。そこで(=^・^=)なりに調べて見ることにしました。
  (=^・^=)の考えた方法は極めて単純で、福島産を許容しているところとしていないところを比較して許容している所としていない所に差があれば、福島産は安全とは言えない、差が無ければ「安全」です。
 福島県のひらた中央病院のHP(1)に福島県産米を避けていますかとのアンケート調査結果が載っていました。図-1に示すように、三春町と郡山市、相馬と南相馬市は隣接しているので3グループ(郡山市と三春町、いわき市、相馬と南相馬市)に分けで集計してみました。以下に結果を示します。
 表―1 「福島産を避けていますか?」のアンケート結果
 ※1 ①~④は(1)を転載
 ※2 ⑤は⑤=①-②-③+④で計算
 ※3 ⑥は⑥=⑤÷⑥×100で計算
郡山・三春では福島産を許容、相馬・南相馬は許容しない
⑥は福島産野菜も米も許容している人の割合です。福島県のホームページに掲載されてる人口動態(2)から、
 原発事故前年(2010年3月から2011年2月)

 原発事故5年目(2015年3月から2016年2月) 
の葬式数(死者数)を比較して福島産を許容していてる地域としていない地域で差なければ「安全」です。以下に結果を示します。
 表―2 各市や町の各年の死者数
 ※(2)を集計
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表―1に示す通り郡山市も三春町も福島産野菜と米を共に許容する割合が7割近くになっています。死者数を見ると 福島産を許容している方が7割近い郡山市、三春町について死者数を合計すると
 原発事故前年  (2010年3月から11年2月)2,940人
 原発事故後5年目(2015年3月から16年2月)3,397人
で約7.4%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.4%でした。一方で、福島産を許容してる方が殆どいない相馬・南相馬市の死者数を合計すると
 原発事故前年  (2010年3月から11年2月)1,294人
 原発事故後5年目(2015年3月から16年2月)1,248人
で少し減っていますが、統計的な差はありません。
  福島産を許容している郡山市・三春町では葬式(死者数)が増えていますが、許容していない相馬・南相馬市では増えていません。これは明確な事実です。
いわき市も含め死者数(葬式)の増加率と福島産米を避ける割合から以下のグラフができました。
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 図―9 福島産を許容する割合と葬式(死者数)増加率

 なんか、福島産食べて応援、あの世行って感じです。

以下に郡山市・三春町について偶然に起こる確率の計算結果を示します。
 表ー3 偶然に起こる確率の計算結果(郡山市、三春町)
 ※計算方法は(50)による。
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<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
まずは記事が長くなったことをお詫びします(__)。以下に言い訳を書きます。
 安倍出戻り内閣(51)、福島県(52)や東京電力(53)は福島産は安全とし福島を避ける行為を「風評被害」と主張しています。(=^・^=)にはそれぞれに福島産が安全であろうが無かろうが「福島産」は安全と主張しなければならない事情がある気がします。
 安倍出戻り内閣 ⇒原発の最稼働(22)(23)
 福島県     ⇒福島県域の復興(54)
 東京電力    ⇒会社再建(55)
少なくともこの方達は福島原発事故前は原発は「安全」といっていたような気がします(56)(57)(58)。これでは福島の方は心配だと思います。
 福島県伊達市は福島産イチゴの最大産地ですが、福島県いわき市の特産物にもイチゴです(59)。いわき市のイチゴはたわわに実っっており甘くてジューシーだそうです。今はいわき市でもイチゴ狩りが楽しめます(60)。福島県いわき市はイチゴのシーズンです。福島県は福島産について「食の安全・安心を確保するため、生産、製造・加工、流通、消費の各段階において、食品中の放射性物質検査を実施しています。 」と主張してます(61)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
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 ※(62)を引用
 図―10 福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(2)福島県の推計人口(平成28年1月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(3)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島は広島原爆30個分以上?
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発から広島原爆の30倍のウランもえかすが!
(6)めげ猫「タマ」の日記 1gのセシュウム137の放射能
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(9)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(10)「住宅除染」進捗率...84% 除染完了は34万9951戸:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(11)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(12)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-
(13)放射性セシウムを含む稲わらを与えた肉用牛について - 埼玉県
(14)報道発表資料 |厚生労働省
(15)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(16)全量全袋検査 - Wikipedia
(17)食品中の放射性セシウムスクリーニング法の一部改正について |報道発表資料|厚生労働省
(18)検査体制について | ふくしま 新発売。
(19)チェルノブイリ原子力発電所事故 - Wikipedia
(20)ウクライナの食品の放射能基準 - Wikipedia
(21)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(22)高浜差し止め 原発の安全性厳しく問う西日本新聞-2016/03/09
(23)東京新聞:「原子力利用再びリードする」 首相、原発推進を宣言:政治(TOKYO Web)
(24)農林水産部 - 福島県ホームページ
(25)食品中の放射性物質の検査結果について(第958報) |報道発表資料|厚生労働省
(26)(25)中の「1 自治体の検査結果⇒PDF 検査結果(PDF:1,020KB) ⇒No3084」
(27)(14)を集計
(28)(25)中の「3 国立医薬品食品衛生研究所の検査結果⇒PDF 検査結果(PDF:34KB) ⇒No36」
(29)食品中の放射性物質の検査結果について(第972報) |報道発表資料|厚生労働省中の「1 自治体の検査結果⇒PDF 検査結果(PDF:1,031KB)」
(30)(29)中の 「No6101」
(31)(29)中の 「No854」
(32)ブリ - Wikipedia
(33)施設園芸(しせつえんげい)とは - コトバンク
(34)露地栽培(ろじさいばい)とは - コトバンク
(35)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(36)福島県 すかがわ岩瀬農業協同組合 (きゅうり)~「パリッと新鮮でおいしい 岩瀬きゅうり」~ 月報 野菜情報-産地紹介-2010年9月
(37)甘酸っぱい幸福感!赤くてかわいい、イチゴ! | ふくしま 新発売。
(38)作物統計調査 市町村別データ  平成18年産市町村別データ 年次 2006年
(39)<飯舘村の真っ赤ないちごをご紹介します(飯舘村) | ふくしま 新発売。/a>
(40)
いいたて までいな いちご
(41)軽水炉 - Wikipedia
(42)福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia
(43)原子爆弾 - Wikipedia
(44)めげ猫「タマ」の日記 セシウムだけの検査で安全?
(45)めげ猫「タマ」の日記 福島産、ストロンチウム90の割合が想定外の10%超え―福島産は安全?―
(46)報道配布資料|東京電力中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2015年度 第*四半期採取分」
(47)五訂増補日本食品標準成分表 [第2章]
(48)今月の給食センターの献立 - 福島市ホームページ
(49)カルシウムたっぷり補給で骨を守ろう
(50)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(51)安倍内閣総理大臣 東日本大震災三周年記者会見 | 首相官邸ホームページ
(52)「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーン - 福島県ホームページ
(53)風評被害対策について - 東京電力
(54)めげ猫「タマ」の日記 福島県域を復興しないと役人は失業する
(55)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援 東京電力
(56)風評被害対策について - 東京電力
(57)安倍晋三 - Wikipedia
(58)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(59)いわき市 - Wikipedia
(60)暖かい温室でいちご狩りを楽しもう!2015-16 | いわき市 観光情報サイト
(61)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(62)イトーヨーカドー 平店
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  1. 2016/04/04(月) 23:45:05|
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コメント

いつもありがとうございます

いまでは、福島の危険性を伝えているのはこのブログしかなくなったように思います。
しかも一銭にもならないボランティア。
せめてgoogleアドセンスで広告を付けてください。
いつまでもボランティアだけでは継続は難しいと思います。
  1. 2016/04/05(火) 11:20:49 |
  2. URL |
  3. ふく #2B3L1McM
  4. [ 編集 ]

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