めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島のイチゴ価格は2年連続で全国平均以下、当然です。

 今年と2014年3月の東京卸売市場のイチゴ価格を見ると、2014年3月は
  福島産 1,012円
  全国平均  969円
で福島産が全国平均を超えていましたが、2016年3月は
  福島産  1,093円
  全国平均 1,238円
で福島産が安くなっています(1)。これは福島産に対する消費者の理解が進んだ為であり当然の結果です。
 福島は果樹王国と呼ばれていますが、福島県全域で果物が採れる訳ではありません。概ね福島市、伊達市、桑折町、国見町の2市2町で構成される福島盆地が中心です。ここは
 ①避難地域を除けば福島でも汚染が酷い。
 ②原発事故以降、5年連続でセシウム入り。
 ③ここの産物は他県より低く出る検査で「安全」とされ出荷される。
 ④果物作りが盛んで、原発事故前に比べ7%葬式が増えている。
等の特徴があります(2)。
 いまの季節はイチゴですが(3)、農林水産省の統計(4)を見ると福島盆地に属する伊達市が主産地です。
福島県のイチゴの生産量
 ※(5)を転載(元データは(4))
 図―1 福島県のイチゴの生産量

 以下に福島県のイチゴのシーズン別の検査回数を示します。
どんどん減ってるイチゴの主産地の伊達市の検査回数
 ※1(6)を集計
 ※2 各年の10月から翌年の4月までの検査回数
 図-2 福島県産イチゴの検査回数

 福島のイチゴの主産地で汚染の酷い福島県伊達市の検査数は福島原発事故後にどんどん減っており今シーズンは僅かに1件です。ただし福島県全体としてはそれ程には減っていないので、検査能力が無いわけではありません。
 もっと酷いのは飯舘村です。飯舘村は今も避難地域ですが、イチゴの生産は再開されています(7)。今シーズンも生産されています(7)(8)。厚生労働省の発表を見ると(6)、2015年4月の検査を最後に1年以上も検査が実施されていません。伊達市や飯舘村を活動範囲とする農協の自主検査結果を見たのですが、「イチゴ」はありません(9)。福島県は
「食の安全・安心を確保するため、生産、製造・加工、流通、消費の各段階において、食品中の放射性物質検査を実施しています。」
と主張していますが(10)、検査結果を見る限り、汚染の酷い産地を避けた検査で「安全」が主張されているようです。
 福島県はイチゴ栽培が盛んだそうです(11)。そこで、各年3月のイチゴ価格を東京卸売市場の取引して見ました。
2年連続して全国平均を下回った3月の福島産イチゴ価格
 ※(1)を集計
 図―3 各年2月のイチゴの取引価格(東京卸売市場)

 2014年にはいったんは全国平均を超えましたが2015、16年と全国平均を下回っています。これは福島産に対する消費者の正しい理解が進んだ結果であり「風評被害」ではありません。

<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
安倍出戻り内閣(12)、福島県(13)や東京電力(14)は福島産は安全とし福島を避ける行為を「風評被害」と主張しています。でもデータを見る限り十分な「根拠」がありません。この方達は福島原発事故前は原発は「安全」といっていたような気がします(15)(16)(17)。でも事故りました。この方達は原発と同じように、東京電力救済と為に(18)、安全とは言えない「福島産」を「安全」と強弁している気がします。当然ながら消費者の反発に会い「福島産」は値下がりします。これは福島も事情は同じだと思います。
 今回の地震で熊本の選果場は大変な被害を受けたそうです(18)。それでも福島県南相馬市スーパーのチラシには熊本産トマトやアサリが載っていました(19)。
熊本産はあっても福島産トマトが無い福島県相馬市のチラシ
 ※(20)を引用
 図―4 福島産でなく熊本産トマトが載っている福島県相馬市のスーパーのチラシ

 熊本の皆さんは頑張っています。
 福島県が力をいれている野菜にトマトがあります(21)。福島にはトマト工場があり(22)、福島産トマトは一年中楽しめます(23)。福島のトマトは美味しいそうです(24)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(25)。相馬市ではアサリ漁も4月20日に始まりました(26)。福島の方は地元・福島産トマトやアサリより熊本産を好むようです。(=^・^=)も福島県相馬市の皆様を見習い「フクシマ産」でなく熊本産を食べて応援します。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東京都中央卸売市場-統計情報検索を「大分類⇒果物、中分類⇒イチゴ」で検索
(2)めげ猫「タマ」の日記 果物作りが盛んな、汚染された福島盆地
(3)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(4)作物統計調査 市町村別データ  平成18年産市町村別データ 年次 2006年
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月4週)―フルーティアふくしま出発、主産地の検査はありませんー
(6)報道発表資料 |厚生労働省
(7)飯舘村の真っ赤ないちごをご紹介します(飯舘村) | ふくしま 新発売。
(8)飯館村産イチゴ使用の「いいたて までいな いちご」モニター募集 福島県飯舘村|ニュース|食品流通|JAcom 農業協同組合新聞
(9)農作物自主検査 | 農業 | JAふくしま未来
(10)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(11)甘酸っぱい幸福感!赤くてかわいい、イチゴ! | ふくしま 新発売。
(12)安倍内閣総理大臣 東日本大震災三周年記者会見 | 首相官邸ホームページ
(13)「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーン - 福島県ホームページ
(14)風評被害対策について - 東京電力
(15)安倍晋三 - Wikipedia
(16)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(17)福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の耐震安全性評価結果中間報告書(改訂版)等の一部修正ならびに修正版の経済産業省原子力安|TEPCOニュース|東京電力
(18)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援 東京電力
(19)選果場被災、出荷できず 春野菜ピーク…廃棄も-熊本のニュース│ くまにちコム
(20)ヨークベニマル/お店ガイド
(21)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(22)福島)南相馬にトマト工場 年産660トン、3月出荷へ:朝日新聞デジタル
(23)旬の食材 青果 | 一般社団法人福島市公設地方卸売市場協会
(24)今年もおいしい、トマト!トマト!トマト! | ふくしま 新発売。
(25)6年ぶり、港に活気 相馬・松川浦アサリ漁再開 | 県内ニュース | 福島民報
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  1. 2016/04/22(金) 19:45:20|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

伊達の黒豚が美味しくて、良く食べていました。
伊達の黒豚を扱うお店がデパートから撤退した時、食べたくて、伊達の黒豚を扱うお店を探し回りました。
飛び切りの農産物を生産してきた福島の方々は、この原発事故による放射能被害、本当に悔しいでしょう。
私はほうれん草などで何度か体調を壊したので、どうしても福島のものには手が出ません。
あれだけの技能が有れば、どこででも、やっていけるのではないですか?
移住して、また素敵に美味しい農産物を作ってくれたならなぁ~~。
今は怖くて食べられませんが、伊達の黒豚食べたいです。
  1. 2016/04/23(土) 14:47:28 |
  2. URL |
  3. なな #-
  4. [ 編集 ]

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