めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

女の子しか生まれない2016年の福島県葛尾村

 全村避難が続く福島県葛尾村(1)で今年生まれた赤ちゃん4人は全員女の子です。さらに福島原発事故後に生まれた赤ちゃんを集計すると
 男の子 15人
 女の子 36人
で、女の子が圧倒的に多く生まれています。このような確率を計算したら0.2%まので、偶然とは言えません。
 福島原発事故後に福島では二種類の避難区域が設定されました。一つは福島第一原発20km圏内の警戒区域と原発事故後しばらくして放射線量が高い事が判明し、指定された計画的避難区域です。警戒区域は福島原発事故翌日の2011年3月12日に設定されましたが、計画的避難区域が設定されたのは原発事故から1ヶ月以上も後の2011年4月22日です(1)。旧計画的避難区域はいわば「逃げ遅れた」避難区域です。
汚染が今も酷い福島
 ※1(2)の数値データを元に(3)に示す手法で4月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(1)による
 図-1 旧計画的避難区域

 図に示す通り、葛尾村は村のほぼ全域が計画的避難区域でした。原発事故から5年以上が経過した今でもほぼ全域が国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(4)を大きく超えています。なにか起こらないか心配です。
 福島県が3月中の人口動態を発表したので(5)、赤ちゃん誕生数を調べてみました。今年(2016年)に生まれた赤ちゃん4人全員が女の子です。今年の葛尾村は女の子しか生まれない村です。
 以下に原発事故以降の葛尾村の赤ちゃん誕生数を示します。
女の子が多く生まれる葛尾村
  ※(5)を集計
 図ー2 葛尾村の赤ちゃん誕生数

 通常は男の子が多く生まれるのですが(6)、原発事故以降の葛尾村では女の子が多く生まれるようになりました。原発事故(2011年3月)以降の赤ちゃん誕生数を集計すると
 男の子 15人
 女の子 37人
で女の子が多く生まれています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.2%なので偶然とは言えません。
 このような事は葛尾村だけではありません。図-1に示す様に飯舘村と川俣町の避難区域は全てが旧計画的避難区域です。原発事故以降の赤ちゃん誕生数は
 飯舘村
  男の子 113人
  女の子 154人
川俣町
  男の子 143人
  女の子 185人
で、どちらも女の子が多くなっています。以下に飯舘村・葛尾村・川俣町の累積の赤ちゃん誕生数を示します。
女の子が多く生まれる葛尾村・飯舘村・川俣町
 ※(1)を集計
 図-3 飯舘村・葛尾村・川俣町の累積の赤ちゃん誕生数

 原発事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれるであろう2011年12月頃から女の子の方が多く生まれています。合計すると
  男の子 271人
  女の子 376人
です。このような事が偶然に起こる確率は約0.004%なので「偶然」とは言えません。


<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
男の子でも女の子で生まれて来れば良いと考える方が多いと思います。まして福島県の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
冬休みは福島でなく「北海道」で雪合戦と話す福島のかわいい女の子
 ※(7)をキャプチャー
 図ー4 冬休みは福島でなく「北海道」で雪合戦と話す福島のかわいい女の子


でも他に影響がないか心配です。福島県県民健康管理調査によれば、48.1%の方が放射線は「次世代への影響の可能性が高い」と回答しています(8)。
 放射線の影響は「積算線量」が重要だそうです(9)。福島の放射線量は下がっていますが、「積算線量」は確実に増え続けています。これまで見つからなかった事が4年後や5年後に出てきても不思議はありません。
 福島県の県放射線健康リスク管理アドバイザーの高村昇氏は福島県の地方紙の福島民報に、広島や長崎の二世調査の結果から
 「次世代への影響は考えにくいと思われます。」
と寄稿しています(10)。でも遺伝には孫の世代で見える「隔世遺伝」があります(11)。このような遺伝は「二世調査」では分かりません。
 放射性影響研究所は広島や長崎の原爆投下で遺伝的な影響が生じていない根拠として
  ①赤ちゃんの男女比に異常が起きていない。
  ②自然死産の増加が認められない
ことを上げています(12)。以下に福島県の自然死産率の推移を示します。
全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)
 ※(13)を転載
 図―5 福島県の自然死産率の推移

 赤ちゃんの男女比は本文に書いた通りです。福島では広島や長崎では見つからなかったことが福島では起きています。広島や長崎のデータを元に福島は「安全」と主張しても成立しません。
 それでも葛尾村は6月の避難指示解除になりそうです(14)。(=^・^=)には強引な感じがします。こんな事をする行政では福島の方は不安だと思います。
 福島県が力をいれている野菜にトマトがあります(15)。福島にはトマト工場があり(16)、福島産トマトは一年中楽しめます(17)。福島のトマトは美味しいそうです(18)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(19)。でも福島県川俣町のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
熊本産はあっても福島産トマトが無い福島県川俣町のスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図―6 福島産トマトが無い福島県川俣町のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県川俣町の皆様も見習い「フクシマ産」でなく「熊本産」を食べて応援します。
以下に葛尾村について偶然に起こる確率計算結果を示します。
 
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(22)による
有意差検定表

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(2)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(3)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(4)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(5)福島県の推計人口(平成28年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(6)出生性比
(7)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中の「2016年1月8日(金)放送」(すでに消えています)。
(8)第22回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成28年2月15日)の資料について - 福島県ホームページ中の「 県民健康調査における中間取りまとめ 最終案 [PDFファイル/382KB]」
(9)放射線の健康への影響は積算線量が決める
(10)放射線 放射性物質 Q&A これから生まれる子どもに被ばくの影響は | 東日本大震災 | 福島民報
(11)隔世遺伝 - Wikipedia
(12)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 - 放射線影響研究所
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍
(14)6月12日避難指示解除正式提示 葛尾村 | 東日本大震災 | 福島民報
(15)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(16)福島)南相馬にトマト工場 年産660トン、3月出荷へ:朝日新聞デジタル
(17)旬の食材 青果 | 一般社団法人福島市公設地方卸売市場協会
(18)今年もおいしい、トマト!トマト!トマト! | ふくしま 新発売。
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/180KB] 」
(20)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
(21)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について

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  1. 2016/04/25(月) 19:51:51|
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