めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島・安達広域行政圏の2015年度の死者数は18%増、会津は別、対2009年度

 福島県の3月中の人口動態が発表になり(1)、2015年度の人口動態が揃いました。そこで原発事故前の2009年度の死者数と比較してみました。
 避難地域を除けば放射線量が高い「安達広域行政圏」では
 2009年度 1,064人
 2015年度 1,232人
で18%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.05%なので、偶然との主張は無理があります。一方で福島県内では放射線量が低い「会津」では
 2009年度 4,007人
 2015年度 4,143人   
で少し増えていますが、統計的な差はありません。
 福島は福島原発事故によって多くの放射性物質が降り注ぎました。福島第一がばら撒いた放射性物質の量は(=^・^=)は広島原爆の30個分と試算しています(2)(3)(4)。以下に航空機モニタリングも元に作成した福島の放射線量分布を示します。
避難地域を除けば福島県内でも汚染が酷い安達地区
 ※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で3月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(7)による
 ※3 福島盆地の範囲は(8)による
 ※4 「安達広域行政圏」は安達地区と略し、範囲は(9)による。
 ※5 会津の範囲は(10)による。
 図-1 本記事で使用する福島の地域分け

 図に示す通り原発事故から5年以上が経過しましたが、図に示す通り広い範囲で国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(11)を超えています。福島は汚染されています。福島の方の健康が心配です。そこで福島県を地域分けし原発事故前年度(2009年度)に対する原発事故5年目(2015年度)の葬式(死者数)の増加率を比較してみました。
 福島県は7地域に分けていますが(7)、このうち県南は市が一つで、南会津は市がないのでそれぞれ隣接する県中と会津に合わせて集計することにしました。また会津と南会津を併せて「会津」と表記するのが一般的です(10)。県北地域は4市あり、川俣町が避難区域になっているので(7)、川俣町を集計の対象から外す為と2市づつになるように地域分けするため、福島盆地(福島市、伊達市、桑折町、国見町)(8)と「安達広域行政圏」(二本松市、本宮市、大玉村)(9)に分けました。以後「安達広域行政圏」は安達地区と略します。いわきはいわき市のみですが、同市は人口が30万人以上あるので(1)、一つの地域として集計しました。相双地区は図-1に示す通り避難地域があるので、川俣町と同様に集計の対象から外しました。
 以下に安達地区の各年3月から翌年2月の死者数(葬式)の推移を示します。
原発事故後に増えた安達地区の葬式
 ※(1)を集計
 図―2 安達地区の死者数(葬式)の推移

 原発事故後から葬式(死者数)が増え、原発事故前年度の2009年度と5年目の2015年度を比較すると
 2009年度 1,064人
 2015年度 1,232人
で18%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.05%なので、偶然との主張は無理があります。
 一方「会津」では
 2009年度 4,007人
 2015年度 4,143人   
で3%増えていますが、統計的な差はありません。航空機モニタリングの数値データ(5)の平均を取ると
 安達地区 毎時0.36マイクロシーベルト
 会津   毎時0.06マイクロシーベルト
で、安達地区の放射線量が大幅に高くなっています。
 他地区については以下の通りです。
福島盆地は
 2009年度 3,909人
 2015年度 4,358人
で7%増
 平均の空間放射線量 毎時0.27マイクロシーベルト
です。
県中・南は
 2009年度 7,065人
 2015年度 7,531人
で7%増で
 平均の空間放射線量 毎時0.18マイクロシーベルト
です。
いわきは
 2009年度 3,936人
 2015年度 4,157人
で6%増
  平均の空間放射線量 毎時0.19マイクロシーベルト
です。福島原発事故があった2011年3月は2010年度です。
  以下に原発事故前年度(2009年度)に対する原発事故5年目(2015年度)の葬式数(死者数)の増k率と航空機モニタリングのデータ(5)から得られる平均の空間線量率を示します。
放射線量が高いほどに増える福島の葬式
 ※(1)(5)を集計
 図-3 平均の空間放射線量と原発事故前年に対する5年目の葬式(死者数)の増加率

 なんか放射線量が高い程に葬式(死者数)が増えています。以下に線形回帰(12)と呼ばれる手法での分析結果を示します。
一直線に並ぶ葬式の増加率と放射線量
 ※(1)(5)を集計
 図-4 平均の空間放射線量と原発事故前年に対する5年目の葬式(死者数)の増加率の相関

 図に示す通りデータは1直線上に並んでおり高い相関を示しています。

<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 安達地区のスーパーセンターPLANTで出荷制限中のタケノコが販売されたそうです(13)。こんな事では福島の方は不安だと思います。
  福島県が力をいれている野菜にトマトがあります(14)。福島にはトマト工場があり(15)、福島産トマトは一年中楽しめます(16)。福島のトマトは美味しいそうです(17)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(18)。でも福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
熊本産はあっても福島産トマトが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(19)を引用
 図―5 福島産トマトが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆様も見習い「フクシマ産」でなく「熊本産」を食べて応援します。
以下に偶然に起こる確率計算結果を示します。
 
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(20)による
有意差検定表
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(平成28年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)めげ猫「タマ」の日記 福島は広島原爆30個分以上?
(3)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発から広島原爆の30倍のウランもえかすが!
(4)めげ猫「タマ」の日記 1gのセシュウム137の放射能
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(7)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(8)福島盆地 - Wikipedia
(9)福島県 - Wikipedia
(10)会津 - Wikipedia
(11)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(12)線形回帰 - Wikipedia
(13)出荷停止指示の「タケノコ」8本販売 直売所で品目確認せず:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(14)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(15)福島)南相馬にトマト工場 年産660トン、3月出荷へ:朝日新聞デジタル
(16)旬の食材 青果 | 一般社団法人福島市公設地方卸売市場協会
(17)今年もおいしい、トマト!トマト!トマト! | ふくしま 新発売。
(18)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/180KB] 」
(19)イオン相馬店
(20)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
スポンサーサイト
  1. 2016/04/26(火) 19:49:48|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月)―千葉のマダラはからセシウム、福島産は76件全数ND― | ホーム | 女の子しか生まれない2016年の福島県葛尾村>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/1786-0f65d803
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)