めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

農業保護は子供からの搾取?

結局、TPP法案は先送りされ(1)、現状のままの農業保護が継続しそうです。これで子供達は放射能に汚染されているかもしれない、値段も高い「国産」を食べる事になります。これって子供からの搾取でないでしょうか?
 今日(5月5日)は子供の日です。社説に子供の貧困を取り上げるところがありました(2)(3)。子ども食堂の試みに見られるとおり(4)、貧困家庭の子供は日々の食事も大変なようです。子供達には安くて安心な食品が必要です。
 でも安倍出戻り内閣は全く逆の事をしています。ながらく国産は安全で安心であるとの神話がありました(5)。でも、福島原発事故で瓦解しました。
 福島では放射性物質で汚染された餌を牛に与えられ、汚染された牛が市場に出回りました。しかも産地の検査はすり抜けています(6)。通常でしたら消費者がすでに購入した物も「回収」するはずですが、「既に流通している牛肉について、食肉流通団体が実質買い上げて処分」するだけした(7)。その代り
「現在測定されている数値の牛肉を数回食べたとしても、健康への影響が出るとは考えられないとしています。健康上の問題を過度に心配する必要はありませんので、冷静に対応していただきますようお願いします。」
との告知を出すだけです。
 基準値を大幅に超える1キログラム当たり2,200ベクレルのセシウムに汚染された栃木産セシウム汚染食品が販売されていました。結果が分かったのは4月26日ですが、広報されたのは6日後の5月2日です(9)。今日(5月5日)で発見から10日経ちますが栃木県の当該のHPを見る限り(10)、なんの対応の記載がありません。
 福島では幾度となく出荷制限中のセシウム汚染食品が販売されていました(10)。もっとも検査も信用できません。 福島県外の検査で福島県産菌床シイタケから1キログラム当たり14ベクレルのセシウムが見つかりましが、福島県の検査では検査33件中30件で検出限界未満で、最大は1キログラム当たり4ベクレルです(10)。千葉産や茨城産のマダイ、ブリからはセシウムが見つかっているのですが、福島県が検査した福島産マダイ、ブリからはセシウムが見つかっていません(11)(12)。汚染源が福島にあるのにおかしな話です。
 福島は果樹王国といわれますが、福島産果物は何処でも取れるのでなく、避難地域を除けば汚染が酷い福島盆地が中心です(13)。今年もサクランボの出荷が始まりましたが、検査結果がありません(10)。福島県大玉村の特産品にサルナシがあり、福島空港などでも加工品が販売されているようですが(14)、厚生労働省の発表(15)、福島県の発表(16)(17)では検査結果がありません。
 セシウム汚染食品は垂れ流し状態です。これでは何が起こっても不思議ではありません。福島県のひらた中央病院が福島産を受け入れるか避けるかのアンケートを発表しています(18)。これを(=^・^=)なりに集計すると(19)、福島産を受け入れている人の割合は
 郡山市・三春町―67.4%
 いわき市   ―36.8%
 相馬・南相馬市― 8.1%
です。福島県の発表(20)から原発事故前年度(2009年度)と5年目の2015年度の死者数(葬式)を集計すると
 郡山市・三春町
  前年度(2009年度) 2,928人
  5年目(2015年度) 3,207人
  8.2%の死者数(葬式)増加
 いわき市
  前年度(2009年度) 3,936人
  5年目(2015年度) 4,157人
  5.6%の死者数(葬式)増加
 相馬・南相馬市
  前年度(2009年度) 1,336人
  5年目(2015年度) 1,270人
  4.9%の死者数減
になります。この結果をグラフにすると以下の通りになります。
福島産を許容する地域程、増えている葬式
※(18)(19)を集計
 図―1 福島産を受け入れる割合と原発事故前年度(2009年度)対する2015年度の死者数(葬式)増加率

 なんか、「福島産 食べて応援、あの世行」って感じのグラフが出てきます。
 郡山市・三春町について偶然に起こる確率を計算したら0.1%で偶然とは言えません。以下に郡山市・三春町について偶然に起こる確率の計算結果を示します。
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(21)による。
有意差検定表

それでも福島県は
「食の安全・安心を確保するため、生産、製造・加工、流通、消費の各段階において、食品中の放射性物質検査を実施しています。」
と主張しています(22)。そして福島の子供達は「風評被害」払拭の名も元に学校給食で福島産を強制的に食べさせられています(23)(24)(25)。
 アメリカ産コシヒカリを輸入自由化を前提に国内の販売価格を試算したら5kgで1,496円だそうです(26)。一方で、福島のスーパーのチラシに載っていた福島産コシヒカリは5kg当たり1,650円でした(27)。外国産米は値段も安く、放射能の心配もいりません。でも農業保護政策の元では輸入することができず(28)、値段が高くで放射能の心配がある国産(国産には福島産も含まれる)を食べなくてはいけません。高い値段を払う方には子供食堂に通う貧困家庭の子供さんも含まれます。これって子供からの搾取でないでしょうか。
 輸入制限は米の他に麦、乳製品、豚肉、牛肉(29)やコンニャク(30)などがあります。コンニャクは全国で作られるのでなく、過去に4人の総理大臣(小渕、中曽根、福田赳夫、福田康夫)を出した当たりで作られています(29)(30)(31)。


<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 TPPによって本文に記載したような子供からの搾取が低減されるのではと(=^・^=)は思っていました。でも先送りのようです(3)。安倍出戻り総理は実に無責任で無能です。これでは福島の方は心配だと思います。
 福島県が力を入れている野菜にアスパラガスがあります。5月に入り福島はアスパラガスの本格シーズンです(32)。福島産アスパラガスは美味しいそうです(33)。福島県は福島産アスパラガスの安全だと主張しています(33)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産アスパラガスはありません。
他県産はあっても福島産アスパラガスが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(7)を引用
 図―2 福島産アスパラガスが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県二本松市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)TPP先送り 今度こそ徹底的に審議を西日本新聞-2016/04/30
(2)【子どもの格差】貧困の連鎖断ちたい(5月5日) | 県内ニュース | 福島民報
(3)<社説>こどもの日 子とつながり未来支えよう2016年5月5日 06:02 琉球新報
(4)子どもの貧困 広がる「子ども食堂」|特集ダイジェスト|NHKニュース おはよう日本
(5)米・野菜・鶏卵は「国産」なら安全 日本公庫「食の安全」調査|ニュース|食品流通|JAcom 農業協同組合新聞
(6)放射性セシウムを含む稲わらを与えた肉用牛について - 埼玉県
(7)農林水産省/東日本大震災について~牛肉・稲わらからのセシウム検出に対する新たな対策について~
(8)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月1週)―2,200ベクレルの栃木県産山菜が売られていた―
(9)栃木県/放射能・放射線情報
(10)【5月1日付社説】県産農産物/おいしい評価と信頼守ろう:社説:福島民友新聞社 みんゆうNet
(11)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月)―千葉のマダイからセシウム、福島は47件連続ND―
(12)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月4週)―飯舘イチゴは検査せず―
(13)めげ猫「タマ」の日記 果物作りが盛んな、汚染された福島盆地
(14)玉川村の特産・名産|福島県玉川村
(15)報道発表資料 |厚生労働省
(16)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(17)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。
(18)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き(原発事故5年目)―福島産を許容する地域では葬式が7.4%増加―
(20)福島県の推計人口(平成28年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(21)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(22)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(23)学校給食の放射性物質を毎日測定しています -学校給食まるごと検査事業-(5月2日更新) - 福島市ホームページ
(24)[PDF]学校給食のご飯は、郡山産米の「あさか舞」を使用いています
(25)[PDF]「学校給食における「いわき産米」の使用について」 - いわき市
(26)アメリカのジャポニカ米と日本のお米の店頭価格比較(2011年11月): 高いお米、安いご飯
(27)平尼子店 | マルト - 店舗情報
(28)RIETI - なぜ農業を保護するのか
(29)東京新聞:TPP重要5項目 3割174品目の関税撤廃:経済(TOKYO Web)
(30)コンニャク - Wikipedia
(31)下仁田町ホームページ
(32)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(33)3色のアスパラガスを食べくらべ!(南会津町) | ふくしま 新発売。
(34)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/180KB] 」
(35)店舗・チラシ検索|ベイシア beisia 豊かな暮らしのパートナー
スポンサーサイト
  1. 2016/05/05(木) 19:43:21|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<福島の子育て...着実に 誤った情報信じる人に『正しい数字』を | ホーム | パンク寸前、福島第一汚染水タンク>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/1796-0705a442
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)