めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

熊本、水力発電所が原因の土砂崩れ―徹底した調査を―

 報道によると熊本の地震で水力発電所が壊れ土砂崩れを引き起こし、2名の方が亡くなった可能性があるとのことです(1)。報道では1カ所でしたが、Google Mapが地震後に更新されていたので、(=^・^=)なりに見たら他にも土砂崩れを起こした場所があります。2014年12月には東京電力の水力発電所で土砂崩れをお越しています(2)。このような事が2度と起こらないようにするためにも、徹底した調査をお願いしたいと思います。
 水力発電所にはいくつかの種類があります(3)。このうち黒川第一発電所は調整池式の水力発電所です(4)。
調整池式の水力発電所の仕組み
 図-1 調整池式の水力発電所の仕組み

 水力発電では、水が高い所から低い所に落ちる時の高速・高圧の水の流れを利用して水車を回し、電気をつくっています。このうち調整池式は川の流量を調整池で調整して発電する方式です。取水ダムを大きくしたり、水路の途中に調整池をつくることにより、旧あるいは数日間の発電量をコントロールすることができます(3)。
 報道によると(1)、熊本地震の本震で、熊本県南阿蘇村の水力発電所「黒川第一発電所」が壊れ、大量の水が集落に向け流れ出ていたことが明らかになったそうです。因果関係は不明だが、現場では土砂崩れが起き、2人の住民が亡くなったとのことです。
水力発電所が地震で損傷で起きたと疑われる土砂崩れ現場
 ※(6)をキャプチャー
 図-2 水力発電所が地震で損傷で起きたと疑われる土砂崩れ現場

 「黒川第一発電所」付近のGoogle Mapが更新されていたので他に異常がないか(=^・^=)なりに見てみました。
「黒川第一発電所」の配置
 ※Google Mapと地理院地図(5)にて作成
 図-3 「黒川第一発電所」の配置

 (=^・^=)なりに見ると、報道がある場所の他に阿蘇大橋付近でも大規模な土砂崩れが起きています。 
「阿蘇大橋」付近の土砂崩れ
 ※Google Mapと地理院地図(5)にて作成
 図-4 「阿蘇大橋」付近の土砂崩れ

 図に示す通りこのあたりの「水路」はトンネルでなく、ムキ出しで地上に出ている水路です。以下に残った部分の水路を示します。
残った水路部分
 ※Google Mapにて作成
 図-5 残った水路部分

 阿蘇大橋では地震による土砂崩れに巻き込まれ、今も1人の方が行方不明です。二次災害の恐れががり地上からの捜索は中断しています(7)。
 上流の調整池をみると干上がっています。
干上がった調整池
※Google Mapにて作成
 図-6 干上がった調整池

 そして報道(1)のあった部分です。(=^・^=)には調整池の東側にある水路と調整池の間の壁が壊れているように見えます。
土砂崩れの起点となっている「水圧管」上流部

 ※Google Mapと地理院地図(5)にて作成
 図―7 土砂崩れの起点となっている「水圧管」上流部

 水路トンネルと水圧管が直交しています。水路トンネルと水圧管の交わる部分にも「池」があります。
干上がった水圧管上流の池
 ※Google Mapにて作成
 図-8 干上がった水圧管上流の池

 ここも干上がっています。
 以上を纏めると(=^・^=)の想像は以下の通りです。
 ①地震で調整池と水路を仕切る「壁」が崩れ水路に大量の水が流れだした。
 ②水路トンネルと水圧管が直交している部分で「水」が溢れ、池から溢れ出し土砂崩れを起こした。土砂崩れによって、池の水も流れだし、麓の民家を押し流し、二人の方が亡くなった。
 ③さらに水は流れ続け、水路のうち地上に出ている部分からも水が溢れ「土砂崩れ」が起き、阿蘇大橋を襲った。たまたま車で通っていた方が巻き込まれ行方不明になった。阿蘇大橋も使えなくなり、孤立する村が出るなど、復旧の妨げともなった。
 ④さらには①②の間になる立野病院が危険な状態になり閉院に追い込まれ、南阿蘇地域(南阿蘇村、高森町)で唯一の救急、入院を受け入れる病院がなくなるため、同地域の医療体制に重大な影響を及ぼすのは必至の見込みとなった。また180人の病院スタッフが解雇された(9)。
⑤JR豊肥線も土砂崩れに撒きこまれ、高校生の皆さんは夜明け前に出るバスでの通学を余儀なくされる(10)。
 (=^・^=)の想像通りならきわめて影響の大きい人災です。発電所の水路が原因の土砂崩れは2014年12月にも東京電力が引き起こしています(2)。このような事が2度と起こらないようにするために、関係する皆様には徹底した調査をお願いしたいと思います。


<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表①)とこちら(ブログ図表②)を参照ください。
 (=^・^=)の好物に馬肉があります。熊本と福島は全国1,2位の馬肉の産地です(11)。ところが震災の影響で熊本県産馬肉の加工、流通が打撃を受け出荷が滞っているそうです(12)。福島産を代替えすることも可能だと思いますが、そのような事は当該の記事(12)には書かれていません。放射能の心配がある福島産は(=^・^=)は食べる気がしましませんが、多くの方も(=^・^=)と同じ気持ちだと思います。熊本の皆様にお願いがあります。大変でしょうけど、復旧・復興に頑張ってください。(=^・^=)は放射能の心配が無い貴県の馬肉を楽しみにしています。
 地震や津波に同期して発生する最大の物は福島原発事故だと思いますが、その後の復旧・復興を困難なものにしています。また同じ事が起こったかと思うのが(=^・^=)の印象です。本文にも書いた通り、発電所の水路が原因の土砂崩れは2014年12月にも東京電力が引き起こしています。この時に他にも同様の危険が無いか調べ対策をとっていたら今回の件は防げたと思います。そして(=^・^=)も馬肉が早く食べれたと思います。でも安倍出戻り総理はこれを放置し、地震や津波に同期して発生する人災を引き起こし熊本の復旧・復興を遅らしています。無能で無責任です。このような方が総理をしていては福島の方は不安だと思います。
 福島県が力をいれている野菜にキュウリがあります(13)。福島県須川市はキュウリの一大産地です(14)、須賀川市でもキュウリの出荷が始まりました(15)。福島県須賀川市はキュウリのシーズンです。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(16)。でも福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
 ※(17)を引用
 図―9 福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県須賀川市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)南阿蘇の水力発電所、地震で壊れる 集落へ大量の水流出:朝日新聞デジタル
(2)中津川第一発電所の導水路からの溢水と近傍の土砂崩れ発生について|東京電力
(3)水力発電|電力供給のしくみと設備|東京電力ホールディングス株式会社
(4)九州電力「黒川第一発電所」を訪問しました | 電気の施設訪問レポート | パワーアカデミー
(5)地理院地図
(6)地震で水力発電所損傷 流水と土砂崩れに因果関係は
(7)残された1人、陸の捜索中止 阿蘇大橋付近、ヘリは継続:朝日新聞デジタル
(8)南阿蘇29人 村外通学へ 立野地区 小中学生、隣町などに西日本新聞-2016/05/06
(9)阿蘇立野病院が閉院へ 裏山、土砂崩れの危険-熊本のニュース│ くまにちコム
(10)臨時通学バス始発は夜明け前 山道経由、阿蘇で始まる 産経ニュース
(11)馬肉 - Wikipedia
(12)馬肉ピンチ…熊本地震で流通に打撃 都内料理店「全然入ってこない」 - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)
(13)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(14)福島県 すかがわ岩瀬農業協同組合 (きゅうり)~「パリッと新鮮でおいしい 岩瀬きゅうり」~ 月報 野菜情報-産地紹介-2010年9月
(15)トピックス | JA夢みなみ
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)ザ・ビッグ 須賀川店のチラシ・店舗情報 | クックパッド特売情報
2016/5/13追記
 この記事、パクられました(http://kumanichi.com/news/local/main/20160513003.xhtml)
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  1. 2016/05/09(月) 19:41:53|
  2. -
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