めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月3週)―栃木の学校給食に基準超のセシウム汚染タケノコ、栃木県は基準超無しと広報―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。5月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(4)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(5)。今週は基準超えです。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,506件中9件の基準超え
  ②平均は、1キログラム当たり5ベクレル、最大570ベクレル(宮城県産コシアブラ)。
 セシウム汚染食品が山形、宮城、栃木、新潟、長野で見つかっています。
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   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(6)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2016年5月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(7)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

①栃木の学校給食に基準超のセシウム汚染タケノコ、栃木県は基準超無しと広報
②基準超の山形県産山菜(コシアブラ)が山梨で売られていた。
③山形県小国町熊祭、セシウム濃度の高い熊さんはあとから発表
④茨城や千葉・銚子のブリからセシウム、福島県は23件全てND
⑤福島・南相馬市トマト工場、出荷から50日、検査結果がありません。

1.栃木の学校給食に基準超のセシウム汚染タケノコ、栃木県は基準超無しと広報
 栃木県宇都宮市は5月11日に同市の横川西小学校の給食で使用した食材(タケノコ)から、基準値を超える放射性セシウムが検出されたと発表しました。当たりは1キログラム当たりで234ベクレルと131ベクレルとのことです(3)。報道によると出荷制限されている地域のタケノコを採取し納入された可能性があるそうです(8)。
 栃木県は5月13日にタケノコ等の検査結果を発表していますが(9)、全てが基準値以下で、この件は広報していません。流通している栃木県産の山菜(コシアブラ)から基準値を大幅に超える1キログラム当たり2,200ベクレルと1,600ベクレルのセシウムが見つかりましたばかりですが(10)、この件も載っていません(9)。栃木県がセシウム汚染食品の流通を阻止する事はなさそうです。


2.基準超の山形県産山菜(コシアブラ)が山梨で売られていた。
 5月12日(木)、山形県尾花沢市内産の山菜(コシアブラ)が山梨県内に出荷され、これを厚生労働省が放射性物質検査を実施した結果、基準値を超える1キログラム当たり170ベクレルのセシウムが見つかったとのことです(4)(11)(12)(13)。出荷したのは「みちのく村山 農業協同組合」のようです(12)(13)。パッケージは下記の通りです。心当たりのあるかたはご連絡を!連絡先は(12)に載ってます。
 基準超のセシウムが見つかった山形県産山菜
※(3)を引用
 図―2 基準超が見つかった山形県産山菜

3.山形県小国町熊祭、セシウム濃度の高い熊さんはあとから発表
 山形県小国町の飯豊連峰の麓、小玉川地区では毎年5月4日に熊祭が行われます(14)。原発事故前は熊汁が出されていたのですが、熊さんが汚染されてしまい出せなくなりました。でも今年は全頭検査を条件に熊汁が復活したそうです(15)(16)。熊さんのセシウム濃度が気になります。セシウムの検査結果は祭りの前の4月26日にも発表されましたが、5月16日に追加で発表されました。
事故から5年2ヶ月経っても流通するセシウム汚染食品
 ※1(1)を集計
 ※2 日付は捕獲日
 ※3 祭前発表の発表日は4月26日、祭後発表の発表日は5月16日
 図-3 山形県小国町(飯豊連峰)のクマのセシウム濃度

 図に示す通り狩猟日は4月9日から14日とそれ程には差が無いのですが、検査結果の発表が2回に分けてあります。両者を見ると1キログラム当たりの当たりで
 4月26日発表
  検査数  3
  平均  24ベクレル
  最大  33ベクレル
 5月16日発表
  検査数 3
  平均 37ベクレル
  最大 53ベクレル
で祭後の5月16日方が高くなっています。ほぼ同じ時期に捕獲した熊さんの検査結果を祭前後の2回に分けた意図は想像するすかありませんが、祭後の発表の方がセシウム汚染が酷いのは確かです。

4.茨城や千葉・銚子のブリからセシウム、福島県は23件全てND
 茨城県が検査した茨城産ブリからセシウムが見つかりました。福島が気になる所です。以下に茨城県が検査した茨城産、千葉県が検査した千葉県銚子市産、福島県が検査した福島産ブリの検査結果を示します。
熊祭り後に汚染が酷い検査結果が公表される山形県小国町(飯豊山系)のクマの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 ※3 日付は収穫日で2015年以降のものを掲載
 図―4 ブリのセシウム濃度

 千葉県を銚子市に限定したのは銚子市が地図で見ると茨城県の直ぐ南の沿岸に位置する市だからです。図に示す通り、茨城県が検査した茨城産、千葉県が検査した千葉県銚子市産ブリではそこそこセシウムが見つかっていますが、福島県が検査した福島産ブリは23件全てで検出限界未満(ND)です。検査結果を見ると福島産が茨城産や千葉県銚子産より低く出ています。汚染源がある福島が低くでるなどおかしな話です。福島産は他より低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。

5.福島・南相馬市トマト工場、出荷から50日、検査結果がありません。
 福島県南相馬市は福島第一原発の北側にある市で、福島原発事故によって市域の3分2程が警戒区域や緊急時避難準備区域に指定されました。その後に緊急時避難準備区域は解除されましたが、今も市の南部や西部の山沿いに避難区域が残ります(17)。
酷く汚染されている福島県南相馬市
 ※1(18)の数値データを元に(19)に示す手法で5月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(17)による
 図-5 福島県南相馬市と平田村

 図に示す通り西部を中心にセシウム汚染が残っています。
 今年1月21日に南相馬市の新たなトマト工場が完成し開所式が行われ(20)、3月25日からはトマトの出荷が始まりました(21)。それから50日以上が経過しました。新しい生産場所なのでしかっり検査が必要です。厚生労働省の発表(1)を見ても福島県が提供する検査結果を検索するサイトを見ても、今年1月7日以降の南相馬市産トマトの検査結果が出て来ません。
 福島県は検査していないようです。福島産は必要な検査が避けられ「安全」とされ出荷されます。

6.平田村のタケノコのセシウムは急上昇
 福島県平田村は図-1にしめす通り福島県の中部の内陸にある村です。以下に平田村産タケノコのセシウム濃度を示します。
突然に上昇した福島県平田村産タケノコのセシウム濃度
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―6 福島県平田村産タケノコのセシウム濃度

 図に示す通り、突然の上昇です。福島産はセシウム濃度が上昇することがあります。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・事故ら5年2ヵ月以上経過しても流通が続くセシウム汚染食品
 ・他所より低くでる検査で「安全」とされる福島産
 ・必要な検査が避けれれ「安全」とされ出荷されまる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産
 これでは福島の方は心配だと思います。
 5月に入り福島からも田植えのニュースが流れています(22)。福島県郡山市産米の全袋検査数は約137万件でトップです(23)。福島県郡山市は福島県最大のお米の産地です。福島県郡山市のお米は「あさか舞」といって美味しいそうです(24)。安全なので学校給食にも使われています(25)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
※(26)を引用
 図―7 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)学校給食で使用した食材(タケノコ)の放射性物質基準値超過について|宇都宮市
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(第981報) |報道発表資料|厚生労働省
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月2週)―宮城のクロダイから50ベクレル、福島はND―
(6)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(7)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(8)給食のタケノコご飯から基準超のセシウム 宇都宮の小学校 - 産経ニュース
(9)栃木県/野生きのこ、山菜(野生)、野草類の検査結果
(10)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月1週)―2,200ベクレルの栃木県産山菜が売られていた―
(11)市内で採取された自生「コシアブラ」の放射線物質検査結果について - 尾花沢市
(12)食品等の自主回収 — 山形県ホームページ
(13)尾花沢産コシアブラからセシウム検出|山形新聞
(14)小玉川熊まつり/山形県小国町
(15)めげ猫「タマ」の日記 山形・小国・小玉川熊祭、今年は熊汁復活!肉は40ベクレル
(16)4年ぶり熊汁に舌鼓 マタギ伝承の小玉川 2016年05月05日 読売新聞-2016/05/04
(17)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(18)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(19)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(20)福島)南相馬にトマト工場 年産660トン、3月出荷へ:朝日新聞デジタル
(21)2016年3月25日 「あすびとトマト」初出荷 - 南相馬市
(22)ニュース|福島中央テレビ
(23)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(24)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(25)JA郡山市|事業PR
(26)イトーヨーカドー 郡山店
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2016/05/17(火) 19:44:13|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

沢山の情報をありがとうございます。
5年過ぎたのに、まだ出るどころか、基準値超えのタケノコを給食で子供たちが食べてしまったとは・・・。なのに、基準値を超えたタケノコが有ったと言う発表がされていないとは!?!
当局の検査体制に信頼を置けないではないですか!
きちんきちんと測って、人の口に入る前に取り除くということをしっかりしていてくれると言う信頼感を持てるように、当局の人も頑張ってほしいです。
  1. 2016/05/19(木) 22:00:54 |
  2. URL |
  3. きなこ #-
  4. [ 編集 ]

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