国立感染症研究所 感染症情報センターでは、全国からのノロウイルス感染情報を集めてIASRとして発表しています。今日50週(12月22日までの週)までの結果が発表されました(1)。福島県に関する抜粋を以下の図に記載します。

図 福島県のノロウイルス型
なんと、福島県は空白でした。東京電力の記者会見や新聞報道で
12月17日
・福島第一原子力発電所
・福島市内の旅館
12月18日
・福島第二原子力発電所
でノロウイルス感染者が見つかっています(2)。報道される程ですから、当然ながら保健所に連絡がいって、ノロウイルスの検査がされ、型が特定され、発表されると思います。でも、発表がありません。しかし、IASRをよく見ると遺伝子型が特定できず(Noru genegroup unknown)が49週(12月11日から17日)に6件あります。この中に福島県で発生したノロウイルスが含まれていると思います。遺伝子の型が特定できない(すなわち新型)のノロウイルスが、福島第一、第二原発付近で発生した事になります。
放射線は突然変異を起こします。それより心配なことがありまます。放射線は、遺伝子の組み換えを促進するそうです(。突然変異よるずっと、新種のウイルスができやすいと思います。)チェルノブイリに比べると福島が温暖で湿潤です。チェルノブイリよりずっと微生物の密度が高いはずです。高い微生物の密度にこれだけ長期間にわたり放射線に晒されたことは過去にないと思います(2)。「猫」は何があっても不思議ではないと思います。最悪なのが、感染力と強い遺伝子と毒性の強い遺伝子が結びつくことです。毒性の強いウイルスが次々に感染していきます。
<余談>
今日(12/26)午後の東京電力の記者会見で、福島第二原子力発電所からまた、ノロウイルス感染者が出たそうです(3)。福島原発のノロウイルス感染はどんどん拡大しています。もし、対策をせず全国に、全世界に広がったら、「想定外」ではすまないと思います。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
ノロウイルス検出速報(2)
めげ猫「タマ」の日記 福島 ノロウイルスは「新型」?(3)
映像|写真・映像ライブラリー|東京電力
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- 2011/12/26(月) 21:22:07|
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