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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

原発事故6年目も若い女性が逃げて行く福島

福島県が4月中の人口動態を発表しました(1)。それを集計すると今年の1-4月の20代前半の方の社会増減(転入-転出)は
 20代前半男性   △872人減
 20代前半女性 △1,520人減
で、原発事故6年目も若い女性は福島から逃げ出しています。
 福島は福島原発事故によって多くの放射性物質が降り注ぎました。福島第一がばら撒いた放射性物質の量は(=^・^=)は広島原爆の30個分と試算しています(2)(3)(4)。以下に航空機モニタリングも元に作成した福島の放射線量分布を示します。
原発事故後6年目も除染が必要な福島
 ※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で5月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(7)による
 図-1 原発事故6年目も汚染されたままの福島

 図に示す通り原発事故から5年以上が経過しましたが、図に示す通り広い範囲で国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(8)を超えています。
 福島では「晩発的影響の可能性が 高い」答えて人が 39.6%、「次世代のへ響の可能性が 高い」と答えてる人が48.1% に達し(9)、多くのかたが「不安」を持っています。進学、就職あるいは結婚を機会に福島脱出を考える方もいると思います。3、4月は進学、就職あるいは転勤などで人が動く時期です。社会増減はその年の1-4月を見れば大よその年間の傾向がつかめます。以下に2016年1-4月の福島県の社会増減を示します。
20代前半女性の社会減が顕著な2016年1-4月の福島県の人口動態
 ※1(1)を集計
 ※2 集計期間は2016年1-4月の4ヵ月間
 ※3 社会増減は「転入―転出」(1)
 図-2 2016年1-4月の福島県の社会増減

 15歳~24歳の若年層の流出が顕著です。特に20代前半の女性が多くなっています。以下に各年の3月から翌年2月までの20代前半の男女別の社会的増減を示します。
原発事故から6年目になっても減らない20代前半女性の1-4月の社会減
 ※(1)を集計
 図―3 各年1-4月の福島県の20代前半の社会的増減

 福島原発事故のあった2011年に比べ男性の減少は改善されましたが、女性の減少は収まる気配がありません。原発事故6年目も福島からは若い女性が逃げ出しています。


<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 福島から若い女性が逃げ出すのは当然のことです。
 ①福島産は
 ・他所より低くでる検査で安全とされる
 ・必要な検査が実施されていなくても安全とされる
 等の特徴があります(10)。
 ②福島では放射の汚染の酷い場所を中心に葬式が増えています(11)。
 ③放射線量が高いのに避難が遅れた旧計画的避難区域が主な避難地域である飯舘村、葛尾村、川俣町では生まれて来る赤ちゃんの男女比が逆転しています(12)
 おまけに福島では市街地にクマが出没します(13)。福島の若い女性が福島を恐れ去って行くのは当然のことです。まして、福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
福島空港に飛来したフラワージェットと福島の綺麗な女性
※(14)を転載
 図-4 福島空港に飛来したフラワージェットと福島の綺麗な女性

 (=^・^=)の知りあいの福島の女性に性格の良い方がばかりです。福島の女性はどこでも歓迎されます。
 福島に残った方が福島を「安全」と考えているかとそうでもなさそうです。福島産米のイギリスへの輸出が決まったそうです(15)。
福島産米英国輸出決定を報じる福島県の地方紙・福島民報
 ※(16)を引用
 図-5 福島産米のイギリス輸出決定を伝える福島県の地方紙・福島民報

 福島の皆様が対応が気になります。福島県で実施されている福島県産米の全量・全袋検査数は郡山市が約137万件で福島県トップです(17)。福島県郡山市は福島県最大のお米の産地です。郡山市のお米は「あさか舞」といって美味しいそうです(18)。安全とされ学校給食に使われています(19)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
県外産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
※(20)を引用
 図―6 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(平成28年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)めげ猫「タマ」の日記 福島は広島原爆30個分以上?
(3)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発から広島原爆の30倍のウランもえかすが!
(4)めげ猫「タマ」の日記 1gのセシュウム137の放射能
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(7)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)第22回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成28年2月15日)の資料について - 福島県ホームページ中の「 県民健康調査における中間取りまとめ 最終案 [PDFファイル/382KB]」
(10)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月3週)―ヒメエゾボラからセシウム、福島県検査は83件全数ND―
(11)めげ猫「タマ」の日記 1(μSV/h)で葬式40%増、原発事故5年目の福島
(12)めげ猫「タマ」の日記 女の子しか生まれない2016年の福島県葛尾村
(13)市街地熊目撃相次ぐ 福島付近住民不安募らす | 県内ニュース | 福島民報
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島フラワージェット・就航―福島空港が乗客減―
(15)県産米7月に英輸出 原発事故後3カ国目EU加盟国初 全農県本部 | 県内ニュース | 福島民報
(16)福島民報を5月25日に閲覧
(17)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(18)商品紹介 | JA郡山市の米「あさか舞」(コシヒカリ・ひとめぼれ)
(19)JA郡山市|事業PR
(20)ヨークベニマル/お店ガイド
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  1. 2016/05/25(水) 19:42:01|
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