めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島の果実はストロンチウム90入り

 厚生労働省は福島で購入した果実をごちゃまぜにして測定したらストロンチウム90が見つかったと発表しました(1)。
 福島第一原発事故によって、福島は放射性物質に汚染されました(2)。厚生労働省は食品の放射性物質濃度について基準値を設けましたが、ここにはセシウムのみしかありません。その説明として、ストロンチウム90などのセシウム以外の放射性物質はセシウムとの割合を想定して基準値を決めているので、セシウムを測定すれば「安全」は担保できるとしています(3)。
 福島では作物の放射性物質吸収をおされるべく、「放射性物質低減対策」を実施していると主張していますが(4)、実態は「セシウム低減対策」です(5)。するとセシウムと他の放射性物質の割合が変わるので、一定割合を想定しても意味がなくなります。福島産ではストロンチウム90等のセシウム以外の放射性物質が心配です。
 農産物のストロンチウム90検査結果を(=^・^=)はあまり見たことがありません。唯一、(=^・^=)が見つけられたのは厚生労働省は半年に1回実施するMB方式の検査です。手順は以下の通りです。
 ①スーパーに買い物に行きます。
 ②これを有色野菜や果物など13の食品群に分け、ごちゃまぜにし13個の試料を作ります。1試料には10品目程度を混ぜるそうです。
 ③セシウムを測定してセシウムが1キログラム当たり0.5ベクレル以上の物を取り分けます。
 ④③で取り分けた物についてのみストロンチウム90を測定します。
6月3日に新たな検査結果が発表になりました(1)。そこで(=^・^=)なりに集計してみました。
ストロンチウムが見つかる福島の果実
 ※1(1)(6)(7)(8)(9)(10)で作成
 ※2 NDは検出限界未満をしめす。
 図―1 福島の果樹のストロンチウム90濃度


 最新の検査でもストロンチウム90が見つかりました(1)。2013年の検査ではストロンチウム90は見つかってないのに、2年連続で見つかっているので、福島産果実のストロンチウム90汚染は酷くなっているようです。最新の検査といってもサンプリングは約1年前です。いま、どうなったはしばらく分かりません。
 事故から5年以上経過するのですが、(=^・^=)は福島産農産物単体のストロンチウム90の検査結果を見たことがありません(11)。それに準ずるデータとして福島県は福島県民104人の日常食の検査結果を発表しました(12)。以下にセシウムとストロンチウム90の散布図を示します。
セシウムが見つからなくともストロンチウム90が見つかる福島の食事
 ※1(11)を転載、元データは(12)。
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図-2 福島県の日常食の放射性物質濃度の散布図

 図に示す通り、セシウムが見つからのにストロンチウム90が見つかる事例があります。福島産についてはセシウムが見つからければ、他の放射性物質も見つからないとの仮定は成立しません。福島産はセシウムの他にストロンチウム90の検査も必要ですが、基準値になく(3)、実施されていません。
 この検査が実施されたのは2,3月です。福島の果実の本格シーズンは夏・秋です(13)。検査は10品目程度を混ぜ合わせた試料で行われているので(1)、福島県外産果実で相当に薄まっているはずです。でもストロンチウム90入りです。福島県福島市ではサクランボの出荷が始まったそうです(14)(15)。福島の果実のシーズンの幕開けです。福島の果実は福島でも避難地域の次に汚染が酷く、原発事故後に葬式が増えている福島盆地が主な産地です(16)。

<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。ただしグラフはこちら(ブログ図表)を参照ください。
 福島発の報道を見ると「食品の基準値は元々、ストロンチウムの存在も考慮して定められている。」等との発信があります(17)。でも福島で実施されている「セシウム抑制策」でこのような考慮は無意味なものになっていいます。これでは福島の方は不安だと思います。
 本文に記載の通り福島ではサクランボの出荷が始まり、今年も果物シーズンが始まりました。。福島産サクランボは、果肉と果汁が多いのが特徴だそうです(18)。福島県は福島産について「安全な食品を供給するため、県がモニタリング検査を実施するほか、産地においても米の全量全袋検査など検査を実施しています。」と主張しています(19)。でも福島県白河市のスーパーのチラシには福島産サクランボはありません。
他県産はあっても福島産サクランボが無い福島県白河市のスーパーのチラシ
※(20)を引用
 図―3 福島産サクランボが無い福島県白河市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県白河市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成27年2~3月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(2)福島第一原発事故による放射性物質の拡散 - Wikipedia
(3)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(4)放射性物質農作物モニタリング情報 | 農業 | JAふくしま未来
(5)作物学会技術賞を受賞 放射性セシウム吸収抑制 県農業総合センター研究者5人 | 県内ニュース | 福島民報
(6)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成26年9・10月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(7)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成26年2・3月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(8)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成25年9・10月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(9)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成24年9・10月、平成25年2・3月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(10)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成24年2-5月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(11)めげ猫「タマ」の日記 セシウムは見つからなくと、ストロンチウム90は見つかる福島の食事
(12)日常食の放射線モニタリング結果 - 福島県ホームページ
(13)食べ頃カレンダー
(14)トピックス | JAふくしま未来
(15)サクランボ「佐藤錦」出荷スタート 福島で果物シーズン到来:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(16)めげ猫「タマ」の日記 果物作りが盛んな、汚染された福島盆地
(17)【復興の道標・不信の連鎖-1】「食の安全」どう伝える 事故直後の誤解...今も:復興の道標:福島民友新聞社 みんゆうNet
(18)フルーツを食す - 福島市ホームページ
(19)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(20)チラシ - ホーム
スポンサーサイト
  1. 2016/06/07(火) 19:43:05|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<福島・サクランボ出荷開始5日間・検査結果がありません | ホーム | 福島甲状腺本格調査57人―放射線量の高・低の地域で罹患率に4倍近い差->>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/1830-002f51ad
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)