去年の最大の事件は「東京電力による放射性物質ばらまき」だと思います。その被害者がもっとも知りたい情報は、今後はどれだけ被爆するか。今年はどれくらい被爆するかたど思います。見積もりはとっても簡単です。学生の演習問題程度のレベルです。でも、政府もマスコミも発表していません。そこで、猫の見積もりを書きたいと思います。
今年は去年の半分程度の被爆をします。
これが「猫」の結論です。
<計算過程は以下の通りです>
文部科学省の資料によると「全体として1.8%程度、放射性セシウムの物理的減衰以外の要因により、減少したものと考えられる。」そうです(1)。するとほとんど(98.2%)は、半減期だけで、計算すればいいきおとになります。2011年12月の空間線量率をsとし、t年後の空間放射線量率S(t)は以下の式になります。
S(t)≒S×(0.67×0.5(t/2.06)+0.33×0.5(t/30.2))
これを2012年1月1日から12月31日の一年間で積分すれば、今年の積算線量がでます。結果は
5.3S
です。すなわち、12月の福島市役所の平均は、1.12μSv/hなので、今年の積算線量は1.12×5.3≒6mSvになります。一方、ことしの積算線量は、おおむね11.25Sになります(2)。割合を計算すれば
5,3s÷11.25s=0.47
で、今年は去年の半分程度の被爆線量になります。
<余談>
じゃ、来年はまた半分かとゆうと、8割(20%減)しかなりません。これは以下の理由によります。
①去年と違いセシウムが雨などで流されることがなくなる。
②半減期の長いセシウム137はしつこく残る。
―参考にしたサイト様および過去の記事―
(1)
文部科学省による 第4次航空機モニタリングの測定結果について(平成23年12月16日)(PDF:8778KB)(2)
長期の空間放射線量の計算方法
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- 2012/01/09(月) 19:50:49|
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