めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

全村避難の福島県飯舘村、住宅を自力手配した方は41%(2016年8月)、着々と進む村崩壊!

全村避難が続く福島県飯舘村の避難者の41%を超える方が避難先で持ち家を取得するなど「自力」で避難先に住居を確保しており村に戻る事はないと思います。その割合は毎月のように増えています。いずれは飯舘村と決別する事になり、飯舘村崩壊は確実に進行しています。
 福島県飯舘村は福島県北部に位置する山村です(1)。
事故から5年5ヶ月過ぎても汚染されたままの福島
 ※1(2)の数値データを元に(3)に示す手法で8月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(4)による
 図-1 福島県飯舘村

 図に示す通り、原発事故から5年5ヶ月が経過した今も汚染されたままです。ただし避難地域に指定されたのは事故から1ヶ月後の2011年4月11日で、避難が完了したのが同年6月22日で、いわば逃げ遅れた「村」です。
 以下に福島第一原発事故以降の飯舘村の赤ちゃん誕生数を示します。
事故後に女の子が多く生まれる福島
 ※(5)を集計
 図―2 福島県飯舘村の累積の赤ちゃん誕生数

 図に示す通り女の子が多く生まれています。原発事故があった2011年3月から16年7月末を集計すると
 男の子 117人
 女の子 156人
で、女の子が多くなっています。(=^・^=)が過去の記事にした手法(6)で偶然に起こる確率を計算したら1.8%なので、偶然を言うには無理があります。通常は男の子が多く汲まれるので(7)、異常な事態です。福島県飯舘村の女性は子供はともかく、男の子は産めなくなったようです。男の子でも女の子でも生まれてくれば良いと多くの方が考えるでしょうし、福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
産めなくなったらと質問する飯舘村の綺麗な女性
 ※(8)を引用
 図―3 「産めなくなったら・・」と質問する福島県飯舘村の綺麗な女性

 むしろ好ましいと考える方もいると思います。でも、放射線影響研究所は広島や長崎で遺伝的影響が出ていない根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比に異常がなかったことを挙げています(9)。このような現象を心配するかたもいると思います。
 飯舘村は来年3月31日の避難指示解除が決まっています(10)。これまでの例を見ると避難指示が解除されると避難者へのサポートが打ち切られます。昨年、9月に避難指示が解除された福島県楢葉町の例をみると以下の通りです。
 2015年9月 避難指示解除(11)
 2017年3月 避難先の小中学校、こども園の閉鎖予定(12)
 2018年3月 避難による賠償打ち切り(13)、避難先の住宅提供終了予定(14)。
です。同様に飯舘村では
 2016年7月 避難先の役場を閉鎖し、飯舘村内に移転(15)
 2017年3月 避難指示解除(10)
 2018年3月 避難先の小中学校の閉鎖予定(16)、賠償打ち切り(17)
まで決まっています。楢葉町の例からしてそのうち避難先での住宅提供も終わるともいます。これで避難者保護を主眼においた「福島亡命役場」(18)の機能が失われます。飯舘村村民は避難先に定住するか村へかえるかの決断を迫られると思います。飯舘村は村民の居住形態を公表しています(15)。以下に割合を示します。
自己手配が増える飯舘村居住者の住宅
 ※1(15)を集計
 ※2 借上等には借り上げ住宅の他に、公的宿舎、飯舘村内の福祉施設を含む
 ※3 個人手配には自宅取得、知人・親戚宅、老人ホーム、入院を含む
 図-4 飯舘村避難者の居住形態の割合

 図に示す通り借上等が減り自宅取得を含む個人手配が増え、2016年8月には41%を超えました。これからも増えて行きそうです。多くの方は帰村はあきらめ避難先への定住を決めたようです。いずれは飯舘村と決別する事になり、飯舘村は崩壊します。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 このような事情は飯舘村だけではないと思います。8月3日に同じく全町避難が続く、福島県冨岡町は児童生徒が一堂に会する「とみおか絆の集い」を開いたそうです。この行事は毎年開いているようですが、参加者は年々減って行き
 13年は535人(対象者の28%)
 14年は336人(対象者の18%)、
 15年は166人(対象者の9%)
 16年は 51人(対象者の3%)
だそうです(19)。福島県の地方紙の福島民報は8月3日の社説で福島の現状について
「廃炉や中間貯蔵施設建設の見通しは立たない。避難の長期化は避難先でも帰還先でも生活再建を難しくしている。営業損害の賠償が終われば多くの事業者が立ち行かなくなるという見方も強い。一度壊れた産業構造やコミュニティーは元に戻らない。」
と論じていました(20)。福島の復興の先は見えないようです。これでは福島の皆様は「不安」だと思います。
 福島産米のキャペーンクルーの「2016うつくしまライシーホワイト」の皆様が始動しました(21)。福島県郡山市のお米の全袋検査数は約137万件で(22)、福島県随一です。郡山市のお米はあさか舞といって、美味しいそうです(23)。「安全」なので学校給食にも使われています(24)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図―5 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様も見習い「フクシマ産」でなく「九州産」を食べて応援します。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)飯舘村 - Wikipedia
(2)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(3)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(4)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(5)福島県の推計人口(平成28年5月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(6)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(7)出生性比
(8)承太郎のブログ: 飯舘村の女子高生「子供が産めない体になるのではないかと不安」
(9)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 - 放射線影響研究所
(10)国から避難指示解除時期が伝達されました | 飯舘村災害情報サイト
(11)避難指示解除に係る町長メッセージ|楢葉町公式ホームページ
(12)29年春の町内再開決定 楢葉の小中3校 | 東日本大震災 | 福島民報
(13)<原発事故>賠償請求断念 節目の給付 | 河北新報オンラインニュース2016/05/29
(14)東日本大震災に係る応急仮設住宅の供与期間の延長について(平成28年7月15日公表) - 福島県ホームページ
(15)飯舘村役場、5年ぶり村内で再開 「までいの村」復興へ前進:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(16)飯舘村避難指示来年3月末解除 学校再開は30年4月 | 東日本大震災 | 福島民報
(17)福島避難指示「解除遅れなら賠償の延長を」河北新報-2015/12/05
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島亡命役場
(18)平成28年8月1日現在の村民の避難状況について | 飯舘村災害情報サイト
(19)<全町避難>絆の集い参加者激減 運営岐路に8月4日 河北新報
(20)【安倍改造内閣発足】被災地の未来に責任を(8月4日) | 県内ニュース | 福島民報
(21)県産米PRに意欲 「ライシーホワイト」来社 | 県内ニュース | 福島民報
(22)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(23)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(24)JA郡山市|事業PR
(25)イトーヨーカドー 郡山店
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  1. 2016/08/05(金) 19:41:18|
  2. -
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