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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

郡山市の12月の赤ちゃんは30%近く減った!(前年同月比)

 欧州放射線リスク委員会は、放射線のリスクとして、「出生率の低下」を挙げています(1)。そんな訳で、ちょっとだけ福島県や郡山市がの12月度(1月1日)付の人口統計を気にしていました。2011年12月20日が、東京電力が放射線物質を大量にばらまいた3月15日の40週目にあたるからです。もし、欧州放射線リスク委員会の説が正しければ、福島県の出生数は2011年12月に大幅に低下するからです。
 今日、福島県郡山市のウェッブサイトに(2)に、12月(1月1日付)の人口統計が出ていました(2)。
郡山市は、2010年の出生数は265人で、震災後も10月まで257.5人の赤ちゃんが誕生しています。そして、12月の出生数は

   185人(前年同月比 約30%減)

です。これまでの、推移を以下の図に示します。

kouriyaBath1112.gif

図―1 郡山市の出生数の推移(ばらまき前2011年2までと、ばらまき後2011年3月以降の比較)
なぜだか、11月、12月で急にに減っています。妊娠期間はばらつきがありますので、11月にも一部は影響がでると思います。
 震災のためと考えるなら、震災で被害がもっとひどい宮城県と比較すればいいと思います。そこで、2011年3月以降の出生数の変動率(対前年同月比)を計算してみました。以下のような図になりました。

 Btrate1112.gif

 宮城県のデータは(3)による。

図 宮城県と郡山市の出生数変動率(対前年同月比)の推移

宮城県のデータは11月までしかありませんでした。でも、11月に郡山市で見られた低下はありませんでした。考えられる原因は一つしかないと思います。宮城は、郡山市以上の震災被害を受けています。でも、放射性物質汚染は、郡山は宮城の比ではありません(リファレスはいらないと思います。必要なら書き込みをお願いいます)。だから原因は一つしかないと思います。

<余談>
 欧州放射線リスク委員会は「出生率の低下」と書いています。妊娠後の流産なのか、妊娠率の低下では、大きく意味が変わると思います。もし、妊娠率は低下しないのに「出生率の低下」するなら、とっても悲しいことだと思います。せっかくできた「命」、この世に出て来る前に消えてしまします。しかも30%も、もっと増えるかもしれません、これからも調査、分析をしますので、暇があったらブログを見て下さい。






―参考にさせていただいたURL―
(1)2010 Recommendations of the European Committee on Radiation Risk(2010年勧告)
(2)福島県郡山市ウェブサイト - 市民の方へ - 郡山市の現住人口
(3)宮城県/統計課/統計データ/宮城県推計人口(月報)
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  1. 2012/01/15(日) 20:05:48|
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