東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、8月3週(8月21日から8月27日)もしっかりトラブルが起こっています。
①ダストモニタ警報2回
②海側遮水壁内側汚染水が漏れ出す寸前に
③今週の汚染水増加量は1日当たり757トン、凍土壁凍結開始後の最高記録
④地下水ドレンからタービン建屋への移送量が突然の増加
⑤凍土壁の大穴は塞がらず
⑥ALPSは今週も停止
⑦鉄塔に亀裂見つかる
⑧2号機デブリ取り出し、除染は止めて遮蔽のみにします。
⑨焼却炉停止、原因は単純計算ミス

※出典は本文による
図―1 8月4週トラブルマップ
1.ダストモニタ警報2回
ダストモニタは空気中の放射性物質濃度を連続的に測る装置です(2)。

※(3)を引用・加筆
図-2 ダストモニタの原理
①真空ポンプで吸い込み空気中のダスト(ほこり)をろ紙で集める。
②ほこりを集めたろ紙を、シリコン半導体検出器にて放射能量を測定する。
③流量計で測定した空気流量で放射能量を割って、濃度を算出する。
との原理で空気中の放射性物質濃度を測定します(3)。以下に福島第一原発のダストモニタの配置をしめします。

※1(4)とGoogle Mapにて作成
※2 風向き警報発生日は後述による
※3 名称は北から順にMP-1、MP-2・・MP-8であるが、警報発生以外省略
図-3 ダストモニタと警報発生時の風向き(2016年)
先週の記事で、福島第一の空気中の放射性物質が高めの旨を記載しましたが、今週は2回、ダストモニタから警報がでました。
①8月22日
午前3時44分、福島第一原子力発電所敷地境界付近のモニタリングポストNo.8近傍に設置されているダストモニタで、空気中の放射能濃度の上昇を示す「高警報」が発生しました。1立方メートル当たり14ベクレルの放射性物質が見つかったそうです。警報発生時風向きは南、風速は毎秒2.4メートルです(5)(6)。
②8月25日
12時48分、福島第一原子力発電所敷地境界付近のモニタリングポストNo.8近傍に設置されているダストモニタで、空気中の放射能濃度の上昇を示す「高警報」が発生しました。1立方メートル当たり181ベクレルの放射性物質が見つかったそうです。警報発生時風向きは南東、風速は毎秒6.2メートルです(7)(8)。
警報発生後の当該ダストモニタ近くで空気を採取し分析したら、ウラン238からの生成物である鉛210(Pb-210)(9)が1立方メートル当たり14ベクレル見つかったそうです(7)(8)。
以下に今年のダストモニタの警報の発生状況を示します。
①1月13日 MP-7付近のダストモニタが警報発生、風向きは南南東(10)(11)。
②6月1日 MP-2付近のダストモニタが警報発生、東京電力推定原因は機器の故障、風向きは西(4)(12)。
③7月3日 MP-8付近のダストモニタが警報発生、東京電力推定原因はウラン238生成物のビスマス214、風向きは南南西(13)。
④8月2日 MP-8付近のダストモニタが警報発生、ウラン238生成物の鉛214が見つかる。1回目の警報時の風向きは南東(14)(15)。
⑤8月22日 MP-8付近のダストモニタが警報発生、警報時の風向きは南(16)(7)。
⑥8月25日 MP-8付近のダストモニタが警報発生、警報時の風向きは南東(8)(9)。
8月22日の警報発生の原因を東京電力は機器の異常動作と説明していますが(17)、8月22日の警報発生後に機器は交換しています(7)。その後8月22日に交換しているのに3日後の8月25日に警報が発生しています。機器異常で同じ場所で僅か3日後に警報が出るのはおかしな話です。東京電力は「濾紙」を調べたが放射性物質は見つからかったと説明していまいますが、警報が出たにが語源3時44分ですが、分析をしたのが約2時間40分後の午前6時20分です(7)。仮に原因がビスマス214とすると、半減期は約20分なので、この間に約256(2
(160分÷20分))分の1になっています。減衰して見つからない可能性が高いと思います。
今年の特徴を纏めると
①今年発生した6回の警報が発生していますが、6,7,8月と3ヶ月連続して発生しており、8月が3回、しかも2回が今週(8月22日と25日)で、発生頻度が増しています。
②図―2に示す様に警報発生時の風向きは福島第一敷地外から敷地内に吹いている風です。
③警報発生後に鉛214、ビスマス214あるいは鉛210が見つかっていますが、これらは全てウラン238からの生成物です(10)。
2011年3月12日と14日に福島第一は爆発を起こしました。

※(18)を転載
図-4 水素爆発する福島第一原発1号機
この時に粒子状に細かくなった放射性物質だけでなく、ウラン238を含む核燃料も吹き飛ばされたはずです。一部が福島第一の外に飛び出た可能性も否定できません。実際に福島第一原発から20km弱離れた福島県楢葉町からは、高濃度の放射性物質に汚染された瓦礫が見つかっています(19)。図―2を見るとMP-7,8の間の南側に何かがありそうです。
以下にビスマス214の増加の計算結果を示します。

(a)線形表示 (b)対数表示
※1 最初の警報が出た6月1日を1とした相対値
※2 (20)を転載
図―5 ビスマス214の見積もり(相対値)
図に示す通り、今後は大幅な増加が見込まれます。
爆発しており十数キロ離れた楢葉町でも破片が見つかっているので、核燃料の破片も敷地外に吹き飛ばされた可能性があります。福島第一等の軽水炉で使用される核燃料は低濃縮ウランであり(21)、多量のウラン238を含みます(22)。図-4に示す通りウラン238から生成される放射性物質は、今後は大幅な増加が見込まれます。いまは月数回程度(先月までは月1回、今年前半は半年に1回)のダストモニタの警報ですが、やがて週1回になり、そのうちに毎日になるかも知れません。福島の復興の大きな障害になると思います。
①福島第一で働く下請けさんの内部被ばくのリスクが増大し、廃炉作業の妨げとなる。
②福島第一原発の周囲に計画されている中間貯蔵施設(23)の建設や運営の障害になる。
2020年までには福島第一原発の近くの常磐線の再開が計画されています(24)。再開することにはウラン238から生成された放射性物質だらけになりそうです。
2.海側遮水壁内側汚染水が漏れ出す寸前に
福島第一では海岸に水を通さない「壁」を作り海岸から海への汚染水の防止する「海側遮水壁」を完成させました(25)。それまでは「海」に流れていた汚染水が「海側遮水壁」の内側に溜まり放置すると溢れるので、これを汲みあげています。東京電力はこれを「地下水ドレン」と呼んでいます(26)。
8月22日に台風9号が福島を直撃し大変な雨が降りました(27)。

※(29)を集計
図―6 福島第一の降水量
海側遮水壁の内側にも大量の雨水が流れ込み、水位が上昇しました。22日午後4時50分現在、海抜約4メートルの護岸地上に対し、観測用井戸で測定された地下水位は約3メートル50で余裕は約50センチとのことです(27)(30)。溢れる寸前までいったようです。
以下に海側遮水壁内側から汲み上げた汚染水のうち、中継タンクAの放射性物質濃度の推移を示します。

※(31)を集計
図―7 地下水ドレン汲み上げ水、中継タンクAの放射性物質濃度
図に示す通り全ベータやトリチウムは1リットル当たり数千ベクレルで推移しています。溢れたら大変な事になりそうですが、それ以前に排水路からは1リットル当たりで2,300ベクレルの全ベータを含む汚染排水が海に流れ出し(32)福島の海を汚したようです。詳しくは別に記載します。
3.今週の汚染水増加量は1日当たり757トン、凍土壁凍結開始後の最高記録
凍土壁は福島第一原発の原子炉やタービン建屋の回りを氷の壁で囲い汚染水の増加を抑えようとするものです(33)。当初の見込みでは凍土壁は一ヶ月半程度で効果が出てくるとされていました(34)。3月31日に凍結が始まったので(35)なので、効果が出ていなければならない時期を大幅に過ぎました。以下に福島第一の汚染水の増加量の推移を示します。

※(36)を集計
図ー8 福島第一の汚染水増加量
今週(2016年8月19日から25日)の汚染水増加量は1日当たり757トンで、凍土壁凍結開始後の最大を記録しました。凍土壁の効果は無いようです。
東京電力は先月には8月15日から汚染水の増加量が抑えられるとしています(37)が、8月25日に発表した計画では9月15日に変更になっていました(38)。東京電力は月に1回のベースで汚染水増加抑制の見込みを発表しているのですが、月1回の発表の度に抑制効果が現れる日付が1ヶ月先になっています(39)。
4.地下水ドレンからタービン建屋への移送量が突然の増加
福島第一では、タービン建屋や原子炉建屋への地下水流入(40)、雨漏り(1)、海側遮水壁内側等(地下水ドレン、サブドレン)から汲み上げた汚染地下水をタービン建屋に移送する事(41)で汚染水が増加しています。このうち海側遮水壁内側等から汲み上げた汚染地下水は海側遮水壁とタービン建屋の間に氷の壁(凍土壁)を作ることで地下水の流れが阻止できるので減少が見込めると主張しています(42)。以下に海側遮水壁内側等(地下水ドレン、サブドレン)から汲み上げた汚染地下水をタービン建屋に移送した量の推移を示します。

※(41)を集計
図―9 地下水ドレン等からタービン建屋に移送した汚染水量
図に示す通り、突然の増加を示しています。1日当たりの移送量は
8月13日 102トン
8月14日 100トン
8月15日 141トン
8月16日 219トン
8月17日 343トン
です(43)。図に示す通り雨が降ると移送量も増えています。現時点(2016年8月27日)では8月17日までしか発表がありませんが、図―6に示す様に今週も多量の雨が降っているので、移送量は増加は続いているはずです。これにつてはまだ記載したいと思います。
5.凍土壁の大穴は塞がらず
先週の記事で凍土壁に大穴が空いている旨を記載しましたが、今週も空いたままです。凍土壁の両側には地下水位を観測する井戸RWとCoが設けられています。以下に東京電力が「海1-①」と呼んでいる場所のSD(サブドレン),RW,Coおよび地中温度の観測点の水平位置を示します。

※(44)にて作成
図―10 海1-①付近の配置
流量は落差に依存し、落差が大きいと大きく、小さいと小さくなります。そして落差が無くなれば水は流れなくなります(45)。凍土壁から漏れ出た地下水は海側遮水壁の内側に到達します。以下に海側遮水壁内側と海1-①付近の凍土壁近辺の地下水位を示します。

※1(44)(37)にて作成
※2「海側遮水壁内側」の色違いは観測点の差による
図―11 海側遮水壁内側と海1-①付近の凍土壁近辺の地下水位
図に示す通り海側遮水壁内側と海1-①付近の観測点のうち、海側遮水壁側にあるCo-15の水位差は縮まっていません。凍土壁凍結開始後も汚染水は凍土壁をする抜け海に流れ続けています。
以下に海1-①付近の地下の温度部分布を示します。

※1(44)にて作成
※2 出典がOPで記載しているが、(=^・^=)がTPに換算
図―12 海1-①地下の温度分布
図に示す通り水位観測点Co15の北側の海抜0~3m付近(地下-9m)に0℃を超える「大穴」が開いています。
東京電力は「大穴」を塞ぐために「補助工法」と称し、「大穴」のあたりにセメントを流し込み塞ぐ試みをしています(38)。以下に図―12に示す「温度測定」部分の温度の推移を示します。

※1(44)にて作成
※2 図中の数値は「海抜」(原資料はO.P.を(=^・^=)が換算)
図―13 海1-①「大穴」付近の地中温度の推移
会見(45)で東京電力は温度は下がったと主張していますが、水が凍りだす0℃に届く見込みがありません。大穴が空いている海抜0m付近で最新のデータ(図中右側)では上昇しています。
図―10に示す様に凍土壁によって山側の地下水位が上昇しました。これによって水を流す圧力が増し、大穴の当たりではそれなりの流速で水が流れているはずです。流れる水は凍りません(46)。凍土壁によって水の流れを悪くしても、山側の地下水位が上がるだけで弱い部分に流れが集中し、流速が早くなるので、結果として流量は変りません。結果、遮水(水の流れを遮る)効果はでません。
6.ALPSは今週も停止
放置すると溢れてしまうので、タービン建屋から汚染水を汲みあげ
タービン建屋⇒SARRY⇒淡水化装置⇒ALPS⇒処理水タンク
の順で汚染水を処理しています。最終段の処理装置はALPSになります。先週に続き、8月22日に東京電力はALPSが停止したと発表しました(5)。最終段の処理水タンクについて
満水率=汚染水量÷タンク容量
で、「満水率」を規定しその推移を示します。

※(36)を集計
図―14 処理水タンクの満水率
図に示す通り98%を超える状態が続いています。液体のタンクでは容器内の液体が地震などで外部からの比較的長周期な振動によって揺動すると(スロッシング)、この揺動により、構造が破壊されたり、液体が容器から溢れ出ることがあります(47)。福島第一は度々、地震に襲われています(48)。タンクを満タンにするわけには行きません。この辺りが限界だと思います。
福島第一では汚染水タンクに余裕が無く、タンクの増設が止まれば汚染水処理も止まってしまう状態が続いています。そして今週はタンクの増設が止まり、汚染水処理も止まってしまいました。
以下にタービン建屋の水位を示します。

以下にタービン建屋の水位を示します。
※(36)を集計
図―15 タービン建屋の水位
図に示す通り8月18日から15日にかけて急上昇しています。このまま処理できなければ溢れてしまわないか心配です。
7.鉄塔に亀裂見つかる
2016年8⽉22⽇ 5,6号開閉所屋上に設置されている引留鉄構※の鋼材の⼀部に損傷があることが確認されたと発表しました。この鉄塔は送電線を5,6号開閉所に引き込むために,送電線等を⽀持するために開閉所屋上に設置されている構造物(3本の支柱により支持)とのことで「引留鉄構」なる名前だそうです(48)。

※(48)を引用
図―16 5,6号開閉所屋上の引留鉄構」
以下に亀裂の一例を示します。

※(48)を引用
図―17 5,6号開閉所屋上の引留鉄構」の亀裂
原因は2011年3月の地震によると推定されており、会見(45)では事故以降はこれまで点検されていなかったと説明がありました。
福島第一では5年半近くも地震で傷ついた鉄塔が放置され点検される事はなかったようです。
8.2号機デブリ取り出し、除染は止めて遮蔽のみにします。
福島第一原発では溶け落ちた核燃料(デブリ)が放置されていますが(49)、デブリを取り出す為に作業スーペースの放射線量を下げる計画がなされています。2号機では「除染」した後に「遮蔽」をして放射線量を下げる計画でしたが。除染を止め「遮蔽」だけにするそうです(50)。
東京電力の説明(50)はその方が放射線量が下がるとのことですが、説明をみると遮蔽が「強化」されています。以下に変更の様子を示します。

(a) 変更前 (b)変更後
※(50)を引用
図―18 変更前後の遮蔽の比較
図に示すように遮蔽が強化されています。
(=^・^=)は除染した後で、遮蔽を強化すればもっと放射線量は下がると思うのですが、その点の説明はありませんでした(45)。
9.焼却炉停止、原因は単純計算ミスか
福島第一構内に「焼却炉」がありますが、配管に「穴」が空いたり、継手に亀裂が生じ、8月初めに停止しました(51)。単純が計算ミスが原因のようです。以下に詳細を記載します。
焼却炉は幾つかのユニットからできていますが、その中に廃ガス冷却器とバグフィルタがあります。この二つは配管で繋がっています。

※(52)より作成
図―19 焼却炉の廃ガス冷却器とバグフィルタ
この二つを繋ぐ配管は廃ガス冷却器側は固定点より下で、バグフィルタ側は上で繋がっています。焼却炉ですので「熱」で膨張します。図で①の部分は下に、②の部分は上に変位します。変位量は①と②の変位量の合計になりますが、設計をミススリ①と②の差で計算したそうです。①の変位量は2.7mm、②の変位量は4,3mmとの事なので、熱による変位量は合計の7.0mmです。設計段階で②+①で設計すべきところを②―①で計算し1.6mmとのことです。
東京電力はこれを「推定原因」とし
「①の熱による変位方向を②の変位方向と同一と扱って評価」
としています(52)。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
長くなってすいません(__)。でも長い言い訳を書きます。ダストモニタの警報が多発している問題は、あまり大きな問題にはなっていませんがウラン238から生成される放射性物質はこれからも増えるので大きな問題になる可能性が高いと思います。汚染水増加問題は既に大きな問題になっていると思います。この2つの問題の解決には福島の皆様の協力が必要ですし、協力があれば解決できると思います。その為には安倍出戻り内閣は福島の方に「事実」を率直に話す必要がありますが、政治的に無理です。
ダストモニタの警報が多発している問題は、福島第一原発の外(例えばMP7,8の南500m)にもダストモニタを設置し観測すれば、既存のダストモニタと組み合わせ警報が出た時の風向きから、汚染源の位置が特定できるはずです。汚染源の位置が特定できればそれを取り除けば対策完了です。福島第一原発外での作業が必要なので、福島の方の理解と協力が必須です。福島の皆様に「事実」を話す必要があります。でも以下の理由で政治的に無理です。
第一にウラン238破片が飛び散り、これからこれに由来する放射性物質が増えるなどと説明したら、放射線量は下がった、福島を避けるには風評被害、福島差別との主張に矛盾します。第二にアメリカはウラン238を使った劣化ウラン弾を実戦で使用していますが(53)、放置された破片が今後に放射性物質を多量に出すなどと話になったら、国際問題になりかねません。
汚染水の増加問題は汚染水の増加を抑えるか、汚染水の増加に負けないスピードで汚染水タンクを増設すれば良いと思います。5項に記載したように「凍土壁」は当てになりません。別の方策として現状はタービン建屋に移送している汚染水を別の場所(例えばサブドレンと同じく海に流す)に移送すれば汚染水の増加は抑えられます。6項に記載のように汚染水の増加にタンクの増設が間に合わず最終段の処理装置ALPSが停止に追い込まれました。東京電力はタンクの増設に苦労しています。だったら福島第一原発外の近傍(たとえば中間貯蔵施設予定地)に汚染水タンク用の敷地を確保してタンクを増設すればできます。大熊町は中間貯蔵施設予定地の町有地を提供する事を決めたそうです(54)。東京電力にタンクを増設する余力が無ければ「国」が作ればいいと思います。
これにも福島の皆様の協力が必要です。そのためには「凍土壁」が当てにならない事実を率直に説明する必要があります。これは政治的にできません。凍土壁は安倍出戻り内閣が提案し、税金で作った施設です(55)。これが当てにならないとなれば、安倍出戻り内閣の失敗です。安倍出戻り内閣はこれまでいくつも失政をしてきました(56)。この4~6月の年金運用で5.2兆円の赤字もだしたそうです(57)。でも安倍出戻り内閣は「失政」を認めません。凍土壁の失敗もみとめるはずがありません。
(=^・^=)は福島第一の廃炉作業の優先順位は
①廃炉作業で働く下請けさんの「安全」確保
②福島に暮らす皆様の「安全」確保
③福島第一原発周囲の「安全」確保
④福島産の「安全」確保
⑤福島の皆様の安心の実現
⑥日本や世界の方々の安心の実現
だと思います。でも実態は安倍出戻り総理の保身が第一優先です。この記事はそして言い訳が長くなったのは、そうした実態を明確にし、福島の皆様の為になる「廃炉」を願うからです。でもやっぱりすいません(__)。
自分の保身を最優先に廃炉を進める安倍出戻り総理では、福島の皆様は不安だと思います。福島県が力をいれている農畜産物に「牛肉」があります(58)。福島の牛肉は、鮮やかな色合いと良質の霜降りをもつ絶品の牛肉です(59)。福島県は福島産牛肉は安全だと主張しています(60)。福島県郡山市の肉牛の飼育頭数は6,676頭で福島県随一です(61)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。

※(62)を引用
図―20 福島産牛肉が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月3週)―凍土壁 規制委「効果見られず」―(2)
空気汚染モニタ (09-04-03-09) - ATOMICA -(3)
連続ダストモニタの警報発生について - 東京電力(4)
2016年6月1日福島第一原子力発電所 敷地境界連続ダストモニタ警報発生について(モニタリングポスト2近傍)(PDF 1.46MB)(5)
2016年08月22日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】 (6)
2016年8月22日福島第一原子力発電所 敷地境界連続ダストモニタ警報発生について(モニタリングポスト8近傍)(PDF 453KB)(7)
2016年08月26日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】 (8)
2016年8月26日福島第一原子力発電所 敷地境界連続ダストモニタ警報発生について(モニタリングポストNo.8近傍)(PDF 559KB) (9)
ウラン238壊変系列(10)
福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社(11)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(1月3週)―汚染水タンク工事で下請けさんが骨折―(12)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(6月1週)―凍土遮水壁に大穴―(13)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月2週)―汚染水増加470トン/日、250トン/日になる予定でした―(14)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月1週)―3ヶ月連続でダストモニタ警報!原因は爆発で飛び散た核燃料?―(15)
"2016年08月03日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(16)
中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況」
(17)(16)中の「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料3-6】環境線量低減対策(8.86MB)」(
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_11-j.pdf)
(18)
めげ猫「タマ」の日記 2015年、セシウム汚染食品の拡販に貢献した方々(19)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(2月2週)―福島原発も凍えます-(20)
めげ猫「タマ」の日記 南相馬市小高、避難指示解除、ウラン238生成物は大丈夫?(21)
軽水炉 - Wikipedia(22)
低濃縮ウラン燃料 - Wikipedia(23)
中間貯蔵施設について|除染で取り除いた土壌等の管理|除染情報サイト:環境省(24)
常磐線の全線運転再開の見通しについて” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道(25)
海側遮水壁|東京電力(26)
サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力(27)
福島第1原発、汚染地下水あふれる恐れ 台風9号の降雨影響:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet(28)
報道配布資料|東京電力(29)(28)中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて 」
(30)
2016/08/22(月) 原子力定例記者会見(31)
X.地下水|東京電力中の「地下水ドレンポンド中継タンク通常水質分析(H28年度分)」⇒「CSV」
(32)
"2016年08月22日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】 "(33)
陸側遮水壁|東京電力(34)
第45回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会(35)
2016年3月31日 福島第一原子力発電所 陸側遮水壁の凍結運転開始についてPDF(36)
プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(37)(16)中の「2016年7月28日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第32回事務局会議)」⇒「【資料3-1】汚染水対策(31.5MB)PDF」(
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160728_06-j.pdf)
(38)(16)中の「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料3-1】汚染水対策(21.7MB)」(
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_06-j.pdf)
(39)
<めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月5週)―下請けさんが亡くなりました―/a>
(40)[PDF]参考資料補足2 福島第一原子力発電所の汚染水の状況と対策について(41)(28)中の「建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移 」
(42)
第45回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会(43)
2016年8月22日建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 230KB) (44)
2016年8月25日陸側遮水壁の状況(第一段階 フェーズ2)(PDF 8.29MB) (45)
水力発電所の出力と有効落差の関係(46)
2016/8/25(木) 中長期ロードマップ進捗状況について(47)
スロッシング - Wikipedia(48)
2016年8月15日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(続報)|報道関係各位一斉メール|東京電力ホールディングス株式会社(48)(16)中の「「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料4-1】66kV双葉線引留鉄構の一部損傷について(2.16MB)」(
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_13-j.pdf)
(49)(16)中の「「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(9.44MB)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_05-j.pdf)
(50)(16)中の「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(3.94MB)」(
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_08-j.pdf)
(51)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月2週)―焼却炉が停止―(52)(16)中の「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(1.61MB)」(
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_09-j.pdf)
(53)
劣化ウラン弾 - Wikipedia(54)
大熊、全町有地提供方針 除染廃棄物早期搬入へ | 県内ニュース | 福島民報(55)
めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の凍土壁は税金の無駄遣い?(56)
めげ猫「タマ」の日記 嘘つき安倍出戻り総理(2016)(57)
年金運用損5・2兆円 4―6月期、円高・株安響く意見-中国新聞-(58)
ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(59)(58)中の「福島牛」
https://www.pref.fukushima.lg.jp/download/1/ushishi.pdf(60)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(61)
届出情報の統計-目的別索引-牛の個体識別情報検索サービス中の「【平成27年10月31日公表】 (毎年10月31日頃更新)」中の「飼養頭数 牛の種別 市区町村別」
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- 2016/08/27(土) 19:47:50|
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