めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

事故後に高齢者の平均余命が縮まった福島県

 福島の87歳の男性の平均余命を見ると
  事故前(2008年から10年のデータで集計) 5.19年
  事故後(2012年から14年のデータで集計) 5.11年
で、0.08年縮まっていました。
 こんれは87歳の男性だけでなく、概ね福島の85歳以上の高齢者についても同じく短くなっています。福島の高齢者は原発事故後に死にやすくなりました。
 簡易生命表はある年の死亡状況が今後変わらないと仮定して、年齢ごとの死亡率や平均余命を計算、指標化した表。ゼロ歳児の平均余命が平均寿命となる。総合的な保健福祉水準を示す指標の一つです(1)。福島県が発表している福島県の簡易生命表(2)を見ると、ある年齢まで生き残っている割合を示す生存率や、ある年齢の人々が、その後何年生きられるかという期待値を示す平均余命(3)等の記載あります。以下に2013年を中心とした福島県の生存率を示します。
福島県の生存率
 ※(2)にて作成
 図―1 福島県の生存率

 当たり前の話ですが高齢者になると生存率が下がり、当たり前の話ですが高齢者は死亡リスクが高い存在です。(=^・^=)は福島の特定の地域で葬式が増えた旨の記事を書きます。だだし増えていない地域もあるので(4)(5)、地域特有の事情があると思います。高齢者が増えて葬式が増えたのか、それとも高齢者が死にやすくなって高齢者が増えたかです。高齢者が死にやすくなっていれば、高齢者の平均余命は短くなります。以下に事故前の2008年から10年のデータで集計した2013年の平均余命(2)と事後の2012年から14年のデータで集計した平均余命(6)を示します。
事故後に減少した福島男性高齢者の平均余命   事故後に減少した福島女性高齢者の平均余命
(a) 男              (b)女
 ※1(2)(6)にて作成
 ※2 2009年の集計期間は2008年から10年に相当し、事故前に対応
 ※3 2013年の集計期間は2012年から14年に相当し、事故後に対応
 図―2 事故前後での福島の高齢者の平均余命

 図に示すように少し短くなっています。図―2では分かり難いので差を示します。
事故後に減少した福島・高齢者の平均余命
 ※1(2)(6)にて作成
 ※2 2013年(事故後)―2009年(事故前)で計算
 図―3 原発事故前後の福島の高齢者の平均余命の増減

 図に示す通り、事故後では各年齢(ただし概ね85歳以上)で男女とも短くなっています。福島の高齢者は事故後に死にやすくなりました。高齢者は死亡リスク難く外乱に対し若年層に比べセンシティブです。何かの外乱が福島を襲ったのは間違いないと思います。なお2011年を外したのは「震災」の影響を避けるためです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島を襲った外乱が継続的なものか一次的な物かは今後の経緯をみる必要がありますが、継続的なにのならやがて外乱が蓄積し、今は高齢者にだけ現れておる影響が将来的には中高年者に、その先は若年者にも現れるリスクは否定できないと思います。
 原発事故直後には積算線量が重要だと喧伝されました(7)。放射線量率が下がっても積算線量はこれからも上がり続けます。福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する果物にナシがあります。今がシーズンです(8)。福島県日本松市辺りのナシは、甘くてみずみずしく、ちょっぴり酸味がきいているそうです(9)。福島県は福島産ナシは「安全」だと主張しています(10)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産ナシは無しです。
他県産はあっても福島産ナシが無しの福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(11)を引用
 図―4 福島産ナシが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も二本松市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)簡易生命表(カンイセイメイヒョウ)とは - コトバンク
(2)保健福祉部関係の統計情報データベース - 福島県ホームページ中の「福島県簡易生命表」⇒「平成25年[PDFファイル/1.34MB]」(http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/158150.pdf
(3)平均余命 - Wikipedia
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島産について
(5)めげ猫「タマ」の日記 果物作りが盛んな、汚染された福島盆地
(6)保健福祉部関係の統計情報データベース(過去倉庫) - 福島県ホームページ中の「・平成22年 [PDF:1.04MB]」(http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/72786.pdf
(7)放射線の健康への影響は積算線量が決める
(8)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(9)特産品情報 | 地区別くらし情報 安達地区 | JAふくしま未来
(10)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(11)店舗・チラシ検索|ベイシア beisia 豊かな暮らしのパートナー
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  1. 2016/09/07(水) 17:44:41|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

まァ、年寄りは放射能の影響はそれ程受けないだろうから、矢張りストレスだろうね。問題は地域によってバラつきが有るのをどうやって説明立証するかだな。
  1. 2016/09/07(水) 23:47:19 |
  2. URL |
  3. 武尊 #-
  4. [ 編集 ]

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