めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島県川俣町避難指示区域、2018年に小中一貫校、通うのは20人?

 福島県川俣町の避難区域に2018年4月から小中一貫校を設置するそうです(1)。(=^・^=)なりに集計すると通うのは20人前後です。いっそ、スクールバスでも走らせた方が良いのではと(=^・^=)は思うのですが。
 福島県川俣町は福島県北部の阿武隈高原の山の中にある町です(2)。福島県は東から浜通り、中通り、会津に3区分されますが(3)、福島第一原発が立地する浜通り以外で唯一の避難区域を抱える町です(4)。
事故から5年半過ぎて、除染が必要な福島
 ※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で9月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(3)による
 図―1 福島県川俣町

 以下に拡大図を示します。
事故から5年半過ぎて、殆んどで除染が必要な福島県川俣町

 ※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で9月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(4)による
 ※3 学校の位置は(7)による
 図―2 福島県川俣町拡大図

 以下に川俣町の住宅の除染の進行状況を示します。
除染がほぼ終了した福島県川俣町
 ※(8)にて作成
 図―3 川俣町の除染の進行状況

 図は住宅ですが、他も含め除染はほぼ完了しています(8)(9)。一方で、事故から5年半を過ぎて、図―2に示すように国が除染が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超(10)える地域が広がっています。
 以下に原発事故前1年間(2010年3月~12年2月)と事故後各年の1年間(各年3月~翌年2月、ただし2016年は3月まで)の赤ちゃん誕生数を示します。
事故後6年連続で女の子が多く生まれる福島県川俣町
 ※1(11)を転載
 ※2 2016年は7月まで
 図―4 福島県川俣町の赤ちゃん誕生数

 図に示す通り事故前の1年は通常通り男の子が多く生まれていましたが、事故後は6年連続で女の子が多く生まれています。6年連続ですので偶然に起こる確率は2の1、すなわち64分の1で2%弱です。通常は男の子が多く生まれるので(12)異常な事態です。
 福島県県民健康管理調査によれば、48.1%の方が放射線は「次世代への(遺伝的)影響の可能性が高い」と回答している(13)等、放射線に対する不安が強いようです。 放射性影響研究所は広島や長崎の原爆投下で遺伝的な影響が生じていない根拠の一つとして、赤ちゃんの男女比に異常が起きていないことをあげていますが(14)、川俣町では崩れています。川俣町の皆様は不安だと思います。
 以下に避難地域になっている川俣町山木屋地区(1)の15歳以下の避難者数の推移を示します。
減り続ける15歳以下の川俣町町内避難者
 ※(15)にて作成
 図ー5 川俣町山木屋地区の15歳以下の避難者数の推移

 図に示す通り、川俣町内に避難している子供さんの数がどんどん減っています。川俣町山木屋地区の子育て世代の川俣町離れが進んでいます。それでも来年4月の避難指示解除された後、現避難区域内にに2018年4月から小中一貫校を設置するそうです(1)。いったい何人の児童・生徒の皆さんが通学するか試算してみました。
 一貫校が開校するのは1年7ヶ月後です。山木屋地区から15歳以下の避難者の内、川俣町内にいた方は2014年9月には56人でしたが、1年7ヶ月後の2016年4月には37人に減りました。14年9月の66%です。2016年9月では35人なので、同様の割合で減るとすると
 2018年4月時点 23人(35×0.66)
です。
 以下に復興庁のアンケート(16)に「戻りたい」と回答した世帯数を示します。
40第以下は13世帯の川俣町山木屋地区の帰還希望
 ※(16)を集計
 図―6 川俣町山木屋地区の「戻りたい」と回答した世帯数

 義務教育世代がいそうな30代、40代で帰還を希望している世帯は図に示すように合計で12世帯です。福島県の兄弟人数は平均で1.755人です(17)。
 12世帯で21人(12×1.755)
で、これらの方が実際に山木屋地区に住まわれて義務教育の対象になる方です。
 独立した二つの手法で生徒数を見積もって共に20人を少し超える値がでました。それ程には狂いがないと思います。スクールバスで対応可能な人数です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 現時点は川俣町山木屋の小学生の皆さんは川俣南小学校で、中学校の皆さんは川俣中学校で勉強されています(18)。図―2に示す通り、新規の小中一貫校予定地に比べ放射線量が低くなっています。距離も10km程度で、それ程には時間がかからないと思います。20人程度ならスクールバスで対応可能です。子供達への放射線への影響を低減できるメリットは大きいと思います。
 福島県楢葉町では避難指示が解除されてから1年を過ぎましたが(19)。帰還が進んでいないことは先に記事にした通りです(20)。放射線への不安があるようです(19)。福島県楢葉町では来年春の学校再開を予定していますが、来年度に小学1年~中学3年となる計467人のうち「通学する」は79人、「通学したいが迷っている」が8人。町教委は80~90人と、対象児童・生徒の2割弱での再開となる見通しが示されたそうです(21)。
 図―1に示す様に福島では「除染」が必要な地域が広がっています。放射線影響を避けるべく、これからも対策が必要です。でも福島は「安全」と叫ばれるだけす(22)(23)。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する夏野菜にキュウリがあります。9月ですがまだ楽しめそうです(24)。福島県相馬地方のキュウリは浜の日差しをたっぷり浴びて、色濃く、真っ直ぐ育ち、折ると「ポキッ」と音がでるほど水々しく、そのままでもおいしく、味噌をつけると一層おいしいそうです(25)。福島県は福島産*は「安全」だと主張しています(26)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(27)を引用
 図―7 福島産キュウリが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)30年4月開校へ 川俣・山木屋小中一貫校 | 県内ニュース | 福島民報
(2)川俣町 - Wikipedia
(3)福島県 - Wikipedia
(4)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(7)山木屋小学校 - 川俣町公式ホームページ
(8)福島県 川俣町|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:福島県・環境省
(9)福島県川俣町の除染進捗情報|除染特別地域(国直轄除染)の概要・進捗|除染情報サイト:環境省
(10)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(11)めげ猫「タマ」の日記 女の子が特異的に生まれる避難区域を抱える福島県川俣町(2016年7月)
(12)出生性比
(13)県民健康調査における中間取りまとめ - 福島県ホームページ
(14)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 - 放射線影響研究所
(15)避難先・避難者数一覧 - 川俣町公式ホームページ
(16)復興庁 | 原子力被災自治体における住民意向調査中の「平成27年度 」⇒「川俣町」⇒「調査結果」(http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-4/ikoucyousa/20151204_ikouchousa_kawamata.pdf
(17)兄弟姉妹数 [ 2010年第一位 沖縄県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
(18)3.川俣町の状況 - 福島県ホームページ
(19)【楢葉町解除1年】慌てず着実な復興を(9月8日) | 県内ニュース | 福島民報
(20)めげ猫「タマ」の日記 楢葉町60周年―未来は原子力ムラ―
(21)<避難解除>楢葉、来春再開の小中「通学」2割弱9月8日 河北新報
(22)福島の子育て...着実に 誤った情報信じる人に『正しい数字』を:東日本大震災5年1カ月特集:福島民友新聞社 みんゆうNet
(23)めげ猫「タマ」の日記 福島の子育て...着実に 誤った情報信じる人に『正しい数字』を
(24)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(25)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(26)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(27)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「相馬店」(http://fresco-k.com/okaidoku/01/tirasi.pdf)
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  1. 2016/09/08(木) 19:41:51|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

小中一貫校、思わず中高一貫校と思ったくらい。
9学年で、20人ですか?
自然と村人が豊かな環境を作っている地域なら、ある種の魅力も有ります。
でも、フレコンバックと放射能と人が住まない家だらけの地域ではね~~~。
どこをどう切り取っても、子供のためになるとは思えません。
どうしてこういう判断をするのか?きちんと説明をしてもらいたいです。
  1. 2016/09/09(金) 20:11:54 |
  2. URL |
  3. なう #-
  4. [ 編集 ]

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