めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島県は主産地を検査せずにリンゴの「安全宣言」―他ではセシウム入り―

 福島県のホームページを見たら、福島産リンゴは検査で「安全」が確認された旨の広報が載っていました(1)。事実上の安全宣言です。でも最大産地の福島市の検査結果がありません(2)。
 福島県は果樹王国のひとつに数えられます(3)。でも福島県全域で果物が栽培されている訳ではありません。福島市を中心とする福島盆地に集中しています。ここは避難地域に次いで汚染が酷く、事故前に比べ葬式も増えています(4)。以下に福島県のリンゴの生産量を示します。
福島市は約半分を占める福島県のリンゴの生産量
 ※(5)を集計
 図―1 福島県のリンゴ生産量

 図に示す通り半分近くを福島県福島市が占めています。福島市の花は「モモ」で(6)、モモのイメージが強いのですが、生産量を見るとリンゴがトップです。
リンゴがトップの福島市の果樹生産量
 ※(5)を集計
 図―2 福島市の果樹生産量

 福島県は福島産リンゴについて、検査で「安全」が確認された旨の広報が載っていました(1)。事実上の安全宣言です。
リンゴの安全宣言をする福島県
 ※(7)を引用
 図―3 リンゴの安全宣言をする福島県

 以下に今年の福島県のリンゴの検査状況を示します。
検査されていない福島市産リンゴ
 ※1(7)の数値データを元に(8)に示す手法で9月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(9)による
 ※3 検査件数は(10)(11)による。
 図―4 福島県のリンゴの検査状況

 図に示す通り、主産地の福島市の検査結果がありません。図に示す通り福島市は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト超えた(12)汚染地帯が広がっています。以下に大玉村産リンゴのセシウムの検査結果を示します。
今年もセシウム入りの福島産リンゴ
 ※1(10)を集計
 ※2 日付けは収穫日
 ※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 図-5 福島県大玉村産リンゴの検査結果

 図に示す通り確りセシウム入りです。図―4に示すように福島市の汚染は大玉村より酷いので、これより酷いと思います。福島市を活動範囲とする農協の検査結果もみたのですが(13)、リンゴは見当たりませんでした。
 福島県は去年も福島県は主産地の福島市産のリンゴを検査しないまま「安全宣言」を出しました(14)。ナシも同様です(15)。福島では汚染の酷い産地を避けた検査での「安全宣言」が常態化しています。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島では汚染の酷い産地を避けた検査での「安全宣言」が常態化しています。福島県の検査の目的は、福島産の「安全」を担保することでなく、消費者に福島産を「安全」と思わせることです。これでは低く出る検査を実施する可能性も否定できません。以下にクロダイの検査結果を示します。
福島は全数ND、宮城、茨城ではそこそこセシウム入りのクロダイ検査結果
 ※1(10)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 図―6 クロダイのセシウム濃度

 魚には県境は関係ありません。汚染源がある福島が高くでると思うのですが、検査結果は宮城や茨城より低くなっています。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県白河市や近郊では、梨「幸水」の選果がピークを迎えました(16)。福島のナシは甘みが強くみずみずしいそうです(17)。福島県は福島産ナシは「安全」だと主張しています。でも福島県白河市のスーパーのチラシには福島産ナシは無しです。
他県産はあっても福島産ナシが無しの福島県白河市のスーパーのチラシ
 ※(18)を引用
 図―7 福島産ナシが無い福島県白河市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県白河市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(2)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「果物⇒リンゴ、県北⇒福島市」で検索
(3)果樹王国 - Wikipedia
(4)めげ猫「タマ」の日記 果物作りが盛んな、汚染された福島盆地
(5)作物統計調査> 市町村別データ>平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の「10 果樹」⇒「福島県]⇒「Excel」
(6)市の木・花・鳥、市民憲章について - 福島市ホームページ
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(9)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(10)報道発表資料 |厚生労働省
(11)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「果物」⇒「リンゴ」で9月8日に検索
(12)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(13)農作物自主検査 | 農業 | JAふくしま未来
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島県はリンゴの「安全宣言」―でも最大産地を検査してません―
(15)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月4週)―クロダイは宮城も茨城もセシウム入り、でも福島は全数ND―
(16)トピックス | JA夢みなみ
(17)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ中の「日本なし」(https://www.pref.fukushima.lg.jp/download/1/nashi.pdf
(18)チラシ - ホーム
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  1. 2016/09/10(土) 00:11:36|
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