めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月2週)―事故から5年半、止まらいセシウム汚染食品の流通―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。9月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。今週は基準超えです。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,308件中8件の基準超え(全体の1%)
  ②平均は、1キログラム当たり3ベクレル、最大280ベクレル(山梨県産ショウゲンジ)。
事故から5年半経っても流通するセシウム汚染食品
  ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
   ※3 アカヤマドリ、オオカシワギタケ、ショウゲンジはキノコ
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2016年9月2週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 今週の検査結果からは
 ①事故から5年半、止まらいセシウム汚染食品の流通
 ②福島産キュウリからセシウム、福島県検査は110件全数ND
 ③福島県はリンゴの「安全宣言」、汚染の酷い主産地の福島市産は検査していません。
 ④福島県三島町産ブナハリタケのセシウム濃度は過去最高(新記録)
等の特徴が読み取れ、およそ「安心」できる物ではありません。

1.事故から5年半、止まらいセシウム汚染食品の流通
 国立医薬品食品衛生研究所の検査で以下の宮城県産セシウム汚染食品が流通していることが分かりました。値は1キログラムのベクレル数です(3)。
 ①アカヤマドリ(キノコ)―220ベクレル 9月6日検査、12日出荷制限(7)
 ②乾燥わらび      ―120ベクレル 9月7日検査 13日公表
 ③シイタケ(原木栽培) ―104ベクレル 9月7日検査、13日公表
 事故から5年半が経過しましたが、今もセシウム汚染食品が流通しています。そして直ぐには公表されません。アカヤマドリから基準超のセシウムが見つかってから出荷制限まで、乾燥わらびとシイタケ(原木栽培)で基準超が見つかってから公表されるまで6日間を要しています。

2.福島産キュウリからセシウム、福島県検査は110件全数ND
 千葉市の検査で福島産キュウリ1キログラム当たり2.2ベクレルのセシウムが見つかりました。福島のキュウリはセシウム入りです。もっと驚いたのは福島県の検査では110件全てで検出限界未満です。以下に精密検査結果をまとめると以下の通りです。
 キュウリ 
  消費地  11件中1件(全体の9%)でセシウム入り
  福島県 110件全てで検出限界未満(ND)

 モモ
  消費地  7件中1件(全体の17%)でセシウム入り
  福島県 50件中1件(全体の 2%)でセシウム入り

 事故から5年半経ちましたが、福島産モモやキュウリはセシウム入りです。でも福島県の検査ではそれを見つける事が出来ません。福島産は他所よりも低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。


3.福島県はリンゴの「安全宣言」、汚染の酷い主産地の福島市産は検査していません。
 従前に記事で福島県は主産地で福島県内でも避難地域を除けば汚染の酷い旨の記事を書きました(8)。以下に今年(2016年)の9月13日までの検査状況を示します。
 検査されていない福島市産リンゴ
 ※1(9)の数値データを元に(10)に示す手法で9月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(11)による
 ※3 検査件数は(1)(12)による。
 図―2 福島県のリンゴの検査状況

 福島産は汚染が酷い主産地を避けた検査で安全とされ出荷されます。

4.福島県三島町産ブナハリタケのセシウム濃度は過去最高(新記録)

 以下に福島県三島町産のブナハリタケのセシウム濃度を示します。
過去最高を記録した福島県三島町産ブナハリタケ
 ※1(1)を集計
  ※2 日付けは収穫日
  ※3 NDは検出限界未満(見つからい事)を示す。
 図―3 福島県三島町産のブナハリタケのセシウム濃度

 2016年9月8日に収穫されたブナハリタケから1キログラム当たり49ベクレルのセシウムが見つかりました(3)。図に示すように過去最高です。
 事故から5年半が経ちましたが、過去最高です。福島産は今でも上昇し過去最高を記録する事があります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・事故から5年半が過ぎても、流通するセシウム汚染食品
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産
 福島を代表する夏野菜にピーマンがあります(13)。9月になりましたが、まだまだシーズンは続きます(14)。福島のピーマンは生食でも味わい良く、加熱すると柔らかくなり、独特のにおいも和らぐ風味がようそうです(13)。福島県は福島産ピーマンは「安全」だと主張いています(15)。でも福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産ピーマンはありません。
他県産はあっても福島産ピーマンが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(16)を引用
 図―4 福島産ピーマンが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第998報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島県は主産地を検査せずにリンゴの「安全宣言」―他ではセシウム入り―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定 |報道発表資料|厚生労働省
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島県は主産地を検査せずにリンゴの「安全宣言」―他ではセシウム入り―
(9)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(10)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(11)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(12)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「果物」⇒「リンゴ」で9月13日に検索
(13)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(14)福島県JAたむら&田村市トップセールス/東京青果株式会社
(15)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(16)イオンいわき店
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  1. 2016/09/13(火) 19:44:20|
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