めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

トラブルいっぱい福島原発(9月3週)―侵入警報装置を切っていた―

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、9月3週(9月11日から17日)もしっかりトラブルが起こっています。
①建屋カバー解体は1日遅れ
②スピーカーケーブルに焦げ跡
③凍土壁効果なく、ALPS停止
④第二原発 侵入警報を停止 規制委が東京電力を厳重注意
トラブルマップ9月3週
※ リファレンスは本文による。
 図―1 福島原発・トラブルマップ

1.建屋カバー解体1日遅れ
 福島第一の周囲は放射性物質の飛散を防ぐ為にカバーで覆われています(2)。使用済み核燃料が核燃料プールに放置されたままであり、これを取り出す為にカバーの解体を9月12日より始める予定でしたが、12日に取り出しを始める事ができず(3)、13日に延期されました(4)。
解体された1号機カバー
 ※(5)を9月18日に閲覧
 図―2 一部の建屋カバーが取り外された福島第一、1号機

 建屋カバーを解体すれば、1号機の瓦礫から放射性物質を含む埃(ダスト)が舞い上がらないか心配です。以下に空気中の放射性物質濃度の推移を示します。
カバー解体後に上昇気味のダストモニタ
 ※(6)にて作成
 図―3 福島第一の空気中の放射性物質濃度

 (=^・^=)にはカバー取り外した翌々日の9月15日位から上がったように見えます。目分量で最大では警報レベル(1立方メートル当たり10ベクレル(7))の3分の1程度に見えます。

2.スピーカーケーブルに焦げ跡
 9月14日午前11時前に、東京電力社員様が、福島第一1・2号機サービス建屋3階のベランダに設置してある所内放送用のスピーカーのケーブルに焦げ跡(黒く変色)を見つけ消防車に連絡したそうです。なお、スピーカーは停止しました(8)。

3.凍土壁効果なく、ALPS停止
 福島第一で凍土壁が効果を上げることも無く、汚染水が増え続け、最終段の汚染水を入れる処理水タンクが一杯になり事実上は最終段の処理装置のALPSが停止に追い込まれました(9)。処理できない汚染水はどうしたかと言えばタービン建屋に放置されたようです。以下に福島第一のタービン建屋の汚染水の水位を示します。
上昇するタービン建屋水位
 ※(10)を集計
 図―4 福島第一ダービン建屋水位

 図に示すように上昇しています。溢れ出さないか心配です。

4.第二原発 侵入警報を停止 規制委が東京電力を厳重注意
 原子力規制委員会は9月12日、東京電力が福島第二原発で侵入検知器の警報機能を鳴らないように設定していたことを明らかにし、核物質防護規定の順守義務違反に当たるとして同日付で東電を文書による厳重注意をいました(11)(12)。報道等によると、警報の停止は規制委の立ち入り検査で昨年10月7日に発覚した。その後、東電の社内調査で9月と10月の少なくとも計4回、警報を停止していたことが判明。検知器自体の作動状況は警備室の画面で確認していたというが、規制委は「人の侵入を確実に確認できる状態にあるとはいえず、重大事案に発展する恐れがあった」との事です。
 東京電力は人以外に動く物(野生動物?)に反応したことなどによる「不要警報」が多発していたため、現場の警備担当社員の判断で一時的に停止したと説明しているそうです(13)(14)。
 発覚当時(2015年10月)、福島第二原発の所長をされていたかたは、現在は柏崎刈羽原子力発電所の所長をしています(15)。東京電力は柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を目指しているようですが(16)、こんな方が所長をしていて「柏崎刈羽原子力発電所の安全」は守れるのですかね?報道を見る限り彼は、所員に
「警報を切るという行為は原子力の現場を担う責任感とかけ離れている。」
行為を平然とやらせた事になります。また、原子力規制委は9月13日、福島第二原発の一部の関係者から「数年前から警報を止めることがあった」との証言を得たと明らかにしたそうです(14)。だとすると、原発事故直後からになりますが、その当時に福島第二原発の所長をしていた方は、今は福島第一原発の廃炉責任者をしています(17)。こんな方が責任者で「廃炉」ができるのですがね?今週もトラブル続きなのは本文に記載の通りです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 トラブル続きの福島原発、福島の皆様は不安だと思います。
 今、福島県会津若松市ではブドウ狩りが楽しめるそうです(18)。福島県会津若松市はブドウの季節です。福島・会津のブドウは美味しいそうです(19)。福島県は福島産ブドウは「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産ブドウはありません。
他県産はあっても福島産ブドウが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(21)を引用
 図―5 福島産ブドウが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(9月2週)―下請けさんがケガ、今年は10件目―
(2)1号機原子炉建屋カバー解体作業|東京電力
(3)福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社
(4)福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社
(5)福島第一ライブカメラ(1号機側)|東京電力
(6)福島第一原子力発電所敷地境界付近でのダストモニタ計測状況|東京電力
(7)2016年8月26日福島第一原子力発電所 敷地境界連続ダストモニタ警報発生について(モニタリングポストNo.8近傍)(PDF 559KB)
(8)2016年09月14日 福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後4時現在】
(9)めげ猫「タマ」の日記 汚染水が逆量した福島第一原発
(10)プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(11)第31回原子力規制委員会 臨時会議 | 原子力規制委員会中の「資料1 核物質防護規定遵守義務違反について【PDF:109KB】」(https://www.nsr.go.jp/data/000163416.pdf
(12)福島第二原子力発電所の核物質防護規定の遵守に係る厳重注意文書の受領について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(13)第2原発、侵入警報オフに 重大事案発展の恐れ、規制委が厳重注意:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(14)第二原発侵入警報停止 管理職が誤作動対策講じず | 県内ニュース | 福島民報
(15)人事通知|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(16)柏崎刈羽発電所新トップページ|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力
(17)増田尚宏 - Wikipedia
(18)フルーツランド北会津
(19)ぶどうを作って一世紀(会津若松市) | ふくしま 新発売。
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
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  1. 2016/09/18(日) 19:43:14|
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