めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島産米業務用に好評、TPP早期導入で駆除を!

 福島産米の値上げが決まりました(1)(2)。業務用を中心に一定程度の需要があるようです(2)。でも、業務用って産地表示が無い外食やコンビニべ弁当の中食。梱包米飯からは1キログラム当たり14ベクレルのセシウムが見つかっています(3)。玄米に換算すれば基準値(4)を超える1キログラム当たり130ベクレルです(3)。およそ「安心」できる物ではありません。TPPを早期に導入し、業務用福島産米を駆除して欲しいと思います。
 福島県は西から浜通り、中通り、会津の3地域に区分されます(5)。福島産米は「全数全袋検査」との名称で、全数の検査が実施されています(6)。検査数を見る事で生産量が把握できます。以下に福島産米の地域別の全数全袋検査数を示します。
中通りが過半数を占める福島の米の生産
 ※(7)の2015年度を集計
 図―1 福島産米全袋検査数(2015年度)

 図に示す通り「中通り」が全体の過半数を占めています。以下に福島県の地域分けを示します。
除染が必要な地域が広がる福島県中通り
 ※1(8)の数値データを元に(9)に示す手法で9月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(10)による
 ※3 地域分けは(5)による
 図-2 福島の地域分け福島県郡山市といわき市

 避難地域を除けば中通りを中心に、国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(11)(図中の黄・桃・赤色)地域が広がっています。福島産米は「汚染」された土地で栽培されています。
 地図で見ると福島県には13の市があります。そのうちの全袋検査数上位8市を示します。
郡山市が最大の福島県の米生産
 ※(7)の2015年度を集計
 図―3 福島産米全袋検査数上位8市(2015年度)

 図に示す通り郡山市がトップです。郡山市は図―2に示す通り除染が必要な土地が広がっています。しかも郡山市では郡山市産米を学校給食を通じ子供達に強制的食べさせるなどの取り組みをしています(12)。郡山市の皆様の健康が心配です。以下に福島県郡山市の各年1月から8月の葬式数を示します。
原発事故後に葬式が増えた福島県郡山市
 ※1 (13)を転載
 ※2 集計期間は各年1月から8月
 図-4 各年1月から8月の福島県郡山市の葬式(葬式)数

 福島第一原発事故後に増えその水準が続いています。事故前の2010年と今年(2016年)を比較すると
 原発事故前年(2010年)1-8月 1,976人
 今年(2016年)1-8月     2,119人
で7.2%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら2.5%なので偶然とは言いにくいと思います。福島県郡山市では鼻血は知りませんが(14)、葬式は確実に増えています(13)。
 以下にいわき市の各年1月から翌年8月までの葬式(死者)数を示します。
原発事故後もあまり葬式が増ていない福島県いわき市
 ※1 (13)を集計
 ※2 集計期間は各年1月から8月
 図-5 各年1月から8月の福島県郡山市の葬式(葬式)数

図に示す通り
 原発事故前年(2010年)1-8月 2,672人
 今年(2016年)1-8月     2,772人
で(2)2.9%増えていますが、偶然に起こる確率を計算したら18%のので統計的な差はありません。
 米作りが盛んな福島県郡山市では葬式(死者数)が増えていますが、そうではないいわき市では増えていません。福島県産米は汚染され、葬式が増えた場所で作られています。これでは消費者が避けるのは当然です。以下に福島県いわき市のスーパーのチラシを示します。
他県産はあっても福島産米が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(15)を引用
 図―6 福島産米が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然のことながら福島産米はありません。
 それでも福島産米は好調のようです。今年は値上げするそうです。 コシヒカリは中通り産は1万1400円(前年9300円)、浜通り産は1万1300円(9100円)です(1)。スーパーのチラシに載せられない福島産米が何故に売れるかと言えば、「業務用」に需要があるそうです(2)。そして「業務用」米が安心できるかといえばそうでもなさそうです。 以下に新潟県で製造された梱包米飯のセシウム濃度を示します。
突然にセシウムが見つかった新潟産梱包米飯
 ※1(4)を転載
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―7 新潟県で製造された梱包米飯のセシウム濃度

 
 図に示す通り、突然に1キログラム当たり14ベクレルのセシウムが見つかっています(3)。玄米に換算すれば基準値(4)を超える1キログラム当たり130ベクレルです(3)。製造したのは新潟県のメーカーですが、新潟のお米は高いので隣県の業務用米を使ったと思います。2015年産米で新潟のコシヒカリは60kg当たり15,800円ですが(16)、福島県中通りなら9,300円です。
 福島県郡山市のお米も新潟のお米も同じ水源(猪苗代湖)の水を使って栽培されます。安積疏水によって猪苗代湖の水は郡山市に送られ米作りに使われています(17)。越後平野を流れる阿賀野川(18)の水源地は猪苗代湖です(19)。同じ猪苗代湖の水で栽培されるので、味も近いと思います。
 これに対し福島県は福島産米は全数全袋検査で全数を検査しており、福島産米の安全は担保されていると主張しています(20)。この検査は福島原発事故後に導入された新たな検査ですので(6)、従前の精密検査と比較して初めて精度が担保されますが、福島県の該当するHP(20)を見ると「仕様」は書いてあるのですが、全数全袋検査が「仕様」通りの機能であるとを裏付けるデータは公表されていません。福島県が実施している福島県全数全袋検査は精度を担保するデータが公表される事なく運用されています。
 それどころか仕様に反した運営を行っています。福島県産米全数全袋検査は「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」に準拠して運用される事になっています(6)。食品中の放射性セシウムスクリーニング法によればスクリーニングレベルは1キログラム当たり50ベクレルです(21)。以下に全数全袋検査の検査映像を示します。
福島産米全数全袋検査のスクリーニングレベル74ベクレル
 ※(22)をキャプチャー
 図―8 福島産米の全数全袋検査のスクリーニングレベル

 図に示すように1キログラム当たり74ベクレルです。最初の簡易検査でスクリーニングレベルを超えた場合は、従前と同じ精密検査を実施する事になっています。2015年産米ですと、141件の検査がなされていいますが(7)、結果の公表がありません(23)。なにか不都合なデータが隠されているようです。公表があったのは2013年産までです。以下に福島産米の2013年生産分の精密検査結果を示します。
検出限界未満がある福島県産米精密検査結果
※1(24)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図―9 福島産米の2013年生産分の精密検査結果

 図に示す通り「検出限界未満」の物があります。数値としては「0」になります。でもこれは前段の簡易検査では1キログラム当たり75ベクレル以上であったはずです。福島県が実施している全数全袋検査は少なくとも1キログラム当たり75ベクレル以上の誤差があります。基準値が1キログラム当たり100ベクレルですので75%以上の誤差です。まともな検査とは言えません。図―5に示す様に福島でも米作りが盛んな郡山市で「葬式」が増えても当たり前だと思います。
 福島発の報道によると、全農福島県本部は9発10、11の2カ月間、温泉旅館や飲食店での福島県産米の需要拡大を目的に「ふくしま米業務店向けキャンペーン」を繰り広げるそうです。 同キャンペーンは、外食事業者を対象に県産米のおいしさと安全性をPRし、県産米の消費促進を図るとの頃です(25)。
 なぜ業務ようかと言えば、22品目を除き「産地表示」が省略できます(26)。そ22品目には炊いたご飯や米菓などは含まれていません(27)。福島産米を炊いたご飯に「福島産米」を明記する必要はありません。業務用に回ることで「福島産」が隠れてしまいます。
 福島産は安いですが、不味くはないと思います。福島産は美味かろう、安かろうですが、その後に危なかろうがつきそうなことはこれまで述べた通りです。これまでの論点を纏めると
 ・福島産米は汚染された場所で作られている。
 ・福島県最大のお米の産地の郡山市では葬式が増えている。
 ・福島県が安全の根拠にしている福島産米の全数全袋検査には疑義がある。
です。でも「業務用」にすれば福島産の表示の必要が無くなります。福島に観光に行ったら、福島産米でおもてなしそれそうです。これでは怖くて福島には行けません。福島産業務用米はなんとか「駆除」して欲しいと思います。
 今。TPPが最終段階に入っています(28)。TPPが発行して外国産米が入ってくれば、業務用米は福島産から海外産にシフトしそうです(29)。一日も早くTPPを発行させ、安かろう・危なかろうの福島産業務用米を駆除して欲しいと思います。
 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島産業務用米を駆除を願うのは(=^・^=)だけでは無いと思います。
 福島を代表する夏野菜にピーマンやキュウリがあります(30)。9月も後半になりましたが、福島産ピーマンも(31)、キュウリも(32)、まだ楽しめそうです。福島県は福島産ピーマンもキュウリも「安全」だと主張しています(33)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産ピーマンもキュウリもありません。
他県産はあっても福島産ピーマンもキュウリも無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(34)を引用
 図―10 福島産ピーマンもキュウリも無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)<コメ概算金>会津産コシヒカリ1万2100円 | 河北新報オンラインニュース
(2)16年産米概算金、福島県内全域で大幅増 風評回復基調に期待:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(3)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2016年6月)―福島ではモモの出荷が始まる。検査結果はありません―
(4)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(5)福島県 - Wikipedia
(6)全量全袋検査 - Wikipedia
(7)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(8)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(9)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(10)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(11)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(12)JA郡山市|事業PR
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市の今年(1-8月)の葬式は7.2%増(対原発事故前)―いわき市は別―
(14)めげ猫「タマ」の日記 非科学的な「美味しんぼ」に対する福島県の見解
(15)ヨークベニマル/お店ガイド
(16)【27年産米 米流通最前線】価格変動のリスク対応へ 取引市場の整備を|クローズアップ|米・麦・大豆|JAcom 農業協同組合新聞
(17)安積疏水 - Wikipedia
(18)越後平野 - Wikipedia
(19)阿賀野川 - Wikipedia
(20)水田畑作課 - 福島県ホームページ
(21)食品中の放射性セシウムスクリーニング法の一部改正について |報道発表資料|厚生労働省
(22)検査体制について | ふくしま 新発売。中の「米の全量全袋検査」
(23)全量全袋検査の検査結果 - 福島県ホームページ
(24)報道発表資料 |厚生労働省
(25)平愛梨さん、三瓶さん起用 福島県産米キャンペーン、10月から全農県本部:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(26)食品の業者間取引の表示の手引きとQ&A(PDF:978KB) - 農林水産省
(27)加工食品品質表示基準改正(原料原産地表示等)に関するQ&A | 食品表示 | 消費者庁
(28)環太平洋戦略的経済連携協定 - Wikipedia
(29)[PDF]TPP協定による本県農林水産物への影響について (米を対象とした県独
(30)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(31)福島県JAたむら&田村市トップセールス/東京青果株式会社
(32)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(33)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(34)イオン福島店
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  1. 2016/09/20(火) 19:46:12|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月3週)―宮城産チダイからセシウム、福島産は106件全数ND― | ホーム | 福島第一汚染水(9月3週)―C排水路の全ベータが急上昇、法令違反に―>>

コメント

>TPPを早期に導入し、業務用福島産米を駆除して欲しい
放射能は駆除されるかも知れませんが、モンサント米や農薬塗れが入って来る危険は増えますので、差はないと思いますよ。
厚労省の調査で胎児性手足指欠損症や心疾患問題で、10年度比で一番大きな数値が出たのは静岡で12年度455%でした。次が福島県で385%。東京258%や神奈川255%などそれより低く出ています。これ或るブロガーさんが厚労省のHPから導き出した数値です。何故このよな事になったのか考えると、お茶の新芽から3400ベクレルもの汚染が検出されたのに、家庭菜園・露地物や山菜を気にせず食べてしまったからだと思います。まァ、情報隠蔽や遠隔地という安心感も有りますがね。東京などが低くかったのは、中国産の大量農薬野菜摂取や大気汚染・土壌汚染などが酷いから、以前との差が出ないのだと思います。豊洲の東京ガス敷地汚染なんかその典型でしょう。
このように放射能だけを取り上げると「放射脳」になってしまう危険があると思いますが、如何ですか?
TPPなんて一般国民に益はありません。それこそ大企業だけが設ける仕組みを、今以上に堅固にするだけです。そう成れば核発電は止まりませんし、福島は今以上に棄民されますよ。
  1. 2016/09/21(水) 10:08:58 |
  2. URL |
  3. 武尊 #-
  4. [ 編集 ]

つい最近新潟産米28トン偽装米流通とニュースより❗それはいったいどこの米…?っとみんなおびえています。なんとなく想像できますが…ひどいと思います。だから厚生省ホームページで新潟米数字が出るんですよね…
  1. 2016/09/22(木) 21:21:12 |
  2. URL |
  3. ぶぶ #-
  4. [ 編集 ]

時々拝見して参考にしていますが、TPPについては
全く同意できません。
TPPは農産物だけの問題ではないのですよ。
国民皆保険と医療の崩壊、アメリカの一握りのグロ
ーバル企業に日本企業が駆逐され、1%の富裕層が
笑って99%の庶民が泣く、恐ろしい構図です。

武尊さんがお書きのように放射性物質と同等かそれ
以上に危険な食品が雪崩のように入ってくるでしょう。
遺伝子組換の表示義務もなくなるし、今はかろうじて
産地や原材料を選んで買い物できますが、それもでき
なくなり、北海道と九州の農家も廃業が増えるでしょう。

放射性物質さえ避けられれば、それでいいんですか?
  1. 2016/09/23(金) 22:08:16 |
  2. URL |
  3. オリジナルスマイル #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

オリジナルスマイル 様

 コメントありがとうございます。下名の考えを書きます。
「遺伝子組換の表示義務もなくなるし」
遺伝子組み合え食品より、福島産の方がはるかに高いリスクがあります(http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-1698.html)。問題なのは福島産にも業務用なら表示義務が無い事です。
「1%の富裕層が 笑って99%の庶民が泣く」
 安い海外産が入れば食品の価格が下がり貧困層の方は助かると思います(http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-1796.html)。
  1. 2016/09/24(土) 20:41:32 |
  2. URL |
  3. mekenekotama #-
  4. [ 編集 ]

ひとつ問題があるのでコメントさせていただきます。私のよく行く店の経営者より❗その方はよく調べている方で遺伝子組み換えでないとの記載が有っても本当のところはわからないとのこと言ってました。ようするに新潟米の本物の流通量が11年に48%だったことオリーブオイルが実際に本物だったのが60種のうち1種類だけだったことから正しい流通はなんにしても行われていないとという現実があるのでなんとも言いがたいと思います。
  1. 2016/09/25(日) 09:15:20 |
  2. URL |
  3. ぶぶ #-
  4. [ 編集 ]

放射脳患者の長文が見れました(=^・^=)
  1. 2017/02/25(土) 21:48:12 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集 ]

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