読売新聞のHPに、
「夏の電力不足も<略>今夏も2010年並みの暑さになると首都圏は大幅な電力不足に陥る恐れがある。<略>火力発電所の燃料費が膨らむため、東電は電気料金の値上げに踏み切らなければ<略>今春に総合特別事業計画をまとめる。ただ、地元が同意しなければ原発再稼働の見通しはたたず、計画の実現は不透明になる。」
です。(=^・^=)には、「地元は、東京の電力不足も電気料金のことを考えず、柏崎刈羽原子力発電所の再開を認めないだろう」との内容に見えました。
そこで(=^・^=)なりに、調べてみました。そしたら、柏崎刈羽原子力発電所で、福島と同じ事故が起こったら、福島より一桁大きい(10倍)事になるみたいです。
元データは各県のホームページによる(2)(3)
図―1 放射性物質ばらまき事件後の各地の空間放射線量率推移
すくなくとも、放射性物質は4回ばらまかれていると思いました。
1回目 3月12日午後 南相馬市
2回目 3月15日午前 北茨城市
3回目 3月15日午後 福島市
4回目 3月16日昼間 北茨城市
複数の場所に同時に放射性物質が襲来していません。なぜか、(=^・^=)なりに考えたら、当たり前でした。風下にしか放射性物質が飛ばないので、方向の違う場所に同時に飛ぶことは無いので、一か所しか出ないと。
そこで、ばらまき当時の風向きの分布を調べてみました。福島第一原子力発電所に近い海岸沿いのアメダス観測点でなんとか小名浜にデータがありました(4)。集計したら、こんんな感じになりました。

★3月12日12時50分以前および3月15日12時以降のデータが欠落していました。
図―2 小名浜での風向きの分布
福島第一原発は、東海岸にありますので、放射性物資が東に行くには東向きの風(北東~南東)が必要だと思います。それは、全体の6分の1です。いいかれば、福島第一原発がばらまいた放射性物質の6分1しか陸に到達していません。
柏崎刈羽原子力発電所ではそのような訳にはいきません。

(4)のデータを集計
図―3 アメダス観測点「柏崎」での、風向き分布
ほとんどが西風です。柏崎刈羽原子力発電所は、西海岸にあります。漏れた放射性物質は、すべて陸に向かいます。そして、
福島第一原発の電気出力 469.6万Kw
柏崎刈羽原発の電気出力 821.2万Kw
です。出力が1.75倍です。だから、柏崎刈羽原発には福島第一原発の1.75倍の放射性物質が溜まります。柏崎刈羽原発で事故が起こったら、福島の
10.5倍(6(風向き)×1.75(出力))の放射性物質が、降り注ぎます。
そして、柏崎刈羽原子力発電所も福島第一原発と同じ事故が起こる可能性があります(5)。
<余談>
自分の電力の安定供給や電気料金のために、他人を危険にさらすこと許されるでしょうか?すなくとも、他人の電力の安定供給や電気料金のために危険を冒したくないとの主張は(=^・^=)には当たり前だと思います。
(1)
新潟知事、再稼働に難色(2)
福島県ホームページ - 組織別 - 環境放射能測定結果・検査結果関連情報(国、県、市町村調査)(3)
茨城県>東日本大震災関連情報>随時提供資料>東日本大震災関連情報(4)
気象庁 | 過去の気象データ検索(5)
柏崎刈羽原子力発電所のストレステストの結果を読んで―プレート間地震には耐えられない―
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- 2012/01/22(日) 20:06:14|
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