今日(1月23日)、
「M7級首都直下地震、4年内70%」
なんてニュースが流れていました。これだと、4年以内に、ほぼ地震が起こるような話です。では、過去の予知はあったかなー。(=^・^=)なりに調べてみました。
①「南関東大地震69年周説」
地震の周期からして、1991年前後に東京で地震が起こる(2)みたいな説です。関東大震災以降、1991年以前にも、以後にも大きな地震は東京は襲われていません。その後、「(この説は)数理的に無理がある、検定法に問題があるなどの理由で、現在はこの説は否定されている。」(3)そうです。
―はずれ!-
②「東海地震説」
東海地震が100年から150年周期で起こる。最後に起こったのは1854年だから、1954年~2004年の間に起こるとの説みたいです(3)。これにつて、この説を唱えた、石橋克彦氏は、サイト上で
「駿河湾地域が注目されていなかった当時としては、まさに「発生時期は予測困難」であったわけです(実は、後述のように、中期的な発生予測の困難性は今でもあまり変わっていません)。
しかし、その後30年間東海地震が起こらなかった現在」
と書いています(5)。いろいろ言い訳をしていますが、はずれを認めているようにしか(=^・^=)には思えません。やっぱり
―はずれ!―
③小千谷地震説
「昭和47年に東京大学の宮村教授により「小千谷地震」説が公表されています。その一部に小千谷市の西側に活断層(西山断層といわれていた)が存在し、中心部一帯が年間数ミリ単位で西山に向かって潜り込んでおり、その典型が小粟田地区から西山に向かって緩やかに傾斜が見られることである、と述べられています。それから30年経ち、その説が現実のものとなってしまいました。」(6)
―当たり!-
(=^・^=)の知る限り、地震予知は1勝2負です。それも、起こりそうなところを起こると言っているだけです。それでも外れています。それだけ、地震予知は難しいと思います。それだったら、起こらないとの予知も難しいと思います。
<余談>
予知の成功した地震、最大震度は7で、小千谷市でも震度6強でしたが、死者は68人でした。地震の規模しては、少ない犠牲だったと思います。小千谷地震説の記憶が、被害を防いだような気がします。その3年後の2007年にも同じ規模の地震が小千谷市を襲っています(8)。死者は4分の1以下の15人です。前の地震の経験が被害の拡大を防いでいるような気がします。
地震は、結局どこで起こるかわかりません。だったら、最悪の事態を想定し備えるしかないと思います。そうすれば、被害は最小限に抑えられます。でも、柏崎刈羽原子力発電所が最悪の事態を想定しているのでしょうか?
―参考にしたサイト様―
(1)
M7級首都直下地震、4年内70%…東大地震研(2)
関東地震活動期説 - Wikipedia(3)
南関東69年周期説(4)
周期が100〜150年と言われている東海地震は、157年経過しても何故発生し...(5)
石橋克彦 私の考え -2006年3月27日付静岡新聞1面記事 <東海地震説に「間違い」> は「誤報」-(6)
新潟県中越大震災とその後の対応について(7)
新潟県中越地震 - Wikipedia(8)
新潟県中越沖地震 - Wikipedia(9)
柏崎刈羽原発のストレステストの想定津波高さは3.3m
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- 2012/01/23(月) 22:03:42|
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