めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月5週)―福島産キュウリからセシウム、福島県検査は113件全数ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。10月5週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数6,751件中26件の基準超え(全体の0.4%)
  ②平均は、1キログラム当たり6.4ベクレル、最大8,100ベクレル(福島県産イノシシ)。
事故から5年8ヶ月過ぎても見つかり続けるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2016年10月5週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 事故から5年8ヶ月が経過しましたが、セシウム汚染食品が宮城、福島、茨城、群馬、山梨で見つかっています。今週のデータを見ると
 ①福島産キュウリからセシウム、福島県検査は全数113件ND
 ②福島県北塩原村のナメコのセシウム濃度が倍増
 ③福島県北塩原村のワカサギ解禁、汚染の酷い湖は検査しません。
との特徴が読み取れます。


1.福島産キュウリからセシウム、福島県検査は全数113件ND
 福島県を代表する野菜にキュウリがあります(7)。主産地は伊達市、二本松市、須賀川市です。以下に産地を示します。
事故から5年8ヶ月経過して、除染が必要な福島のキュウリ産地
 ※1(8)の数値データを元に(9)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(10)による
 図-2 福島のキュウリ主要産地と北塩原村

 図に示す通り、福島のキュウリ主要産地では国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(11)を超えています。福島のキュウリのセシウム汚染が心配です。以下に福島産キュウリの検査結果を示します。
福島県検査は全数ND、県外検査はセシウム入りの福島産キュウリの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは購入日ないし収穫日
 ※3 NDは検出限界未満(セシウムがみつらない事)を示す
 図―3 福島産キュウリのセシウム濃度

 図に示す通り、福島県の検査ではセシウムが見つかっていませんが、福島県外で検査するとセシウムが見つかります。今週は京都市の検査で見つかりました(13)。一方で福島県の今年の検査では全113件全てで検出限界未満(ND)です。
 おかしのなのはキュウリだけではありません。以下にスズキの検査結果を示します。
福島は全数ND、宮城・茨城はそこそこセシウム入りのスズキの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは購入日ないし捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(セシウムがみつらない事)を示す
 ※4 海で採れたもののみ集計
 図―4 スズキのセシウム濃度

 図に示す通り、福島県が検査する福島産スズキは全数が検出限界未満(ND)ですが、お隣の宮城産や茨城産スズキではそこそこセシウムが見つかっています。今週も宮城産(14)と茨城産(15)スズキからセシウムが見つかったと発表がありました。
 先週の記事で、茨城・宮城産のクロダイからセシウムは見つかっているのに福島産クロダイからは見つかっていない旨の記事を書きました、データが追加になったので以下に示します。
福島は全数ND、宮城・茨城はそこそこセシウム入りのクロダイの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは購入日ないし捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(セシウムがみつらない事)を示す
 図―5 クロダイのセシウム濃度

 今週は宮城産クロダイからセシウムが見つかりましたが(17)、福島産からは見つかっていません(18)。
 福島と宮城・茨城の海は繋がっているのにスズキにしてもクロダイにしても汚染源がある福島産が宮城・茨城産より低くでるなどおかしな話です。福島産を検査していのは福島県農業総合センターです。ここは福島県農林水産部に属しているので(19)、中立性に疑問があります。
 以下に福島県のキュウリの主要産地(伊達市、二本松市、須賀川市)の各年10月から翌年9月までの1年間の葬式(死者)数の推移を示します。
事故後に葬式が増えた福島の主要なキュウリ産地
 ※1(20)を集計
 ※2 震災犠牲者は(21)により、関連死を含まず。
 図―6 各年10月から翌年9月までの福島キュウリ産地(伊達市、二本松市、須賀川市)の葬式(死者)数

 図に示す通り、事故後に葬式(死者)が増え、6年間継続しています。数値で見ると
 原発事故前年(2009年10月~10年9月) 2,294人
 原発事後5年目(2015年10月~16年9月)2,464人
で、約7.4%増えています。ことような事が偶然に起こる確率は1.4%で、5%以下なので統計的な差があります(22)。一方で、同じ福島市でもキュウリの主要な産地ではない相馬地方(相馬市、南相馬市、新地町)を(23)を福島県の発表から(20)から集計すると
 原発事故前年(2009年10月~10年9月) 1,390人
 原発事後5年目(2015年10月~16年9月)1,388人
で殆ど変っていません。
 福島では見つからない福島産キュウリのセシウムが福島県外では見つかっています。福島産は他所より低く出る検査で「安全」され出荷されていきます。そして福島のキュウリの主要産地では葬式が有意に増えています。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 有意差検定表
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事による(24)。
有意差検定表

2.福島県北塩原村のナメコのセシウム濃度が倍増
 福島県北塩原村は北塩原村福島県西部(会津地方)の北側に位置し山形県と接しています。。同村は桧原湖・五色沼をはじめとする大小300余りの湖沼群を有する「裏磐梯」の地元であり、特産品に、ワカサギ、なめこなどがあります。以下に北塩原村の2014年11から15年11月にかけての放射線量の増減を示しまます。
放射線量が増えた地域が広がる福島県北塩原村
 ※1(8)(25)を比較して作成
 ※2 2015年11月―2014年11月で計算
 図-7 福島県北塩原村の放射線量の増減(2014年11月から15年11月)

図に示すように広い地域で放射線量が増えています。放射性物質が降り注いでいるようです。福島県北塩原村産のナメコのセシウム検査結果が発表になりました。確りセシウム入りです(26)。過去の発表もあるので、これまでの推移を示します。
去年に比べ倍増した福島県北塩原村産ナメコのセシウム濃度
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは収穫日
 ※3 NDは検出限界未満(セシウムがみつらない事)を示す
 図―8 北塩原村産ナメコのセシウム濃度

去年に比べ上昇しています。1キログラム当たりで見ると
 2015年 平均10.9ベクレル、最大24ベクレル
 2016年 平均20.4ベクレル、最大43ベクレル
でほぼ倍増です。
 福島産はセシウム濃度が上昇する事があります。

3.福島県北塩原村のワカサギ解禁、汚染の酷い湖は検査しません。
 図―7に示すように福島県北塩原村には桧原湖、小野川湖と二つの大き目の湖があります。今日(11月1日)にこの二つの湖でワカサギ漁が解禁になります(27)。図―7に示す様に両湖の回りでは放射線量が増えており、図―9に示すように同村産のナメコは確り上昇しています。以下に北塩原産ワカサギのセシウム濃度を示します。
過去に高く出た小野川湖産は検査されなくなった福島県北塩原村産ワカサギの検査
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(セシウムがみつらない事)を示す
 図―8 北塩原村産ワカサギのセシウム濃度

 図に示しように桧原湖産僅かに1件ですが検査されていますが。小野川湖産ワカサギの検査結果がここしばらくありません。図に示す様に2014年度以前の検査では小野川湖産ワカサギのセシウム濃度が、桧原湖産に比べ高く出ています。桧原湖より小野川湖の方が汚染が酷そうです。そして2015,16年度は小野川湖産ワカサギの検査結果がありません。福島県北塩原村のワカサギは汚染の酷い湖を避けた検査で「安全」とされ解禁されました(27)。
 福島産は汚染が酷い場所を避けた検査で「安全」とされ出荷されます。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 ・セシウム汚染が酷い場所を避けた検査で安全とされる福島産
これでは福島産、食べて応援、あの世行です(28)。福島の皆様も不安だと思います。
 福島県は福島産米のテレビCMを流しています。その中で福島産米の安全をPRしていました(29)。でも、福島県が福島産米の根拠としてる福島県産米の全数・全袋検査は(=^・^=)が調べた限りでは精度を担保データがありません(30)。福島は新米の季節です。福島県棚倉町産米の全数・全袋検査数が約14万件になりました(31)。同町の人口は14,478人なので(32)十分な量です。棚倉町当たりのお米は美味しい味わいのあるお米だそうです。でも福島県棚倉町のスーパーのチラシに福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
 ※(32)を引用
 図―9 福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県棚倉町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1005報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月4週)―福島・大滝根川のヤマメから過去最高のセシウム―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(8)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(9)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(10)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(11)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(12)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒PDF 検査結果(PDF:1,083KB)
(13)(12)中のNo1516
(14)(12)中のNo3518、No6391
(15)(12)中のNo3790
(16)(12)中のNo3780
(17)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果PDF 検査結果(PDF:170KB)
(18)(17)中のNo183
(19)農林水産部 - 福島県ホームページ
(20)福島県の推計人口(平成28年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(21)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(22)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(23)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(24)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(25)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (KMZ, CSV)」
(26)(17)中のNo183
(27)【北塩原】桧原湖、小野川湖「ワカサギ釣り」11月1日解禁決定:会津地区:福島民友新聞社 みんゆうNet
(28)めげ猫「タマ」の日記 原発事故6年目も「福島産、食べて応援、あの世行」
(29)TVCM ふくしまプライド。「お米」篇 | ふくしま 新発売。
(30)めげ猫「タマ」の日記 福島産米業務用に好評、TPP早期導入で駆除を!
(31)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を11月1日に閲覧
(32)トップページ | 棚倉町公式ホームページ
(33)みりょく満点米 【コシヒカリ・ひとめぼれ】 | JA東西しらかわのブログ
(34)エコス/棚倉店のチラシと店舗情報|シュフー Shufoo! チラシ検索
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2016/11/01(火) 19:40:49|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

厚生省ホームページ報道データとか県のホームページデータ等をきちんと集計してまとめていることがわからない人がいるようであちこちみているとあるようで残念に思っています。テレビが本当のこと言わないからなんでしょうか?勉強したらわかることなのに勉強するきもないのでしょうか?洗脳されるってそんなものなのでしょうか?私には理解できませんが!気が付いた時にはとんでもない被害となっているんでしょうね❗
  1. 2016/11/03(木) 16:24:29 |
  2. URL |
  3. ぶぶ #-
  4. [ 編集 ]

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