めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月2週)―危険なセシウム汚染食品が福島で見つかる。福島県はなにもせず。―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。11月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。今週は基準超えです。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,506件中1件の基準超え
  ②平均は、1キログラム当たり3ベクレル、最大250ベクレル(福島で売られていたハツタケ)。
事故から5年8ヶ月以上過ぎてセシウム汚染食品が売られる福島
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2016年11月2週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 危険なセシウム汚染食品が福島で見つかっています。今週の結果を(=^・^=)なりに纏めると、
 ①危険なセシウム汚染食品が福島で見つかる。福島県はなにもせず。
 ②福島のキノコは福島県検査は12ベクレル、県外検査は89ベクレル
 ③福島・伊達のあんぽ柿のシーズン、検査結果はありません
 ④福島県二本松市産ハチミツから67ベクレル、過去最高

1.危険なセシウム汚染食品が福島で見つかる。福島県はなにもせず。
 福島で基準値の2.5倍のセシウム汚染食品が見つかりました。販売されていたそうです。以下に詳細を示します。
 ①品名   ハツタケ(キノコ)
 ②セシウム 1キログラム当たり250ベクレル
 ③発見場所 福島県内
 ④流通品(お店で販売)
 ⑥購入日  11月7日
 ⑤検査(発見)日 11月8日
です(8)。発表では「福島県内」で販売とありますが、同じく11月7日に購入したキノコは「福島産」が明記されています。以下に品名と1キログラム当たり値を示します(9)。
 ①ムキタケ    63ベクレル
 ②ナラタケ    検出限界未満(ND)
 ③シモフリシメジ 98ベクレル
 ④ムキタケ    28ベクレル
 ⑤シロシメジ   99.394ベクレル
⑤(10)は2桁で四捨五入すれば基準値と同じ100ベクレルですが、桁数を増やし基準値未満しています。基準超のハツタケの産地の公表されず「福島県内で流通」とあるだけですが、他の5件は「福島産」です。そして基準値を超えた物だけは産地の発表がありません。
 本件は11月8日に見つかったのですが、公表されたのは6日後の11月14日です。この間に福島県は先行して公表するなりいろいろと調査するなどができたはずですが、福島県の担当課のHP(11)には何の発表もありません。福島県民や福島を訪れる観光客の皆様の「安全」を最優先に考えるなら詳細な事実(販売場所や産地)を直ぐに公表し、さらには追加調査をすべきですがそのような様子がありません。
 福島では高濃度に汚染された「洗車汚泥」が事故後5年7ヶ月に渡り洗車場内に「放置」されていたのですが。福島県は「風評被害を恐れ、公表を控えてきた。」事実が11月初旬に発覚しました(12)。(=^・^=)には同じ構図でしょうか?
 福島では基準超のセシウム汚染食品が市場に流出し販売されていても、直ぐに公表される事はなく、そのまま放置されます。

2.福島のキノコは福島県検査は12ベクレル、県外検査は89ベクレル
 以下に福島産キノコ類(栽培は除く)の福島県内と県外の検査結果を示します。
県外検査に比べ低い福島のキノコの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 福島県内で流通も含む
 ※3 日付けは収穫日ないし購入日
 ※4 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※5 精密検査のみ集計
 ※6 福島県外検査は「国立医薬品食品衛生研究所」が実施 
 図―2 福島のキノコ類の検査結果

 1項で記載の通り福島では基準超の汚染キノコが市場に流出しましたが、福島県の検査ではそれ程には高くありません。1キログラム当たりの平均値で見ると
 福島県内で検査 12ベクレル(検査数95)
 福島県外で検査 90ベクレル(検査数6)
です。7倍以上違います。同じ物を測っているににおかしな話です。
先週の記事でスズキやクロダイで、福島隣県ではセシウムが見つかっているのに福島では見つかっていない旨を書きました(4)。データが追加になったので、以下に示します。
宮城、茨城、千葉では見つかっても福島では見つからないスズキのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 ※4 淡水性の物を除く
 図―3 スズキの検査結果

 図に示す通り、千葉だけでなく宮城や茨城産スズキからもセシウムが見つかっています。でも、福島産スズキからは見つかっていません。数を数を数えると全23件で全てで検出限界未満です。
宮城、茨城では見つかっても福島では見つからないクロダイのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 図―4 クロダイの検査結果
 
 図に示す通り、宮城や茨城産クロダイからはそこそこセシウムが見つかっていますが、福島産からは見つかっていません。数を数を数えると全21件で全てで検出限界未満です。
 スズキにしてもクロダイにしても、海は繋がっているので汚染源がある福島が低くでるなどおかしな話です。厚生労働省の発表(1)を見ると、福島産農産物の検査は概ね福島県農業総合センターで実施しています。ここは福島県農林水産部に所属しており(13)。中立性に疑問があります。
 福島産は他所より低く出る検査で安全とされ出荷されます。

3.福島・伊達のあんぽ柿のシーズン、検査結果はありません
 福島県北部の伊達市、桑折町、国見町の特産品にあんぽ柿があります(14)。以下にあんぽ柿産地と二本松市を示します。
事故から5年8ヶ月以上経て、除染が必要な福島
 ※1(15)の数値データを元に(16)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(17)による
 図-5 あんぽ柿産地と二本松市

 図に示す通り福島・あんぽ柿の産地は避難地域に隣接し、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超(18)えた地域が広がっています。福島のあんぽ柿は汚染された台地で作られます。
 11月になりあんぽ柿のシーズンになりました(14)。出荷準備も整っているようです(20)。検査結果が心配です。以下に伊達市・桑折町・国見町の精密検査結果を示します。
伊達地区が検査されなくなった福島のあんぽ柿
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは生産日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 ※4 伊達市、桑折町、国見町を伊達地区と表記
 図―6 あんぽ柿の検査結果

 図に示す通りこれまで、基準値の倍以上の1キログラム当たり200ベクレルを超えるセシウムが見つかっています。それでも今年(2016年)は検査結果がありません。でも、主産地で無い伊達地区(伊達市、桑折町、国見町)以外は確り検査しています。
 福島産は汚染の酷い産地を避けた検査で「安全」とされ出荷されます。


4.福島県二本松市産ハチミツから67ベクレル、過去最高
 以下に福島県二本松市産のハチミツのセシウム濃度を示します。
事故から5年8ヶ月過ぎて過去最高を記録した二本松市産はちみつのセシウム濃度
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは生産日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 ※4 凡例は検査機関を示し衛生研究所は福島県衛生研究所、農業総合センターは福島県農業総合センター
 図―7 二本松市産ハチミツの検査結果

 図に示す通り、事故から5年8ヶ月以上が経ちましたが最高値を記録しました。値は1キログラム当たり67ベクレルで基準値寸前です。その前2回の検査は検出限外未満(ND)でした。
 福島産はセシウムの濃度が突然に上昇する事があります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・セシウム汚染食品が市場に漏れても放置される福島
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産
 これでは福島の皆様は心配だと思います。
 福島県福島市ではリンゴの主力品種「サンふじ」の収穫が始まりました(22)。福島はリンゴの季節です。同市のリンゴ出荷額は40.5億円で(23)、同市主力農産物です。福島のリンゴは甘みが強く、密入りが良いと言われています(24)。福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しています(25)。でも福島福島市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産あっても福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図―8 福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1007報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月1週)―千葉のスズキからセシウム、福島は20件全数ND―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「3 国立医薬品食品衛生研究所の検査結果⇒検査結果(PDF:38KB)
(8)(7)中のNo1
(9)(7)中のNo16~20
(10)(7)中のNo20
(11)環境保全農業課 - 福島県ホームページ
(12)<洗車汚泥>風評被害恐れ公表されず | 河北新報オンラインニュース
(13)農林水産部 - 福島県ホームページ
(14)あんぽ柿 - Wikipedia
(15)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(16)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(17)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(19)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(20)新施設であんぽ柿作り JAふくしま未来 寒さ増し味覚増す | 県内ニュース | 福島民報
(21)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒PDF 検査結果(PDF:170KB)
(22)「サンふじ」たわわ 福島でリンゴの収穫作業、全国に出荷へ:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(23)統計データ
(24)特産品情報 | 地区別くらし情報 福島地区 | JAふくしま未来
(25)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(26)イオン福島店
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  1. 2016/11/15(火) 19:40:59|
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