めげ猫「タマ」の日記

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南相馬市小高、避難指示解除4ヶ月、帰還者は9,604人中942人

福島県南相馬市小高区の避難指示が7月12日に解除(1)されてから3ヶ月です。10月12日時点の帰還者は対象9,604人中(2)942人(3)(帰還率10%)です。推移をみると帰還のペースが落ちています。
 福島県南相馬市は福島県沿岸部北部に位置する市です。
福島での汚染が酷い南相馬市周辺
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図―1 福島県南相馬市

 福島原発事故によって市の南側は避難区域にしていされましたが、大部分が7月12日に解除されました。
汚染地帯か津浪危険地帯で占められる南相馬市小高
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 ※3 小高と避難指示解除区域は(2)よる。
 ※4 小高の津波危険地帯は南相馬市のハザードマップによる(7)。
 図―2 小高と7月12日の避難解除区域

図に示し通り海側は津波危険地帯で山側が国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(8)地域が広がります。南相馬市小高の大部分は津波危険地帯か除染が必要な場所です。それでも「安全」とされ避難指示が7月12日に解除されました。それから3ヶ月です。南相馬市は小高の11月10日時点の帰還者数を対象9,604人(2)中942人(帰還率9%)と発表しました(3)。以下にこれまでの帰還者の推移を示します。
帰還が進まない南相馬市小高
 ※(2)(3)(過去分を含む)を集計
 図―3 南相馬市小高の帰還者推移

 図に示す様に帰還のペースは落ちています。帰還者数は
  8月26日時点 777人(9)
 11月10日時点 942人(2)
で、8月26日から10月12日の76日間に帰還したのは165人で、概ね1日に2人のペースです。南相馬市長は避難指示解除後1年で3千人程度の帰還を見込んでいる旨の発言をしていますが(11)、帰還がこのペースですと、今年(2016年)11月10日から避難指示解除1年に相当する来年(2017年7月12日)の244日間で約530人なるので、目論見の半分程度の1、470人になりそうです。このためでしょうか、10月の南相馬市長の会見では昼間に改定されていました(12)。
 南相馬市小高にには小学校4校 、中学校1校、高校2校があります(13)。以下に児童生徒数を示します。
小中学生が極端に少ない南相馬市小高の学校
 ※1 小学校は(14)~(17)による。
 ※2 中学校は(18)による。
 ※3 高校は(19)(20)による。
 図―4 南相馬市小高区の学校の児童生徒数

 図に示す通り高校生が多くなっています。南相馬市には高校は4校(原町、相馬農業、小高工業、相馬商業)ありますが、そのうち2校(小高工業、相馬商業)は小高にあります。図―4に示す様に学年別の人数で見ると、小中学生より大幅に多くなっています。概ね小高以外の生徒さんです。小高工業高校と小高商業高校は来年4月に統合され「小高産業技術高」として再開されます。小中学校も来年4月に再開します(21)。小中高校の児童生徒数を合計すると、723人でこれを足すと2,193人になりますが、3000人には届きません。
 これも不透明な部分がありそうです。高校について言えば、来年3月には3年生167名が卒業しますが、これと同じ数の新入生がいるか?小・中学校について言えばどれけの方が再開された学校に通うかです。
 人間がいなくなった福島の避難区域では、アライグマ等の野生動物が増えているそうです(22)。
アライグマが避難区域に進出すると報じる福島のローカルTV局(FTV)
 ※(22)をキャプチャー
 図―4 避難区域でアライグマ等の野生動物が増えていると報じる福島のローカルTV局(FTV)

 一方で、退治するハンターの方は減っているそうです(23)。原発事故が起きて無人になると、そこには野生動物が進出し住民は戻り難くなるのかもしれません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 避難区域や旧避難区域では「除染」も「野生動植物・鳥獣の保護及び狩猟の適正化」も必要です。共に「環境省」の役割です(24)。でも連携はとれてないようです。これでは福島の皆様は不安だと思います。
福島県は福島産米のテレビCMを流しています。その中で福島産米の安全をPRしていました(25)。でも、福島県が福島産米の根拠としてる福島県産米の全数・全袋検査は(=^・^=)が調べた限りでは精度を担保データがありません(26)。福島は新米の季節です。福島県棚倉町産米の全数・全袋検査数が約 15万件になりました(27)。福島県棚倉町の人口は14,474人なので(28)十分な量です。福島県棚倉町あたりのお米は美味しいそうです(29)。でも福島県棚倉町のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
 ※(30)を引用
 図―5 福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県棚倉町の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)避難指示区域の解除について - 南相馬市
(2)南相馬市復興事業等の主な進捗状況 - 南相馬市
(3)避難の状況と市内居住の状況 - 南相馬市
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(6)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)地震・津波等ハザードマップを見直しました - 南相馬市中の「○地震・津波等ハザード解説資料 [8711KB pdfファイル
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)(2)中の「•南相馬市復興事業等の主な進捗状況について(平成28年8月) [364KB pdfファイル]
(10)市長記者会見 - 南相馬市
(11)(9)中の「【会見録】8月市長会見 [134KB pdfファイル]
(12)(9)中の「•【会見録】10月市長会見 [172KB pdfファイル]
(13)南相馬市 - Wikipedia
(14)南相馬市立小高小学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(15)南相馬市立鳩原小学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(16)南相馬市立金房小学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(17)南相馬市立福浦小学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(18)南相馬市立小高中学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(19)在籍数 - 福島県立小高工業高等学校
(20)小高商業高等学校の進学情報 | 高校選びならJS日本の学校(21)【小高区の学校再開】正念場の環境整備(11月16日) | 県内ニュース | 福島民報
(22)ひとり調査隊 特定外来種"アライグマ"を調査せよ! (11月10日放送) FTV8
(23)県内狩猟解禁 動物による食害深刻 | 県内ニュース | 福島民報
(24)環境省 - Wikipedia

(25)TVCM ふくしまプライド。「お米」篇 | ふくしま 新発売。
(26)めげ猫「タマ」の日記 福島産米業務用に好評、TPP早期導入で駆除を!
(27)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を11月17日に閲覧
(28)トップページ | 棚倉町公式ホームページ
(29)みりょく満点ブランド|JA東西しらかわ
(30)エコス/棚倉店のチラシと店舗情報|シュフー Shufoo! チラシ検索
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  1. 2016/11/17(木) 19:42:48|
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