めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月3週)―岩手県産サワラからセシウム。福島産は66件全てでND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。11月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム汚染食品見つかっています(4)。今週は基準超えです。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,374件中2件の基準超え
  ②平均は、1キログラム当たり2.1ベクレル、最大140ベクレル(宮城県産クマ)。
事故から5年8ヶ月以上を経て見つかるセシウム汚染食品   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2016年11月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 危険なセシウム汚染食品が宮城、福島で見つかっています。今週のデータからは以下の特徴がよみとれます。
 ①岩手県産サワラから、セシウム。福島産は66件全てでND
 ②福島川俣町でコンニャク芋が収穫される。5年間検査していません。
 ③福島県会津美里町産ナメコから過去最高のセシウム、ついに基準超

1.岩手県産サワラから、セシウム。福島産は66件全てでND
 厚生労働省は岩手県サワラからセシウムが見つかったと発表しました(8)。以下にサワラのセシウム濃度を示します。
福島は全数ND、岩手、宮城はそこそこセシウム入りのサワラの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 図―2 サワラの検査結果

 今回は横浜市の検査で見つかったのですが(8)、それ以前にも岩手産サワラからはセシウムが見つかっています。これは岩手県が依頼した検査です。岩手産だけでなく宮城産からもそこそこセシウムが見つかっています。一方で厚生労働省(1)の発表を見ると2014年以降は福島産サワラからはセシウムは66件連続(ND)で見つかっていません。
 先週の記事で福島産スズキ(魚)からセシウムが見つかっていないのに、宮城、茨城、千葉産からはセシウムが見つかっている旨を記事にしました(4)。データが追加になったので以下に記載します。
福島は全数ND、宮城、茨城、千葉はそこそこセシウム入りのスズキの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 ※4 淡水性の物を除く
 図―3 スズキの検査結果

 図に示す通り福島産は見つかっていません。数を数えると23件連続で検出限界未満(ND)です。一方で、茨城産スズキからは今週も確りセシウムが見つかっています(9)。
 サワラもスズキも検査しているのは福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(10)です。中立性に疑問があります。福島産は他より低く出る検査で「安全」され出荷されています。

2.福島川俣町でコンニャク芋が収穫される。5年間検査していません。
 福島県川俣町は福島県北部の内陸にある町です。
事故から5年8ヶ月過ぎて、汚染されたままの福島
 ※1(10)の数値データを元に(11)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(12)による
 図―4 福島県川俣町と会津美里町

 図に示す通り、町のほぼ全域が国が除染が必要だとする0.23マイクロシーベルトを超えており(13)、事故から5年8ヶ月が過ぎたのですが、汚染された町です。町の東側は避難地域のままです(12)。通常は男の子が多く生まれるですが(14)、
事故後6年連続で女の子が多く生まれる福島県川俣町
 ※1(15)を集計
 ※2 2016年は10月まで
 図―5 各年3月より1年間の川俣町の赤ちゃん誕生数

 図に示す通り事故後は6年連続で女の子が多く生まれています。6年連続なのでこのような事が偶然に起こる確率は2分の1、約2%です。5%以下なので統計的な差(16)があります。川俣町でコンニャク芋が収穫されたそうです(17)。確り検査して欲しいと思います。厚生労働省の発表(1)を見たら2011年12月を最後に検査結果がありません。5年間検査がされていないようです。地元の農協の検査結果(18)にも「コンニャク芋」の検査結果はありません。「コンニャク芋」は育つのに3~4年かかります(19)。事故後に植えた「コンニャク芋」は汚染された台地で3,4年間は育てられ汚染リスクが高いと思います。でも川俣町産コンニャク芋は事故後1年で収穫されたものしか検査されていません。
 福島産は酷い産地を避けた検査で安全とされ出荷されます。

3.福島県会津美里町産ナメコから過去最高のセシウム、ついに基準超
 福島県が力をいれている農林水産物に「ナメコ」があります。会津地方は主な産地です(20)。以下に会津地方に属する会津美里町産の「ナメコ」の検査結果を示します。
再上昇し過去最高・基準値超えを記録した会津美里町産ナメコ
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは収穫日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 ※4 菌床栽培を除く
 図―6 会津美里町産ナメコの検査結果

 図に示す様にいったんは下がったのですが今年は上昇し過去最高で基準値(6)を超える1キログラム当たり120ベクレル(20)を記録しましました。
 福島産はセシウム濃度が上がる事がかります。
 ナメコには栽培物の他に天然物があります(21)。天然物は(=^・^=)が食べた限りでは栽培物に比べて香りも味も良く、(=^・^=)の住む街では2010年までは珍重されていました。でも2011年以降は誰も見向かなくなりました。1キログラム当たり120ベクレルを記録ナメコの備考には「腐生菌」とだけ記載されていました(20)。「腐生菌」は菌類の栄養の摂り方で分ける際の区分の一つで、生物遺体などから栄養をとるものを指すものです(22)。いわばナメコの性質を示すもので、育成方法(栽培か天然か)によらずナメコ共通の物です。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産
 これでは福島の皆さんは不安だと思います。
 福島産の柿がタイでは好評のようです(23)。福島県・県北・伊達地方の特産(24)の「自主回収」がおこなわれました(25)。出荷が始まったようです。福島は柿の季節です。福島・伊達のあんぽ柿は手間ひまかけて仕上げた自然の美味しさだそうです(25)。福島県は福島産柿は安全だと主張しています(26)。ただし(=^・^=)は今年の伊達産あんぽ柿の検査結果を知りません(1)(4)(18)(27)。福島の皆様は不安なようです。福島県福島市のスーパーのチラシには福島産「柿」はありません。
他県産はあっても福島産柿が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(28)を引用
 図―7 福島産「柿」が無い福島県福島市のスーパーのチラシ7

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1008報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月2週)―危険なセシウム汚染食品が福島で見つかる。福島県はなにもせず。―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒PDF 検査結果(PDF:894KB)
(8)(7)中のNo5046
(9)(7)中のNo1084
(10)農林水産部 - 福島県ホームページ
(10)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(11)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(12)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(13)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(14)出生性比
(15)福島県の推計人口(平成28年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(16)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(17)トピックス | JAふくしま未来
(18)農作物自主検査 | 農業 | JAふくしま未来
(19)こんにゃく芋について | ヒバ食品株式会社
(20)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒PDF 検査結果(PDF:160KB) 」のNo455
(21)きのこ採りシリーズ④ ナメコ | あきたの森づくり活動サポートセンター
(22)腐生菌 - Wikipedia
(23)『甘くておいしい』 タイで会津身不知柿が好評:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(24)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(25)「あんぽ柿」自主回収 JAふくしま未来、規定と異なる検査:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(26)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「くだもの編 [PDFファイル/196KB]
(27)あんぽ柿検査情報 | 冬 | JA全農福島
(28)イオン福島店
スポンサーサイト

テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2016/11/22(火) 19:49:59|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<NHKの嘘放送。福島第一の凍土壁で海岸からの汲み上げ量は100トンに減、実は倍 | ホーム | 福島第一汚染水(11月3週)―外洋から過去最高の全ベータ―>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/2003-cf004d91
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)