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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島県の人口190万人割れ、若い女性の福島脱出の効果

福島県は福島県の人口が1,899,486人となり、190万人を割ったと発表しました(1)。戦

後最低だそうです。福島のマスコミ報道をみると、原発事故よる避難と少子高齢化を上げてい

ますが(2)、(=^・^=)は若い女性の福島脱出の効果と考えます。
 福島では原発事故後に人口が減り続けています。
事故後に減り続ける福島の人口
 ※(1)を集計
 図―1 減り続ける福島県の人口

2016年11月にはついに190万人を切る1,899,486人となりました。
人口190万人割れを報じる福島県の地方紙・福島民報
 ※(3)を11月26日に閲覧
 図―2 福島県人口190万人割れを報じる福島県の地方紙・福島民報

 戦後最低だそうです(2)。福島の人口減の要因に出生数の減少があります。
減少傾向に転じた福島の出生数
 ※1(1)を集計
 ※2 集計期間は各年11月から翌年1月の1年間
 図―3 各年11月から1年間の出生数

 図に示す通り2013年以降は出生数が減り続けています。でも福島の女性が子供を産まなくなった訳ではありません。
上昇する福島の合計特殊出生率
 ※1(4)(5)にて作成
 ※2 「合計特殊出生率」一人の女性が一生に産む子供の平均数を示す(6)。
 図―4 福島県の合計特殊出生率

 図に示すように「合計特殊出生率」は上昇しています。これは福島が事故前に比べ経済的に豊になり、子供を育てる経済的環境が整ったためと思います。
事故後に上昇した福島県の一人当たりの県民所得
 ※1(7)を引用
 ※2 縦横比はいじってます。
 図ー5 原発事故後に上昇した福島県の一人当たり県民所得

事故前に比べ2014年では約16%上昇したそうです(7)。
 それでも出生数は減っています。以下に2016年3月から10月の社会的増減(転入者数―転出者数)を示します。
20代前半女性で顕著な福島の社会減
 ※(1)を集計
 図―6 福島県の2016年3月から10月の社会的増減

 図に示す通り20代前半女性の社会減が顕著です。この世代は数年先には子供を産みお母さんになるであろう方です。以下に20代前半の社会的増減を各年3月から10月の社会的増減を示します。
5年目より増えた6年目の20代前半女性の社会減
 ※(1)を集計
 図―7 福島県の20代前半の社会手的増減(各年3から10月)

 図に示す通り女性は男性に比べ減少幅が大きくなっています。治まるどころか逆に増えています。20代前半の社会的増減を見ると
 2015年3-10月 1,389人減
 2016年3-10月 1,610人減
で16%増えています。図―4に示すように福島県の合計特殊出生率は1.6です。若い女性が1人出て行くことは彼女達が将来産むであろう1.6人の子供さんも福島を出て行くことを意味します。
 

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 彼女達が何故に福島から出て行くかと言えば放射能汚染への不安だと思います。ニュースに時々出てくる福島の郷土料理にいか人参があります(8)。ニンジンとスルメで作るシンプルな料理です(9)。福島県沖の魚介類は「試験操業」中で(10)、あまり流通しないと思います。日本では約56万トンの人参が出荷されますが、福島の人参出荷量は622トンで(11)、殆ど取れません。加工食品には原則的に原材料の表示義務はありません(12)。そうした中で福島のいか人参は、福島産リスクの少ない食品と言えます。
 福島では飲食業が落ち込んでいるそうです(13)。外食では原材料の表示は原則ないので(12)、福島産が調理されていても分かりません。福島の皆様は「福島」を避けていると思います。
 福島県は福島産米のテレビCMを流していますた。その中で福島産米の安全をPRしていました(14)。でも、福島県が福島産米の根拠としてる福島県産米の全数・全袋検査は(=^・^=)が調べた限りでは精度を担保データがありません(15)。福島は新米の季節です。福島県会津若松市産米の全数・全袋検査数が約 65万件をこえました(16)。福島県会津若松市の人口は約12万人なので(17)十分な量です。福島県会津若松市当たりのお米は食味が良いことで知られています。(18)。でも福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(19)を引用
 図―8 福島産米が無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(平成28年11月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)県人口、戦後初190万人割れ 189万9486人 | 県内ニュース | 福島民報
(3)福島民報
(4)平成27年版 福島県勢要覧 - 福島県ホームページ中の「 6 人口・世帯数及び合計特殊出生率の推移 [Excelファイル/33KB] 」
(5)保健福祉部関係の統計情報データベース - 福島県ホームページ中の「福島県人口動態統計⇒平成27年概数[PDFファイル/1.05MB]
(6)合計特殊出生率 - Wikipedia
(7)10の指標にみる福島県のいまVer.21を掲載しました。 - 福島県ホームページ中の「平成28年10月17日公表分 10の指標にみる福島県のいまVer.21 [PDFファイル/617KB]  
(8)イカにんじんパンが「アリスの国」で販売開始! 福島商高生が開発:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(9)いかにんじん - 福島市ホームページ
(10)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(11)作物統計調査>作況調査(野菜)>確報> 平成26年産野菜生産出荷統計> 年次>2014年
(12)食品表示について | 消費者庁
(13)福島県内、消費下降続く とうほう地域総合研究所の景気調査:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(14)TVCM ふくしまプライド。「お米」篇 | ふくしま 新発売。
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島産米業務用に好評、TPP早期導入で駆除を!
(16)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を11月27日に閲覧
(17)会津若松市
(18)会津米 | JA会津よつば
(19)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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  1. 2016/11/27(日) 19:48:39|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

間違い?

図の7は「10前半」となっていますが「20代前半」ではないでしょうか?
  1. 2016/11/30(水) 08:25:13 |
  2. URL |
  3. ふく #2B3L1McM
  4. [ 編集 ]

Re: 間違い?

ふく様

 ご連絡ありがとうございます。こっそり修正しました。

  1. 2016/11/30(水) 19:19:59 |
  2. URL |
  3. mekenekotama #-
  4. [ 編集 ]

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