福島県のホームページを見たら(1)を見たら、福島県知事のメッセージが乗っていました

★(=^・^=)が(1)を抜粋。また、赤のアンダーラインは(=^・^=)が追加
図―1 福島県知事のメッセージ
本当に「安全」で新鮮なら、福島県産も嫌がらずに買おうかと思いました。そこで、(=^・^=)なりに調べてみました。最初は、知事さんが「安心」と言っているカキ(果物)です。あんぽ柿について調べてみました。こんな結果になりました。

データは(2)を(=^・^=)が集計
図―2 福島県産あんぽ柿の放射性セシウム濃度の推移
全部で20件の検査がありました。よく見ると、値の低いものは、会津地方に集中していました。明らかに値が違います。そこで、会津地方を除いて調べてみました。そしたら、11件でした。11件でどれだけ精度がでるか、計算してみました。計算方法は以下の通りです。
①検査数の多い品目のデータを集める(埼玉県産のお茶と、福島沖のカレイが結構データ数がありました)。
②パソコンで、乱数を発生させ、11個を選び11個での最大を計算する(いわゆるモンテカルロ法です)。
③計算で出た最大値と実際の最大値の比率を計算する。
平均で30%でした。あんぽ柿の最大値は、175Bq/kgですので、観測された最大値が実際の30%だとすると、
175÷0.3=583(Bq/kg)
になります。あんぽ柿の検査結果では、「暫定規制値(500Bq/kg)を下回っていることを確認し」出荷しているとは思えません。
でわ、どれくらいの確率に気になりました。そこで、11個のサンプルで見つかった値と実際の値の比率と、その確率をプロットしてみました。

図―3 11個サンプリングした時の、最大値に対する割合に対する確率
少し解り難い図なので、少し説明します。
①横軸、25%で、累積確率は50%です。これは、50%の確率ですので、実際の最大値の25%(4分の1)に出る確率が50%(半分)です。言い換えると、たとえば埼玉県産のお茶の最大値は、2,700Bq/kgですが、11個の検査では、半分の検査で実際の25%の、675Bq/kg以下の値が出ることになります。
②同じように(見つかった最大値/実際の最大値)が50%のところでは、累積確率がほぼ75%になりま
す。すなわち、75%もの検査で、実際の最大値の半分の値しか出ないことになります。
埼玉県のお茶でも、福島県のカレイでもほぼ同じカーブが出ているので、他の食品も同じだと思います。あんぽ柿の見つかった最高値は、175Bq/kgです。すると、50%の確率で実際は700Ba/kg(175×4)になります。
それでは、他の食品はどうでしょうか
<夏そば> 7件しか検査されていません。
<サルナシ> 4件しか検査されていません。
<馬肉> 会津地方を含め4件ですが、会津以外でたった1件です。(たった1件では、定期的なサンプリングなのでしょうか?)
福島県知事 佐藤雄平様
福島は
「安全」で新鮮な農林水産物を届けるとは思えません。
2012年1月26日 (=^・^=)
<余談>
放射性物質汚染地帯の食品を避けるのは風評被害を広げる行為でなく、正当な自己防衛だと思います。北関東から岩手にかけてのお魚さんの放射性セシウムの濃度は、以下ののように推移しています。

(2)より(=^・^=)が集計(日本海側と比較のため、一部魚種を集計対象から外しています。また、青森県は集計から外しています。)
図-4 北関東から東北沿岸のお魚の放射性セシウム濃度の推移(太平洋)
一方、日本海側は、以下のように推移しています。

(2)より(=^・^=)が秋田、山形、新潟各県のデータを集計
図―5 北陸から東北沿岸のお魚の放射性セシウム濃度の推移(日本海)
値が、まったく違います。わざわざ危険を冒すことはないと思います。BSE問題が発生したとき、「全国消費者団体連絡会(略称:全国消団連)・事務局長の神田敏子は6月25日、NHKの取材に答え「(安全性に)疑いがあれば、<中略>消費者として買うことはできない」」といったそうです(3)。
放射性物質をばらいた以上、それに見合う保障を「ばらまいた」ものがすべきだと思います。補償金を減らすために、関係ない(=^・^=)は危険を冒す気はありません。
-参考にたサイト様―
(1)
---> 詳しいご案内は こちら (PDF形式)(2)
厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)(3)
BSE問題 - Wikipedia
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- 2012/01/26(木) 20:42:04|
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