めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月1週)―福島産アイナメから13.5ベクレル、福島県検査は69件全数ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。12月1週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,216件
  ②平均は、1キログラム当たり2.4ベクレル、最大84ベクレル(岩手県産シイタケ)

 基準超は見つかっていませんが、今週のデータを解析すると以下の特徴が見えてきます。
 ①福島産アイナメから13.5ベクレル、福島県検査は69件全数ND
 ②福島県はイチゴの安全宣言、主産地は検査していません。
 ③福島県冨岡町産キャベツから21ベクレル

1.福島産アイナメから13.5ベクレル、福島県検査は69件全数ND
 福島県漁連は11月25日に採れたアイナメから1キログラム当たり13.5ベクレルのセシウムが見つかったと発表しました(8)。福島県の検査結果が気になります。以下に推移を示します。
福島県漁連は13.5ベクレル、福島県は全数NDのアイナメの検査結果
 ※1(1)(7)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 県漁連は福島県漁連
 ※5 福島県の検査は全て「福島県農業総合センター」
 図―1 福島産アイナメの検査結果

 厚生労働省の発表をみると今年9月以降の福島県の検査では69件全てで検出限界未満(ND)です。
 先週に福島産ススキからセシウムが見つかっていないのに、宮城、茨城、千葉産スズキからセシウムが見つかっている旨をお知らせしました(4)。データが追加になったので記載します。
宮城、茨城、千葉はセシウム入り、福島は全数NDのスズキの検査結果
 ※1(1)(7)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―2 スズキの検査結果

 図に示すように宮城、茨城、千葉産スズキからセシウムが見つかっているのに福島産スズキからは見つかっていません。海は繋がっており、汚染源のある福島が隣県より低いだのおかしな話です。厚生労働省の発表(1)を見ると福島産スズキを含め消費地の検査を除けば、福島産農水産物の検査は福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(9)が実施しています。中立性に疑問があります。
 スズキにしてもアイナメにしても福島県の検査は他より低くでます。福島産は他より低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。

2.福島県はイチゴの安全宣言、主産地は検査していません。
 12月に入りあと少しでクリスマスです。福島県の直売所でもイルミネーションが点灯されたそうです(10)。イチゴケーキを楽しみされている方も多いと思います。福島でもイチゴ栽培が盛んなようです(11)。それを受けてでしょうか、今シーズンの福島産イチゴは検査で「安全」が確認されたと福島県は発表しました(12)。安全宣言です。
福島産イチゴの安全宣言をする福島県
 ※(11)を引用
 図―3 イチゴの安全宣言をする福島県

 本当に検査して「安全」を確認したか心配です。以下に福島のイチゴの生産量を示します。
伊達市がトップの福島のイチゴ生産
 ※(12)より作成
 図―4 福島のイチゴの生産量

 図に示す通り福島県伊達市が半分近くを占めています。同市は避難区域に隣接し(13)、一時は「特定避難勧奨地点」が設定される等(14)、避難地域を除けば福島でも「汚染」が酷い場所です。確り検査して欲しいと思います。
 以下に福島産イチゴの今シーズン(7月以降)の検査状況を示します。
除染必要な地域が広がる伊達市の検査結果が無い福島産イチゴ
 ※1(1)(16)にて作成
 ※2(17)の数値データを元に(18)に示す手法で12月1日時点に換算
 ※3 避難区域は(13)による
 ※4 2016年7月以降を集計
 図-5 福島県のイチゴの検査状況

 図に示す様にイチゴの生産量トップの福島県伊達市では事故から5年9ヶ月が経過しましたが、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(19)地域が広く広がっています。福島のイチゴは汚染された場所で作られます。それでも図に示す通り伊達市のイチゴは検査されていません。
 福島産は汚染が酷い主要産地を避けた検査で「安全」とされ出荷されます。

3.福島県冨岡町産キャベツから21ベクレル
 福島県冨岡町は図―5に示すように福島県沿岸部中部にある町です。同町は「花と緑があふれる町」を自称していますが(20)、図―5に示す様にどう見ても放射能があふれる町です。それでも来年4月の避難指示解除に向けて(21)、準備宿泊がおこなれています(22)。当然ながら農業も可能です。そして同町の農産物もゆうまでもなく「福島産」です。放射能汚染が気になります。以下に富岡町産キャベツの検査結果を示します。
突然にセシウムが見つかった富岡町産キャベツ
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 図―6 福島県富岡町産キャベツの検査結果

 帰還に向け農業の再開を目指しての事と思いますが、今年の10月から同町産キャベツの検査が始まっています。しばらくは検出限界未満(ND)が継続していたのですが、今週に1キログラム当たり21ベクレルのセシウムがみつかったと発表がありました(23)。
 福島産はセシウム濃度が上昇する物があります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・汚染が酷い主産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産
 これでは福島の皆様は心配だと思います。
 福島では特産のあんぽ柿体験ツアーが行われたそうです(24)。福島は「柿」のシーズンです。福島のあんぽ柿はきれいなアメ色をした色つや、表面はしっかり乾燥し中はトロリとした口当たりが特徴だそうです(25)。福島県が福島産柿は安全と主張していのは図―3に示す通りです。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島柿はありません。
他県産はあっても福島産柿が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図―7 福島産柿が無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1010報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月4週)―基準超も出荷制限されない福島産ナメコ―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(8)(7)中の「 漁協によるスクリーニング検査結果 ⇒いわき地区の50ページ」
(9)農林水産部 - 福島県ホームページ
(10)トピックス | JAふくしま未来
(11)甘酸っぱい幸福感!赤くてかわいい、イチゴ! | ふくしま 新発売。
(12)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「くだもの編 [PDFファイル/196KB]
(13)作物統計調査>市町村別データ> 平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の9-3 野菜(果菜類) ⇒ 福島県 ⇒Excel」
(14)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(15)(プレス用) 伊達市における特定避難勧奨地点の設定について
(16)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を12月6日に「イチゴ、イチゴ(施設) 」で検索
(17)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(18)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(19)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(20)福島県富岡町|花と緑があふれる町
(21)<避難解除>富岡町1月案 政府が撤回 河北新報-2016/11/24
(22)準備宿泊の受付開始について(平成28年8月23日更新)|町のお知らせ【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(23)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒
検査結果(PDF:145KB) のNo354」
(24)トピックス | JAふくしま未来
(25)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(26)イオン福島店
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  1. 2016/12/06(火) 19:46:42|
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