2016年12月9日の19時30分から、柏崎刈羽原発のある新潟県のNHKローカルで、柏崎刈羽原発を扱った番組を放送したそうです。読者を通じ、番組を入手して見てみら、
①東京電力は十分に安全対策を行っている。
②ごれからのエネルギーを考えると、火力だけでは心配なので原子力が必要(自然エネルギーや節電は無視)
との内容でした。
新潟県柏崎市と刈羽村にまたがって立地する柏崎刈羽原子力発電所(以下発電所と略す)は(1)、事故を起こし新潟県には電気を供給していない東京電力(2)の発電所です。11月22日の地震では福島第二の核燃料プールから放射能漏れをおこしましたが(3)、2007年の中越沖地震でも放射能漏れ事故を起こし(4)、新潟県の海水浴客が半減する等の大変な被害をだしました(5)。

※(6)を引用
図―1 煙もくもくの柏崎刈羽原子力発電所
事故から10年が経過しましたが、新潟県の海水浴客数は事故前の水準を大きく割り込んだままです(7)。
それでも東京電力は柏崎刈羽原発の再稼働を目指し、原子力規制委員会で6,7号機の「適合性審査」(安全審査ではありません)が進められています(8)。
今年10月の新潟県知事選では、「県庁に赤旗」キャペーン(9)に呼応するかのうように、どちらと言えば柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な候補の遊説先に共産党の密接に関連がある下越病院を報じるなど、原発慎重な候補をあたかも共産党の候補であるかのようなネガティブキャペーンを放送しました(10)。

※(10)を転載
図―2 野党系候補が下越病院を訪れたと報じるNHK
ところが「県庁に赤旗」やNHKのネガティブキャンペーンの甲斐なく柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な野党系候補が与党系候補を破り当選してしまいました(11)。原発再稼働を巡る県民投票と評する向きもあります(12)。
12月9日に経済産業省は福島第一事故の廃炉、賠償、除染、中間貯蔵施設の福島第一原発事故の後始末に21.5兆円かかり、そのうち15.9兆円を東京電力が負担すると発表しました(13)。このお金を捻出するには東京電力の経営を立て直すことが急務です。柏崎刈羽原発では再稼働に向けた安全投資を事故後に年間1000億程度(2012年から14年で平均で1,056億円)実施しており(14)、累積で4,700億円程度らしいそうです(15)。東京電力の株式の過半数は原子力損害賠償・廃炉等支援機構(以下機構と略す)が所有していますが(16)、機構の担当大臣は概ね経産大臣が兼務しているので(17)、経産省の監督下にあるます。柏崎刈羽が再稼働できなければ、これまでの安全投資が無駄になり東京電力の経営を圧迫するだけでなく、監督している経産省にとっても困った問題になります。
そして同じ2016年12月9日の19時30分から、柏崎刈羽原発のある新潟県のNHKローカルで、柏崎刈羽原発を扱った番組を放送したそうです(読者情報)。読者が録画された番組をお送り頂いたので、みてみました。
番組の冒頭に「防潮堤」が出てきます。これで津波の侵入を防げるかのような放送です。

※ 12月9日19時半台のNHK新潟ローカルの番組をキャプチャ(以下はNHKの当該番組と略す)
図―3 防潮堤であたかも津波が防げるかのように放送するNHK
柏崎刈羽原発に設置された防潮堤には1~4号機用と5~7号機ようの2種類あります(18)。

(a)1-4号機用 (b)5-7号機用
※(18)を引用
図―4 柏崎刈羽原発の防潮堤
図―3と比較すると壁が垂直に立っているので、1-4号機用です。この防潮堤は、地盤が脆弱な所に立っており地震で液状化をお越し倒れてしまう危険が「適合性審査」で指摘されています(19)。そのため東京電力は「適合性審査」で、1~4号機の防潮堤が機能せず津波で浸水したシュミレーションを提出しています。

※1(20)を引用
※2 数値が号機番号
図―5 1~4号機側の防潮堤が壊れ浸水した場合のシュミレーション
地震で壊れ津波を防げないかも知れない防潮堤で津波は防げるとNHKは嘘を放送しています。そして東京電力は「安全対策」に力をいれているとナレーションを流していました。
次に事故対応の訓練の様子が紹介されました。最初の方で発電所長が出てきます。

※当該番組をキャプチャー
図―6 当該番組に登場する発電所長
この方の前職は福島第二原発所長でした(21)。この方が福島第二所長されている時の9月12日に福島第2原発で、外部からの侵入者を検知するセンサーの警報が表示されない状態になっていたことが分かり、原子力規制委員会から「核物質防護上、重大な事案に発展する恐れがあった」として東京電力は厳重注意を受けました(22)。
日本海側の原発は反日感情が強い朝鮮半島諸国(23)に面しており、テロについては太平洋側の原発よりリスクが大きいと思います。福島では韓国籍の方が、神社・仏閣を壊しまわったようですが(24)、これが原発に向いたら恐ろしいことです。1978年には柏崎市に北朝鮮の工作員が侵入し、アベックの拉致に成功しており(25)、柏崎当たりは朝鮮半島からの工作員が簡単に侵入できそうです。拉致問題の関係者には元東京電力社員で日本原燃出向し燃料製造部副部長。核廃棄物再処理(MOX燃料)プロジェクトを担当を務めたあと、東京電力原子燃料サイクル部 部長(サイクル技術担当)を務めた方がいます(26)。拉致被害者には帰国を果たした方と、いまだに拉致されたままの方がいますが(25)、北朝鮮がいかなる意図で帰国させる方はを選んだかは不明です。ひょっとしたら、日本の原発の情報を得る為に敢て帰国を許したも考えられます。
同番組では福島を襲った津波について
「起こらないと考えていた巨大な津波」
と紹介し、福島第一原発の津波の様子を紹介しています。

※当該番組をキャプチャー
図―7 福島第一を襲った津波
福島第一原発事故を象徴するのは、爆発のだと思います。

※(27)を転載
図-8 水素爆発する福島第一原発1号機
しかしこのシーンは放送される事はありませんでした。
「起こらないと考えていた巨大な津波」
について、東京電力原子力設備管理部部長を務めていた吉田昌郎氏(28)はそのように証言していますが(29)(31)、原子力規制員会元副委員長の島崎氏は退任会見で圧力をほのめかしています(29)(32)。また経済産業省原子力安全・保安院 原子力発電安全審査課耐震安全審査室長であった小林勝氏は福島第一の津波予測に関し、「その件は、安全委員会と手を握っているから、余計な事をゆうな。」と言われたと証言しています(29)(33)。「起こらないと考えていた巨大な津波」か「起こるかも知れないけれど無視した大きな津波」なのかは、福島第一原発事故の本質の部分だと思います。
津波予測で問題となったのは「貞観津波」ですが、以下に東北電力の予想を示します。

※(29)を転載
図―9 「貞観津波」の予想
図に示す通り、福島第一と女川原発の中間にあります。福島第一は事故を起こしましたが、同じような津波に襲われた東北電力女川原子力発電所は助かりました(33)。
当該番組が放送した訓練の想定は、爆弾低気圧が襲来し竜巻が発生し変電所が故障し「外部電源喪失」が起こったとの想定です。

※当該番組をキャプチャー
図―10 竜巻で変電所が故障とする当該番組
外部電源喪失につては
「福島の事故と同じように外部電源が喪失」
とナレーションしています。

※当該番組をキャプチャー
図―11 事故想定を「外部電源が喪失」とする当該番組
でも福島原発事故と同じではありません。福島原発事故は地震発生時に外部電源は喪失しましたが、非常用デーゼル発電機が起動し(34)、津波襲来まではおおきな問題にならかったはずです。その後に津波が襲来し、非常用デーゼル発電機が停止し電源が完全に失われ冷却機能を喪失し、メルトダウン、爆発、放射能漏れに至りました(34)。先の震災で外部電源は女川原発でも(33)、東海第二原発でも起きていますが(36)、非常用デーゼル発電機が稼働し冷却することができ大事故に至りませんでした。福島第二でも津波で非常用デーゼル発電機がダメになりました外部電源1系統が生き残り電気が供給されたので、福島第一のような大事故には至らなかったようです(37)(38)。東京電力の非常用デーゼル発電機は外部電源より脆弱なようです。
番組を見ているとおかしな訓練風景でぢた。最初に外部電源が喪失します。

※当該番組をキャプチャー
図―12 「外部電源が喪失」とする当該番組
先の震災では女川原発、福島第一、東海第二でも外部電源喪失の後は非常用デーゼル発電機を起動し、電源を確保し冷却を継続しています(33)(34)(36)。ところが、当該番組ではいきなりRCICの手動起動です。

※当該番組をキャプチャー
図―13 「RCICを手動起動」とする当該番組
RCICは沸騰水型原子炉(BWR)において、異常な事象が発生し、通常の系統による原子炉への給水が出来なくなった時、原子炉の蒸気を駆動源とするポンプによって給水する系統で、電源が無くとも一定期間、原子炉の崩壊熱を除去することができます(39)。先の福島事故ではRCICなどの非常用炉心冷却装置(40)の操作がうまくいかなかったので(41)、運転員の皆様が操作に慣れる事は大事ですが、事故のシナリオとしては突飛すぎます。NHKで取材した記者は
「福島のような事態を二度と起こさないためにも、浮かび上がったひとつひとの課題と向き会ってその解決に向けた手を打って欲しいと思います」
とコメントしていましが、事故を起こした電力会社には2度と原発の運転を認めないとの方法もあると思います。さらに記者は
「現在、原子力規制員会で柏崎刈羽原発の
安全審査が続けられていますが」
とコメントしていますが、現在、原子力規制員会が行っているのは
「原子力発電所の新規制基準
適合性に係る審査」
で(8)、安全審査ではありません。既に適合性審査に合格している高浜原発にて大津地方裁判所は3月9日に
「福島第1原発事故の原因究明が『道半ば]としたうえで、国が策定した新規制基準の安全性を疑問視。高浜3、4号機の過酷事故対策も『危惧すべき点や疑問が残るのに、関電は説明を尽くしていない』として運転を認めなかった。」
として運転停止の仮処分を認めています(42)
当該の番組では、東京電力が新潟県内だけで放送してるCM(43)を取り上げ
「東京電力は安全対策の向上をPRしています」
とコメントしています。

※当該番組をキャプチャー
図―14 東京電力CMを紹介する当該番組
このCMには否定的に見る方があるようです。前新潟県知事は「再稼働のキャンペーンだとすると罪深い」と、疑問を呈してます(43)。
当該番組は
「再稼働の必要性をどう伝えるか」
とまるで柏崎刈羽の再稼働が必要であるかのような放送をし、その理由として東京電力の電源の94.8%が「火力」で
①CO2排出による温暖化
②燃料費
③電力の安定供給に不安
等の問題点を挙げています。

※当該番組をキャプチャー
図―15 火力発電の問題点を報じるNHK
原子力にも問題点はありますが触れられていません。(=^・^=)が認識する原子力発電の問題点は
①放射能漏れ
②莫大な設備費用、事故った場合の後始末費用
③電力の安定供給に不安
です。①については福島事故で実証済みです。②につては東京電力が柏崎刈羽に数千億の安全投資し、福島事故の後始末費用が21.5兆円の見込みなのは既に記載の通りです。
③についていえばまた原発が事故ったらさすがに原発を認めることはできないと思います。日本の電力会社が原発を安全に運転できたしても、韓国の原発は分かりません。風向きからして日本えの影響は避けられません(44)。当該番組では自然エネルギーに触れていませんが、火力に変わる選択肢です。以下に九州電力の2015年夏の発電設備の使用率と太陽光発電の発電量を示します。

※ (45)より作成
図―16 発電設備の使用率と太陽光発電の発電量
図に示す通り、発電設備の使用率が高い時に発電量が多くなっています。たぶん冷房需要が高まる暑い日は、晴れの日なので太陽光発電の発電量が多くなるためと思います。太陽光発電の買い取り価格は1kwh当たり20円台で(46)、石油を使った火力発電が約30円以上(47)よりは安くなっています。ピークを乗り切るための電源としてはそこそこの経済性があります。そして節電です。
この後で
「日本のエネルギー事情をしっかりお伝えしようとことで」
と話す東電社員様らしき女性が登場します。

※当該番組をキャプチャー
図―16 「日本のエネルギー事情をしっかりお伝えしようとことで」と話す東電社員様らしき女性
そのあとで「事実は事実としてしっかりお伝えしてきたいと思う」と話す東電社員様が登場します。

※当該番組をキャプチャー
図―17 「事実は事実としてしっかりお伝えしてきたいと思う」と話す東電社員様
でも東京電力は事実は事実おして確り伝えてきたんですかね。
①発覚は今年ですが(47)、事故3日後には福島第一はメルトダウンしているが判明したのに、直ぐに発表したかった(48)
②事故後から海洋への汚染水流出が継続していたのに、その事実を2013年7月まで公表しなかった(49)。
③2014年4月から福島第一原発構内の排水路で高濃度に汚染された汚染排水を観測しできていたのに、公表は2015年2月となった(50)
④11月22日の地震で福島第二の核燃料プールから、汚染水が漏れていたのに公表は2日後の11月24日となった(51)
他にも沢山ありますが、記事が長くなってします。
当該番組はこの点は触れていません。
この後、東電社員様らしき方の
「この5年間は(火力発電で)よかったけれど、この先10年20年はどうなるかは」
との発言を報じています。

※当該番組をキャプチャー
図―18 「この5年間は(火力発電で)よかったけれど、この先10年20年はどうなるかは」と話す東電社員様らしき方
事故直後にも原発が再稼働しないと、来年の電気がもたないと盛んに喧伝されていた気がします(52)。2014年2月に文部科学省が発表した「新しい放射線副読本」(53)には
「全国の原子力発電所で運転が停止されたことにともなって、企業や家庭において電力の使用が制限されるなど、大きな影響が生じるとともに、節電に対する意識が高まりました。」
なんて記述がありますが、「電力の使用が制限」された事実はありません(54)。
さらには事故後に原発が停止して電力の需給が厳しくなったようなパネルを報じていました。

(a)震災前 (b)震災後
※当該番組をキャプチャーし加筆
図―19 原発が停止して電力の需給が厳しくなったようなパネル
パネルでは「震災前」「震災後」の比較になっていますが、原子力発電所が停止したのは「原発事故」によるものです。正確には「事故前」「事故後」にすべきですがNHKはそのまま放送しています。
似たような図は2012年に関西電力が公表しています。

※(52)に加筆
図―20 2012年夏は電力が不足するとする関西電力
図―20と見比べ、どのような内容か推定できます。図―19に示す東京電力のパネルに以下の2点の情報が欠落しています。
①太陽光などの自然エネルギーの普及が進んだこと
②事故に電力需要が減り続けていること
以下に自然エネルギーによる発電の設備容量を示します。

※(54)より作成
図―21 自然エネルギーによる発電の設備容量
図に示す通り原発事故後に確実に拡大し2000万kWを超えています。柏崎刈羽原子力発電所の合計の発電容量が821万kWなので(8)、倍以上です。電力供給源として無視できないまでになったと思います。以下に時間帯別の発電量を示します。

※(55)より作成
図―22 太陽光発電の時間帯別の発電量(模式図)
図に示す通り、昼間の発電量が多くなっています。電力需要を多い昼間のピークを乗り切るには有益です。
以下に各年の日本の電力需要を示します。

※(56)にて作成
図―23 日本の電力需要
図に示す通り事故後は減り続けています。事故前の2010年の電力需要は9,064億kWhでしたが2015年は7,917億kWhで298億kWh減っています。2010年の柏崎刈羽原子力発電所の発電量は298億kWhなので(57)、柏崎刈羽原子力発電所4個分近い発電所が不要になっています。
当該番組では「火力だけでは厳しいというのが実態」との東京電力担当者の発言を放送していました。

※当該番組をキャプチャー
図―24 「火力だけでは厳しいというのが実態」と発言する東京電力担当者
事故後には「火力」だけでなく「太陽光」と「節電」が加わりました。
①太陽光等の自然エネルギーが普及した。
②節電が進み電力需要は減ってた。
NHKこのことに触れずそのまま放送しています。
東京電力は新潟県内で柏崎刈羽原発の再稼働に関する説明会を実施しているようです。当該番組では新潟県見附市で開かれた説明で、来場者の声として
「みんな文化生活しながら原発いやだなって言っている」
を放送しています。

※当該番組をキャプチャー
図―25 「みんな文化生活しながら原発いやだなって言っている」と発言する再稼働説明会の来場者
そして「原発への根強い不安や不信感といったものがあるだけに、原発の安全対策、経済性といったものがどんなに説明されても理解できない」とのコメントを放送しています。まるで原発は「安全」で「経済性」があるような言い方です。(=^・^=)が見る限り東京電力の原子力発電所にはそのどちらもありません。疑問点はいろいろあるのですが、1例を紹介したいと思います。柏崎刈羽原子力発電所は事故後も2011年度までは運転していました(59)。以下に各年度の柏崎の最深積雪を示します。

※(60)より作成
図―26 各年度の柏崎の最深積雪
図に示す通り稼働中は100cm前後の積雪がありましたが、停止後は40cmにまで減ってしまいました。当該の番組では訓練を重ねているような事を報じていましが、図に示すように停止後の4年間はあまり雪が積もっていないので、深い雪の中での訓練はできていないはずです。雪の中の作業はそれなりに大変です。2013年1月14日は福島第一で下請けさんが雪に足を取られ転倒しケガをして救急車で運ばれています(61)。降雪時に緊急対応が必要になったとして、訓練はされていないので上手く対応できる保証はありません。2011年3月11日には金曜日(62)の平日だったので事故発生時には発電所長など主要なスッタフは発電所にいましたが、夜間や休日に起こった場合に主要なスタッフの皆さんが無事辿りつけるのでしょうか?雪道の運転は大変です(63)。柏崎刈羽は東京電力の発電所なので、雪を経験しない方も多いと思います。
福島原発事故の後始末に21.5兆円との試算が出ているのは前述の通りです。
そのあと東電幹部(新潟本社代表)のインタビューが報じられそのなかで「日本の今のエネルギー資源の現状を考えますと、どうしても今の段階で原子力をすぐに外すというオプションはとれない、再稼働を経営の重要課題としてとれていることは事実、その上でご理解を賜っていく段階に移行していくべきかと思う」また「柏崎刈羽原子力発電所の存在意義といったものを、もっと地元の方々に感じていただける施策を構築する必要がある」とも発言しています。

※当該番組をキャプチャー
図―27 「柏崎刈羽原子力発電所の存在意義といったものを」と発言する東京電力幹部
柏崎刈羽原子力発電所は新潟に電気を供給しない東京電力の発電所であり、新潟の皆さんには「存在意義」はありません。それどこか前述の通り放射能漏れ事故を起こし海水浴客が半減させ、10年近く経っても回復しない事象を引き越した迷惑施設です。
番組の最後は
「全国各地に原発の施設が建設され、そこから生み出される電力で私たちの生活は支えられてきました。取材した女性(図ー24)の自分達にも責任がある語った言葉が胸にささります。その一方で私たちはあの福島の事故を経験しました。だからこそ今、どのようなエネルギーを選択し、どのような暮らしをして行くのか私たち自身が問われています。」
とコメントで結んでいます。「どのような暮らしをして行くのか」とは原発がない電気に不安を感じる生活か、原発の再稼働を許容し安心し電気を使える二者択一を迫るようなコメントですが、「自然エネルギー」と「節電」とうゆう選択肢もります。図-21、図―23に示すように「自然エネルギー」と「節電」は確実に進んでいます。でも、当該番組は原発の再稼働か否かの二者択一しかないような印象を与え、原発再稼働を強引に迫るプロパガンダ番組です。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
長くなってすいません(__)。ここまで読んでくれてありがとうございます。当該番組に(=^・^=)が問題が多すぎる感じる場所が多々あったので、でもいいわけですね。
当該番組を見て最初に思ったのは、福島から新潟には多くに方が避難されていますが(65)、どんな気持ちになるだろうかです。NHKの受信料の減免対象を見ると、原発事故の避難者は無いので(66)、避難された皆さんも受信料を払わせれていると思います。
放送法では「報道は事実をまげない、意見が対立している問題はできるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」との規定があります(67)。柏崎刈羽の再稼働についても色々な意見があると思います。
「再稼働しなければ、1基当たりで年間約1200億円の収支改善効果は得られない。国に肩代わりさせている福島第1原発事故の賠償費用を返済する財務体質改善も難しいままだ。」
なんて意見もあります(68)。
放送法に照らすなら柏崎刈羽の再稼働問題について、「多くの角度から論点を明らかにすること」が必要です。でもNHKは違います。2013年11月に当該番組と同じように「嘘」を交え再稼働促進プロパガンダを流しています(68)。原発再稼働に慎重な野党系候補が当選しそうになると「県庁に赤旗]キャンペーンにあわせるかのように、野党系候補を事実上の共産党系候補と見せるネガティブキャンペーンを実施しています(10)。そして当該番組です。NHKは「放送法」を守らない無法者です。やくざと同じです。(=^・^=)は「受信料」ゆう名目でNHKからカツアゲされています。
主要なマスコミがやくざと同じでは福島の皆様は不安だと思います。
福島県もイチゴ生産は盛んだそうです(70)。福島のイチゴを試食した安倍出戻り総理は「おいしいイチゴも食べさせていただきました。」と感想を述べています(71)。福島では今シーズンのイチゴの収穫が始まりました(72)。福島県いわき市は福島県第二位のイチゴの産地です(73)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(74)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。

※(75)を引用
図―28 福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
発電所の概要|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力(2)
【経済インサイド】電力自由化、仁義なき戦い 東京電力が ... - 産経ニュース 2016/02/22 (3)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(11月4週)―福島第2で核燃料プールから水漏れ―(4)
柏崎刈羽原子力発電所6号機の放射性物質の漏えいについて|TEPCOニュース|東京電力(5)
[PDF]PDF形式 858 キロバイト - 新潟県(6)
博多っ子の元気通信:次々と明るみに出る柏崎刈羽原発の被害状況 - livedoor Blog(ブログ)(7)
県内海水浴客2・4%の減少|社会|新潟県内のニュース|新潟日報モア(8)
柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 関連審査会合 | 原子力規制委員会(9)
新潟県庁に赤旗が翻る危機|衆議院議員 金子めぐみオフィシャルブログ Powered by Ameba(10)
めげ猫「タマ」の日記 NHKのネガティブキャペーン、新潟知事選・野党統一候補は共産党の候補(11)
「新潟ショック」政権激震 知事選与党敗北|佐賀新聞LiVE(12)
【新潟県知事選】「あたかも県民投票の様相」原発立地の柏崎市長がコメント - 産経ニュース(13)
東京電力改革・1F問題委員会(第6回)‐配布資料(METI/経済産業省)中の「
参考資料(PDF形式:783KB)」
(14)
[PDF](東京電力説明資料)(PDF形式:2152KB) - 経済産業省(15)
柏崎刈羽原発に並ぶ特殊車両の列、膨大な投資と人材-再稼働に向け - Bloomberg(16)
東京電力ホールディングス - Wikipedia(17)
内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構担当) - Wikipedia(18)
津波による浸水防止|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力(19)
防潮堤 液状化の懸念|社会|新潟県内のニュース|新潟日報モア(20)
第420回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 | 原子力規制委員会中の「
資料2 柏崎刈羽原子力発電所における津波評価 荒浜側防潮堤の損傷を考慮した場合の津波評価について【PDF:6MB】」
(21)
人事措置について|お知らせ|東京電力ホールディングス株式会社(22)
侵入検知機の警報切る=福島第2、規制委が厳重注意:時事ドットコム(23)
反日 - Wikipedia(24)
石像損壊疑いで韓国籍の35歳男逮捕 連続器物損壊に関係か:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet(25)
北朝鮮による日本人拉致問題 - Wikipedia(26)
蓮池透 - Wikipedia(27)
めげ猫「タマ」の日記 2015年、セシウム汚染食品の拡販に貢献した方々(28)
吉田昌郎 - Wikipedia(29)
めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は「未必の故意」?(30)
政府事故調査委員会ヒアリング記録 - 内閣官房(31)(30)中の「吉田 昌郎⇒2011/8/8・2011/8/9⇒
事故時の状況とその対応について 3」
(32)
原子力規制委員会記者会見 | 原子力規制委員会中の「原子力規制委員会臨時会見⇒(島﨑邦彦委員、大島賢三委員の委員退任会見)⇒平成26年09月18⇒
速記録【PDF:275KB】」
(33)(30)中の「 小林 勝⇒2011/8/18⇒
原子力・安全保安院による東電の想定津波波高の算出結果等の対応について」
(34)
女川原子力発電所 - Wikipedia(35)
福島第一原子力発電所事故の経緯 - Wikipedia(36)
東海第二発電所 - Wikipedia(37)
福島第二原子力発電所 - Wikipedia(38)
除熱機能を喪失、ギリギリの復旧作業 福島第2原発で何が起きたか(上) :日本経済新聞(39)
RCIC - ATOMICA -(40)
非常用炉心冷却装置 - Wikipedia(41)
福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia(42)
関電高浜原発、再び運転認めず 大津地裁異議審決定 :日本経済新聞(43)
東電は新潟で柏崎刈羽のCM 知事選後も「続行」東京新聞-2016/10/18(44)
めげ猫「タマ」の日記 事故れば日本直撃の韓国原発の配管亀裂―でも安倍出戻り総理なないもしない―(45)
九州電力 今夏の節電ご協力へのお礼について(46)
発電方法別のコストはどれくらいですか? | よくあるご質問 [関西電力](46)
なっとく!再生可能エネルギー 固定価格買取制度(47)
福島第一原子力発電所事故に係る通報・報告に関する第三者検証委員会からの「検証結果報告書」の受領について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社(48)
福島)「メルトダウン隠し」、東電幹部が謝罪:朝日新聞デジタル(49)
福島第一原子力発電所の地下水における高濃度放射性物質の検出 - 福島県ホームページ(50)
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含む雨水のK排水路からの港湾外への流出 - 福島県ホームページ(51)
第2原発建屋に水たまり 福島県沖地震で、東電公表2日遅れ:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet(52)
今夏の需給見通しと節電のお願いについて [関西電力](53)
新しい放射線副読本について:文部科学省(54)
めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その3―原発を止めて電力制限―(54)
自然エネルギー白書 2015 サマリー版 - 環境エネルギー政策研究所(Adobe PDF) - (55)
総合グラフ(電力量&金額)|はじめてのスマートハイム・ナビ【総合グラフ(電力量&金額)で比較】|みんなのスマートハイム(56)
電力需要実績 2015年度 - 電力データ | 電気事業連合会(57)
2010年度(平成22年度)|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力中の「
発電電力量と設備利用率」
(58)
新潟県の皆さまへ(新潟本社)|東京電力ホールディングス株式会社(59)
発電所データ集|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力中の各年度の「 発電電力量と設備利用率 」
(60)
気象庁|過去の気象データ検索(61)
平成25年1月14日東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について|東京電力(62)
2013年カレンダー(63)
JAF|クルマ何でも質問箱:ドライブ運転テクニック|雪道走行の注意点とは?(64)
県外への避難者数の状況 - 福島県ホームページ(65)
県外への避難者数の状況 - 福島県ホームページ(66)
NHK受信料の窓口-放送受信料の免除について(67)
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- 2016/12/15(木) 19:49:34|
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