めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

2016年セシウム汚染食品ランキング―1位は福島産イノシシ30,000ベクレル、3年連続―

食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。(=^・^=)なりに2016年のランキングをまとめてみました。数字は1キログラム当たりの値です。単位の説明は(=^・^=)の過去の記事を見てください(2)。

1.総合部門
  1位 福島県相馬市産  イノシシ   30,000ベクレル
  2位 福島県田村市産  イノシシ   13,000ベクレル
  3位 福島県南相馬市産 イノシシ   10,000ベクレル
  4位 宮城県村田町産  イノシシ    3,800ベクレル
  5位 福島県相馬市産  イノシシ    3,100ベクレル
  6位 福島県二本松市産 イノシシ    2,500ベクレル
  7位 栃木県産     コシアブラ   2,200ベクレル(流通品)
  8位 群馬県産     ムラサキシメジ 2,000ベクレル(流通品)
  9位 福島県伊達市産  イノシシ    1,900ベクレル
 10位 福島県国見町産  イノシシ    1,200ベクレル
福島産イノシシが上位を占めています。2014年,2015年のトップも福島県産イノシシでした(3)(4)。3年連続の栄冠です。トップの相馬市産イノシシのセシウム137の濃度が1キログラム当たり24,300ベクレルです。基準値の1キログラム当たり100ベクレル(5)を下回るのはセシウム137の半減期が約30年(6)なので、238年後(24,300×0.5(238÷30)=100)です。すべての福島産を安心して食べらるのは238年後です。

2.一般食品部門
 野生鳥獣がスーパーや直売所で売られていることはまずないので、野生鳥獣を除くランキングを集計してみました。
  1位 栃木県産       コシアブラ   2,200ベクレル(流通品)
  2位 群馬県産       ムラサキシメジ 2,000ベクレル(流通品)
  3位 山梨県富士吉田市産  ショウゲンジ   970ベクレル
  4位 山梨県富士河口湖町産 ショウゲンジ   850ベクレル
  5位 宮城県栗原市産    コシアブラ    720ベクレル
  6位 宮城県大崎市産    コシアブラ    720ベクレル
  7位 宮城県気仙沼市産   コシアブラ    570ベクレル
  8位 茨城県内で流通    コシアブラ    520ベクレル(流通品)
  9位 長野県軽井沢町産   タラノメ     420ベクレル
 10位 産地不詳産      ハツタケ     400ベクレル(流通品)

2016年の特徴は1,2位共に市場に流出した「流通品」から見つかっていることです。8位の茨城県内で流通のコシアブラを含め北関東産です。福島だけでなく北関東3県(茨城、栃木、群馬)産を買うときも注意が必要です。産地はセシウム汚染食品の市場への流出を阻止する意思を失くしているようです。
 福島産がありません。ちなみに1キログラム当たりの値で福島産の最高値はタラの芽の180ベクレルです。山菜類が多く並んでいますが、福島産山菜は他に比べ大幅に低くなっています。厚生労働省の発表(1)を見ると福島県以外の検査は複数の検査機関が実施しているのですが、野生鳥獣を除く福島産の検査は福島県農業総合センターの独占です。ここが検査を間違えたら(意図をもっても含む)福島産は他より低い検査で「安全」とされ出荷されている事になります。

3.流通品部門
 お店で売られていた食材のランキングです。買って食べた人もいると思います。
  1位 栃木県産    コシアブラ   2,200ベクレル
  2位 群馬県産    ムラサキシメジ 2,000ベクレル
  3位 茨城県内で流通 コシアブラ    520ベクレル
  4位 産地不詳産   ハツタケ     400ベクレル
  5位 山形県産    コシアブラ    260ベクレル
  6位 福島県内で流通 ハツタケ     250ベクレル
  7位 宮城県産    アカヤマドリ   220ベクレル
  8位 山形県産    コシアブラ    170ベクレル
  9位 宮城県産    乾燥わらび    120ベクレル
 10位 岩手県産    サクラシメジ   105ベクレル

2年連続でトップ10全てで基準値超えです。ちなみにトップの栃木県産コシアブラのセシウム137の濃度が1キログラム当たり1,800ベクレルです。基準値を下回るのは125年後(1800×0.5(125÷30)=100)です。たとえ検査されていて安全と市場に出荷されていても(7)、あと125年、すなわちひ孫の代までは注意が必要です。

3.牛肉部門
 牛肉は基準値超えはないので、あまり記事することはありせんでしたが、よく見ると問題もあります。
  1位 宮城県栗原市産  簡易検査 54ベクレル
  2位 福島県二本松市産 精密検査 51ベクレル
  3位 岩手県奥州市産  簡易検査 49ベクレル
  4位 岩手県盛岡市産  簡易検査 37ベクレル
  5位 宮城県登米市産  簡易検査 34ベクレル
  6位 宮城県石巻市産  簡易検査 31ベクレル
  7位 岩手県一関市産  簡易検査 29ベクレル
  8位 宮城県登米市産  簡易検査 28ベクレル
  9位 宮城県登米市産  簡易検査 28ベクレル
 10位 宮城県登米市産  簡易検査 27ベクレル

 セシウムの検査方法には「ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリー」(8)等で定められる「精密検査」と「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」(9)に定められる「簡易検査」があります。「簡易検査」では1キログラム当たり50ベクレルを超えるもは「精密検査」に回す様に定められています(9)。ところが1位の宮城県栗原市産「54ベクレル」は50ベクレルを超えているのもかかわらず、精密検査に回されることなく「安全」だとして市場に出荷されたようです。
 2位の福島県二本松市産「51ベクレル」で50ベクレルを超えています。福島県が実施する検査は他に比べ低く出る傾向があるので(10)、注意すべきと思います。
 上位10件は全て、いわゆる被災3県(岩手、宮城、福島)(11)で、地域的な方よりがあります。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
福島県は福島産は検査されているので「安全」であり、避ける行為は「風評被害」と非難しています(12)。2016年にトップを取った福島県の皆様のご判断が気になります
 福島県もイチゴ生産は盛んだそうです(13)。明日はいちごの日、その1です(14)。福島県いわき市は福島県第二位のイチゴの産地です(15)。イチゴ狩りも楽しめます。(16)。同市のイチゴはおいしいそうです(17)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(18)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
 他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
※(19)を引用
 図―1 福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(3)めげ猫「タマ」の日記 2014年セシウム汚染食品ランキング―1位は福島産イノシシ5000ベクレル―
(4)めげ猫「タマ」の日記 2015年セシウム汚染食品ランキング―1位は福島産イノシシ30,000ベクレル、2014年の6倍―
(5)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(6)半減期 - Wikipedia
(7)栃木県/放射能に関する農林水産物の安全性確認状況
(8)ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリー
(9)食品中の放射性セシウムスクリーニング法の一部改正について |報道発表資料|厚生労働省
(10)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2016年)―デタラメな検査で安全とされる福島産―
(11)安倍総理、被災3県を訪問 | 首相官邸ホームページ
(12)【風評対策の新組織】試される国の本気度(1月4日) | 県内ニュース | 福島民報
(13)福島県オリジナル品種「ふくはる香」をお見逃し無く! | ふくしま 新発売。
(14)1月5日 今日は何の日~毎日が記念日~
(15)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月3週)―茨城産ブリからセシウム、福島産は69件連続ND―
(16)体験プログラム<平成28年度> | いわき市 観光情報サイト
(17)いわきの太陽をたくさん浴びた甘いいちご狩り体験!(いわき市) | ふくしま 新発売。
(18)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(19)イオンいわき店
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  1. 2017/01/04(水) 19:55:21|
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