めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月2週)―新年早々セシウム入り食品―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。1月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。昨年に続き今年もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数562件
  ②平均は、1キログラム当たり1ベクレル、最大92ベクレル(岩手県産シカ)。
今月のデータを解析すると以下の特徴が見えてきます。
 ①茨城のスズキからセシウム、福島は36件全てND
 ②福島市でアサツキの出荷が最盛期、検査結果はありません。
 ③上昇を続ける福島県冨岡町産ブロッコリーのセシウム濃度
とても安心できるのではありません。
  
1.茨城のスズキからセシウム、福島は36件全てND
 茨城産スズキからセシウムが見つかったと発表がありました(7)。福島が気になります。以下に昨年7月以降のスズキの検査結果を示します。
他県では見つかっても福島産からは見つからないスズキのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―1 スズキの検査結果

 図に示すように宮城、茨城、千葉産スズキからセシウムが見つかっているのに福島産スズキからは見つかっていません。数を数えると36件全数で検出限界未満(ND)です。
  海は繋がっており、汚染源のある福島が他県より低いだのおかしな話です。厚生労働省の発表(1)を見ると福島産スズキを含め消費地の検査を除けば、福島産農水産物の検査は福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)が実施しています。中立性に疑問があります。
 福島県の検査は他より低くでます。福島産は他より低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。

2.福島市でアサツキの出荷が最盛期、検査結果はありません。
 福島県福島市松川町金沢でアサツキの出荷が最盛期となったそうです(9)。以下に位置を示します。
事故から5年10ヶ月経て汚染されたままの福島
 ※1(10)の数値データを元に(11)に示す手法で1月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(12)による
 ※3 福島市松川町金沢の位置は(13)による。
 図-2 福島市松川町金沢と富岡町

 図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(14)場所です。福島市産アサツキは汚染された場所で栽培されています。確り検査して欲しいと思います。厚生労働省の発表(1)を見たら昨年2月を最後に福島市産アサツキの検査結果がありません。福島県が提供するデータベース(15)を見ても検査結果が出てきません。地元農協の自主検査結果(16)にもアサツキは載っていません。
 福島県は福島産農産物について「安全な農林水産物を提供するため、県がモニタリング検査を実施するほか、産地においても、米の全量全袋検査などを実施しています。」と主張していますが(17)、実態は検査していなくても「安全」とされ出荷されます。

3.上昇を続ける福島県冨岡町産ブロッコリーのセシウム濃度
 福島県冨岡町は図―2に示す様に福島第一原発の直ぐ南にある町です。図―2に示す通り同町は1マイクロシーベルトを超える地域が広がる「汚染」された町です。それでも安倍出戻り内閣は「安全」して今年4月1日の避難指示解除を企てています(18)。当然、農業も再開されます。以下に同町産ブロッコリーの検査結果をしめします。
上昇する福島県富岡町産のブロッコリーのセシウム濃度
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは収穫日
 図―3 福島県冨岡町産ブロッコリーの検査結果

 どんどん上昇しています。福島は東北有数のブロッコリーの産地です(19)。冨岡町が避難指示が解除される春にはシーズンとなります(20)。福島県冨岡町産ブロッコリーも立派な「福島産」です。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を検査してくても、検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 これでは福島の皆さんは心配だと思います。
 今度の日曜日(1月15日)はイチゴの日です(21)。福島でもイチゴ栽培が盛んだそうです(22)。産地の一つに福島県白河市があります。同市のイチゴは甘くて新鮮だそうです(23)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(24)。でも、福島県白河市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません 。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県白河市のスーパーのチラシ
 (25)を引用
 図―4「 福島産イチゴが無い福島県白河市のスーパーのチラシ


 当然の結果です。(=^・^=)も福島県白河市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1015報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2016年)―デタラメな検査で安全とされる福島産―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:320KB) 中のNo293」
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)トピックス | JAふくしま未来
(10)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(11)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(12)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(13)松川町金沢 - Wikipedia
(14)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(15)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「アサツキ、アサツキ(施設)にチェック入れ、1月11日に検索
(16)農作物自主検査 | 農業 | JAふくしま未来
(17)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(18)富岡4月1日避難解除方針 政府、町議会に提示 | 東日本大震災 | 福島民報
(19)福島県産 ブロッコリー — 浦和中央青果市場株式会社
(20)ブロッコリーの季節がはじまりました〜♪ | ふくしま 新発売。
(21)1月15日 いちごの日|なるほど統計学園
(22)福島県オリジナル品種「ふくはる香」をお見逃し無く! | ふくしま 新発売。
(23)表郷地域の特産品 | 白河市公式ホームページ
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(25)チラシ - ホーム
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  1. 2017/01/11(水) 19:44:48|
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